奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

今季最低の前半から一時リードも(ホーム・カマタマーレ讃岐戦)(2024年第34節)(24.10.26)(171)

現地観戦でした

久々の現地観戦でした

讃岐のマスコットが来てて(脳が卵黄でできてる)

問題:後半ATの失点は今年何試合目でしょう?(答えは本文中で)

 

スターティングメンバー

3421→3412に変更。前を2枚にして、シャドーを1枚削る。失敗でした。

守備時は532。フォワード二枚(19松本、15パトリック)が2トップになって、中盤の31岡田(優)、14中島、25神垣が2列目(3)になるんですが

14賢星と25神垣が一列上がるのに時間がかかり、2トップの後ろがスカスカになる。19松本と15パトリックがどのタイミングでプレスを開始するのかもイマイチ分からなかった。「相手ディフェンダーにプレスする作業」の練習をだいぶやったみたいだけど、何度やってもはまらない。作戦ミスだ。

 

後半は15パトリック→9酒井にして、酒井はシャドーにしました。

 

得点シーン

PK判定→失点

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この失点の責任の9割は、96マルクです。

 

PK判定になったのは、ノーゴール(ボールは入っていない)+ペナルティエリア内でファール(足を引っかけた)という判定です。23小谷のハンドなら、主審は23小谷を見ながら、ハンドのジェスチャーをします。今回はGKマルクとずっとしゃべってます。23小谷は関係ない。

 

「責任の9割」と言ったのは、PKとは関係ない、PKのもっと前のプレー選択です。

5太誠が96マルクにバックパス

96マルクが受けた瞬間。右CB22生駒が空いてます。23小谷、40吉村とも、22生駒(右サイド)にパスを出すよう指示

たしかに右サイドに相手選手はいない

96マルクは切り返して左サイドを向きます。手を上げてるのは25神垣。空いてるのは空いてるけど、パスをカットされそうな場所

96マルクのミドルパスは相手に通り、ショートカウンターに

正面~右にディフェンダーがいない。22生駒が出てきました

22生駒がいなくなったスペースに相手6が走り込んで、PK判定の場面に続きます。

 

判断を間違えた理由もだいたい分かります。キーパーは試合前の指示通りにやろうとして、他の選手は、現場の位置関係から(正しいと思われる)判断をした。

 

この試合、映像を見ても芝がボコボコ。現地で見ててもひどかった。芝が傷んでる箇所を網がけしました。タッチ際、ゴールライン際、ゴールエリアがひどい。

特に厳しいのが、赤にした部分。GKから右サイドにグランダーのパスを出すと、失速して/ボールが不規則に弾んで、パスが失敗するか、パスのもらい手が厳しいプレスを受ける。奈良・讃岐とも、このエリアは浮き球で対応してる。

マルク「生駒が空いてる?あそこは芝がダメだ。パスしても収まらんし、どうせ相手に捕まるやろ。左サイドにしよっと」

 

視界にいるディフェンダー全員が「右」といったら「右」だろ。

 

前半は、GKから右サイドにパスを出さないよう意思統一をしてたんだと思います。キーパーからのショートパス自体もなかった。ただ、一方のサイドを使わず45分乗り切るのは無理だ。試合が始まって40分経ったなら、その辺は選手間で決めてほしい。讃岐の選手が右サイド(22生駒の側)にいないのは、讃岐もこのエリアのプレーを捨ててるからです(奈良はどうせ使わない=讃岐も人を割く必要がない)。

 

もう一度どうぞ。

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この日のロートFフィールド奈良は、帯状に芝が剥がれてました。ラグビーや砲丸投げの痛み方とは違う…一体何をやったんだろう。以前、ヤンマースタジアム(長居)でMr.Chiledrenのライブ後に試合があって、ステージの形状そのまま芝がめくれてました。鴻ノ池でスタジアムライブ?

1点目

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クロスをあげるのも、合わせるのも、すごく難しい。今のロートFだと、パスは減速しながら不規則に弾む。二人ともJ2歴があり、ボール扱いが上手い。

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この映像などを参照。40吉村がシュートした後、綺麗に回転がかかってる。コントロールショットだ。もう一度どうぞ。

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2点目

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49下川→31岡田(優)のホットライン。相手66がクロッサー対応がよくないので、いいパスが入った。岡田(優)のドリブルは、対応した相手3は、視線がボールに行っててシュートモーションに入ったのが見ててないみたい。芝が荒れてたので、前進が止まった時点で仕掛けるつもりだったのかな。もう一度どうぞ。

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生駒レッド(イエロー2枚目)

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ドリブラー11吉田源太郎の大仕事。ファールをもらう、イエローを出させるのも、大きな貢献です。40吉村が抜かれたので、22生駒がファールで止めてしまった。22生駒のイエローは2枚とも妥当です。2人ともスタミナ切れだった。後半28分。あと2~3分で交代だった。

 

失点

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(答え)後半アディショナルタイムの失点は今季6試合目、うち5試合がドローです。

2節 長野 後半49分 1-1
6節 讃岐 後半51分 1-1
7節 金沢 後半50分 3-3
18節 沼津 後半48分 0-3 ←これだけワンサイド
29節 宮崎 後半51分 2-2
34節 讃岐 後半47分 2-2
奈良の得点は2試合。来季は逆にしよう
22節 FC琉球 後半49分 岡田(優) 4-1
23節 沼津 後半49分 百田 2-3

 

感想

AIが考えてくれたタイトル→「失点の瞬間を体験!生駒レッドの悔しさ #PK」

 

アンケートを取ったら、予想通りな結果が出ました。

前半がひどかったし、現在のチーム状態、退場者が出たのを考えれば、引き分けでも「やや不満」くらいです。

いつもの「ゴール期待値」、まあこれくらいでしょう。

この試合(ホーム讃岐戦)の前半のプレーエリア。あんだけボコボコにやられててなお、右CBにボールを回してないし、讃岐は左の吉田(源)、奧田にアタックさせてない。(ドリブラーなら、コーナー付近まで進んでからクロスを出す…けど、もっと手前でパスしてる)

 

参考までに、前節(アウェー八戸戦)前半のプレーエリア。こっちでも使ってないです。攻撃でビルドアップをやらないので、ボールに触ってない。守備でもあんまし攻められてない(敵味方ともチャンスが少なかった)ので、プレーすることがなかった。

 

福島ユナイテッドFCの試合映像を見ると凄そうに見えますが、ロートFだとパスサッカーは無理です。実力の半分も出せないのでおそらく互角。

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競技条件がここまで違うと、別の競技だ。奈良クラブもパスサッカーのはずが、ホーム”ディス”アドバンテージで、パス作戦を封じられてます。来季こそ、何とかしてください。奈良市さん(昨年も春先が酷かった)。

パス150本以下ってパスサッカーじゃない。残り4試合のうち、条件が整った1試合だけでもいいからパスサッカーで頑張って欲しい。もし残留できても説得力がないよ。

 

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松本ケンチザンガへのロングボールは効果があるのか(アウェー・ヴァンラーレ八戸戦)(2024年第33節)(24.10.20)(170)

チャンスの少ない試合

アウェーで相手のサッカーに合わせてプレーし、0-0の引き分け。両チームとも、チャンスもほとんどありませんでした。

↑画像はクリックして拡大を

 

ゴール期待値(チャンスの質の合計)0.49は相当少ない。チャンスが多い(=得点の臭いがする)試合は、数字が大きくなります。

 

ゴール期待値が0.50を割ったのが、過去2年で3試合ありました。他の2試合ではちゃんと点が取ってます。

一つ目は、1ヶ月前の宮崎戦。掘内ミドルと岡田優希の個人技で2点。

 

二つ目は、昨年のアウエー・八戸戦の得点。知る限り、J昇格後で一番チャンスが少ない試合でした。チャンスでもなんでもない場面で1点取れれば助かりますよね。昨年の八戸戦では、当時のエースがゴールを決めました。

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チャンスを得点に変えるのが、いわゆる「決定力」です。去年のエースは、こういった理不尽なゴールをたくさん決め、一人でチームを勝たせました。今年の31岡田優希も、そういうゴールをたくさん決めてます。

 

ハイライト

得点がなかったので気になったシーンを

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ポスト直撃。画面奥のサイド(奈良の右サイド)のシュートコースが切れてるので、見た目ほど危険なシーンではありません。ゴール期待値0.10くらい。

 

八戸のリアクションが早い。誰かがシューターの前にスライディングして欲しい。

 

松本ケンチザンガの使い方

移籍して数試合して、GKのターゲットになる場所が右になりました。右利きでクロスが入れやすいのと、左サイドにするとボール回収役が31岡田優希になって、その後の攻撃に支障が出るのが理由だと思います(31岡田優希は、パスを出すよりパスをもらう方がいい)。

 

19松本は、この試合はあまりパフォーマンスが良くなかった。相手のCB(19近石)は180cmで、J3レギュラー平均くらいの選手。風が強くてロングボールをうまく使えなかったからだと思う。

 

ロングボールのターゲット以外でも、右に流れてクロスを入れる場面が多い。クロスがかなり酷いので、もっと練習して欲しい(CFがクロスを入れる場面はそこそこ多い)。

 

マツケンは8試合連続先発でゴール・アシストともゼロ。結果が出ないならFWとして0点。それでも使い続けるほど、絶対的な選手ではない。一度スタメンから外してほしい。15パトリックも17百田もいるし、9酒井が復帰した。

 

9酒井の復帰戦。相手へのチャージのきつさもフィジカルの強さも、昨年と変わらなかった。右シャドーで使っていた。守備がうまく、CFが適正ポジションだと思う。先発に戻れるかは、今後のコンディション次第でしょう。

 

クロス要員で6寺島を入れたら、試合終了間際に左足首を痛めて交代。かなり痛い。

 

國武の出番が減っている理由

ヒートマップ - 松本 ケン チザンガの一覧 | SPORTERIA

↑みたいな検索をすると、色々と発見があります。國武のプレータイムが急に減ったのも

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ここ3試合はプレーエリアが完全にサイドの選手になってる(特にここ3試合)。サイドに要求されるのは、スピード、ドリブル、クロス精度のどれか。國武は典型的な中央の選手(スペースを見つける・作るのが上手い)で、1:1で打開する選手じゃない。このタスクなら、43田村か39嫁阪の方が適任。

 

戦術が変わって適正ポジションがなくなった、よくある風景です。これが嫌なら、國武に合わせて戦術を変えさせるくらいの選手にならないと。

 

感想

八戸のホームスタジアムは、花園並に芝がボコボコ。パスサッカーはまず無理です。八戸がダイレクトサッカー(縦にロングパスを入れて、競り合いを頑張る)をやってる理由の一つです。

 

いつものパスサッカーが出来ないので、相手の土俵で勝負しないといけない。八戸戦、FC大阪戦とも、アウェーは同じ状態です。

 

この日は、芝の状態がまずまず。しばらくGKからロングボールを入れてて、前半27分にビルドアップ(ショートパスで繋ぐ)にトライしましたが失敗。まだロングボールに戻りました。

 

23小谷のパフォーマンスがちょっと。ここ4試合連続先発、その4試合で一番悪かった。それまでの29試合で先発3(出場8)。手で無理に止める癖があるのと、後半に入って集中力が切れるのと。この試合はハイボールの処理をミスして、大事故になりそうだった。CBが足りなさそうだし、最終盤で戦力になるのは分かる、それだけに早めに休ましてほしい。

 

来季の契約が気になる時期です。それ以前に来季の監督がどうなるか未確定なので、考えるのはもう少し先かな。心配していた40吉村が復帰、パフォーマンスが上々だったのでどうするか。

 

降格圏を脱出

この日の引き分けで18位に。「引き分けで十分」と言える時期ではありませんが、苦手な戦い方なのに善戦していました。こういう勝ち点の拾い方は大事。

 

ラスト5試合。いわての20位がほぼ確定、19位(入れ替え戦対象)は他の3チームから。最終節まで分からなくなりそう。

 

ここでだけ言いますが、最終節・ツエーゲン金沢戦はアウェー遠征をします。いまのところ「金沢がプレーオフ圏外(順位がどうでもいい)」+「奈良が残留確定してない(負けると入れ替え戦)」可能性が高い。観光より観戦、観戦より応援の比重が高くなりそうです。

 

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ホームの生駒山ダービーに敗戦。入場者数は3951人(ホーム・FC大阪戦)(2024年第32節)(24.10.13)(169)

基本フォーメーション

CBは小谷、大誠、澤田の3人。掘内は怪我。伊勢は…また使わなくなった?

 

3澤田が肩を痛めて、前半8分で交代。3澤田は試合開始から相手34に狙われてた。最初10分さえ凌げれば圧力は弱まったかもしれないが、おそらく凌げなかったので、どのみちHTで交代だったろう。

 

FC大阪は武井が出場停止で芳賀に。ボールを持ってパスを繋げる、FC大阪では貴重な選手です。たぶん伝わらないと思うけど、戦力への影響が大きい。

 

得点シーン

最初に結論から

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・怪我人が出た(正確にはFC大阪のファール)

・一人少ない

・攻撃・守備ともに、いるべき場所に人がいない

・誰かカバーしようぜ

・FC大阪の増田はうまかったね

接触→数的不利

39嫁阪と23秋山が接触。顔に二の腕が入ったようです。両選手ともボールだけを見ていたので、カウンター(ボクシング用語の方)で入りました ※赤字部分は修正

単純な「ファールの見落とし」です。ファールになっていれば、いい位置でのフリーキックでした。これは通常のファールプレー(せいぜいイエロー)なので、VARの対象外。VARがあっても一緒です(VARの対象=得点、PK、レッド、人違いの4種)。

 

攻撃編

奈良クラブの攻撃。相手のCHをつり出す→CBから裏に縦パス。31岡田優希が抜け出します。いい攻撃です ※赤字部分は修正

マークがついたので、31岡田優希がカットイン。このちょっと前に、嫁阪が倒れてます。

「この位置で4人に囲まれてボールを取られるシーン」なんか、Jリーグではまず見ない。こういうミスはしないチームなので、ずっと理由を考えてた。

41森田がここに立ってる。赤で囲ったあたりに回れば、ボールを逃す先があるのになんでだろう。下の絵だと、灰色の丸のあたり ※赤字部分は修正

ここでボールをもらえば、誰もいません。いいミドルが打てそうなエリアです。

 

右のシャドー(39嫁阪)が倒れて、左のシャドー(31岡田優希)がカットイン(中央に向かった)。周囲に人がいません。31岡田優希は(39嫁阪が倒れた前後)ずっとドリブルしてるので、誰がいないのか分かりません。

 

31岡田優希が中央に来てしまったら、(サイドにいる)49下川・11西田がサポートにくるか、(中央にいるはずの)41森田・25神垣がパスコースを作るか。41森田が右サイドに回れば、だいたいの問題は解決していました。というか今の場所にいてもやることがない。

 

31岡田優希は、数的に不利・配置も不利だと分かれば、一度サイドに出すか後ろに戻して、1人上がってくるのを待ったと思います。配置が悪ければ作り直すというのがチームのルールです ※赤字部分は修正

ボールをとられてイーブンボールに。41森田はほとんど反応してない

ここからが19増田の出番です。今日は良かった。試合を通じて、西田をカモってた

22生駒はCBです。なんでこんなところまでボールを取りに来てるのかといえば

そのエリア(嫁阪の穴)をカバー出来るのが右CBしかいないので、ダメ元でもチャレンジしないとやばい。イエローをもらってもいい。

このターンはうまかった(何度もリピートした)。生駒は、ボールは取れなかったけどナイスチャレンジ。

(ここまでのまとめ)

攻撃 嫁阪がいるべき場所に誰もいない→ボールを取られた

守備 嫁阪がいるべき場所に誰もいない→CBがつり出される→剥がされてカウンターに

守備編

速攻になりました。最前線では1:2、後続まで考えると4:2。後続が追いつくタイミングで勝負するチームの方が多い?

5大誠が23小谷に、外へ開くよう指示。23小谷が43西村を担当して、自分が34古川を抑えるという話。「後続がくるまで待つ」なら、確実にパスが通るよう、サイドに出します。

図示しないけど、小谷の体の向き、顔の向きだと、ボール・43西村の二つしかみえないので、大誠に向けてパスを出されるとボールが見えません。

小谷は「外に体を向けてスピードを緩めた」という状態で、移動はしてません(説明の都合です)。FC大阪側から詳しいコメントが出てます。

(FC大阪・19増田隼司)

自分たちは非保持のときにカウンターが有効になると分かっていました。ルーズボールが来たときに良い感じでターンできたので、前を向いたら(西村)真祈が多分左で、(古川)大悟が右にいたと思うのですけど、真祈に出すだろうとみんな思っていたと思うのですけど、あの動きがあったので、ちょっと大悟のところが薄くなっていた。そっちに出したら大悟がうまく決めてくれたので、良かったです。

【公式】奈良vsFC大阪の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第32節:2024年10月13日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

奈良側が「43にパスが出るぞ」と前振りをしてるので、それを読み取って、もう一人のフォワード(34)にパス。

このコース。パスもうまいよね

34古川から見れば、5大誠さえ交わせばキーパーと1:1

34古川大吾の股抜きもうまかった。かなり難しいシチュエーションを一発で決めた。これぞエース。

 

何度か見直すと、色々な要素が入った、面白いシーンでした。「配置を失敗」はうちのチームではあまり見ません。嫁阪がファールをもらえなかったのは置いといて、あとはFC大阪がすべてうまい。ただ、あのファールは取ってもらいたかった。発生した位置が悪かった。審判間の担当エリアの境目です。

 

あと2回くらいどうぞ

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試合展開

GKからはロングボールで松本がターゲット。全然繋がない。相手に合わせる、作戦を変えるのはいいけど、やり方をかえて負けたら監督のせい。

 

11西田と相手19のマッチアップが完敗だった。前半の37分間、よく失点しなかった。ハーフタイムで西田を左右逆にした(=適正ポジション・左に戻した)ら、相手19も交代の都合で左右逆に。1:1でやられ続けることに。

 

ハーフタイムに20國武→39嫁阪の交代。この日は、松本のこぼれ球回収(+ヘディング)要員のように思えた。國武自体はよかった。後半ラスト10分に嫁阪が動けるよう、投入するタイミングを調整していたか、嫁阪のコンディションの問題か。

 

引いて守ってた&前の人数が少ないので、相手のCBにプレッシャーがかからない。相手の23番のフィードがよかった。

 

25神垣と41森田が2ボランチ。二人のボールを触る回数を見れば、なぜ25神垣がレギュラーで41森田が控えなのかすぐ分かる。2ボランチで後ろに立つ人の立ち位置って、ああだっけ。相手を牽制する役割だけど、相手からあと2~3歩離れないとパスが通らない。

 

西田を前半から使ったので、ベンチにサイド(WB)の控えがいなくなった。後半の攻撃を考えると痛い。

 

痛い敗戦

6/16の生駒山ダービー(第15節、花園)のあと、17試合で2勝8分7敗。そりゃ19位でしょう。 ※直近4ヶ月は、どこで切り取ってもこういう成績

 

奈良クラブ 2024 マッチレポート | 10月13日 vs FC大阪 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

 

攻撃のスタッツは、奈良クラブの方がやや上回ってます。チャンスは作ってるし、士気の高さも感じる。点が入らなかったのは、相手のキーパーが良かった。無得点で負けたので説得力はないけど、点さえ入れば、1勝できればムードは変わると思う。

 

失点シーンは判定の問題はあるけど、状況がわかってる人が適切なカバーをしていれば乗り切れた。プレーを切って、怪我人の治療をさせるのも、対応の一つ(数的不利のまま攻撃するよりはマシだ)。

 

苦しい局面こそ、エースの個人技だ。次節に決勝点を決めた選手が真のエース。17百田真登、次節はハットトリックや。

 

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よく守った。首位・大宮アルディージャから勝点1をゲット(ホーム・大宮アルディージャ戦)(2024年第31節)(24.10.5)(168)

後半AT・生駒のシュートブロック

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一応説明しますが、「見たまま」です

19松本がこぼれ球を拾い、ドリブル

トラップが大きくなったところを大宮4がインターセプト。

大宮4市原は、今年J3で見た中で一番いいCBです。中くらいのチャンスを2回潰されました(CBのスーパープレーはハイライトに入らない)

大宮のショートカウンター

大宮が右シャドーにパス。22生駒が対応

22生駒が足を攣って倒れます

ラスト3分で奈良ボール。ロングボールで攻める時間帯です

49下川から31岡田優希へのパスはカットされます

大宮のショートカウンター

3バックのうち2人が動けてない+生駒が負傷。実質0(=3-3)バック ※この箇所を修正

22生駒が復活

シュート

22生駒はシュートをブロックして倒れ、そのまま交代しました。もう一度どうぞ

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(終盤の危ういシーンでは、魂と執念の見えるカバーがありました)
(生駒)そういう執念のような部分、「負けたくない」とか「はい上がりたい」という気持ちはずっと積み上げてきたものなので、それを出すことができたと思います。それを一番学んだのは中学・高校の6年間でしたし、それが今日も含めたサッカー人生に生きているので、その頃の監督たちに感謝しています。

【公式】奈良vs大宮の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第31節:2024年10月5日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

(大宮・長澤監督)

最後の最後にこじ開けたのですが、相手の執念の方が上回ったんですかね、GKも抜いたんですがあそこからDFがもう1人出てくるという意味では、相手ながらすばらしい執念というか我々も見習わなければなと感じました

明治安田J3リーグ 第31節 奈良 vs 大宮|大宮アルディージャ公式サイト

バテても走れる、何が何でも止めようとする、生駒の良さが出たシーンです。低迷してるシーズン、引き分けの試合。すぐに忘れられると思います。今季の名シーンベスト3に入るし、もし勝点1差で残留したら生駒のおかげだ。

 

一応書きますが、一度ピッチ外に出て(インプレー中に)戻るなら、1)主審の許可を得て、2)サイドラインから戻る必要があります。ゴールラインからは戻れません。短時間、負傷で外に出たのが明らかなので、文句を言う人はいないでしょう。

 

一番のチャンスシーン

出典:J3 第31節 奈良 vs 大宮 ゴール期待値 | SPORTERIA

 

うちにゴール期待値0.6相当のビッグチャンスがあったらしい。PKでも0.7なのに(中継だと分からなかった)。数字上はほぼ互角の戦い…そうだっけ?

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決定的なチャンスシーンを見てみましょう。中盤上手く繋いで、ボランチ41森田からWB49下川へパス。

位置関係は、中央に31岡田優希、マークは大宮4市原。ファーサイドに19松本と大宮5浦上。

中央にクロス。大宮のクロス対応はゾーンっぽい。

最初のシュートは、31岡田優希ヘディング。むっちゃうまかった。

 

CBの死角に一度消えて、前に入ってワンタッチで押し込む。岡田優希は相手を背負うプレーもうまいし、CFもやってた(前線のポジションは全部やった)というのは本当みたい。身長(172cm)はあまりないけど、ポストプレー自体はパトリックよりうまい。

 

ゴール期待値が0.1を越えてるので、かなり大きいチャンス。普通のシュートは0.03とか0.05とかです。

 

2本目のシュートは、19松本ケンチザンガ。

ゴール期待値0.6って「ほぼ確実に1点取れる」チャンスなんやけど本当かな。最大のチャンス(PK)でも0.7です。ボールに触れば1点入る、ってこと?といっても、マークが前について(大宮5が上手い)かなり難しい。1本目のヘディングの方が可能性があったように見えた。

頭を抱える両ストライカー。大宮相手だと、一発で仕留めないと勝てない。もう一度どうぞ。

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感想

4連敗で監督交代のあと、5連続引き分け。

 

言いたいことは色々あったが、後半ラスト10分を繰り返し見たら「よく頑張った」「価値ある引き分け」以外の感想が浮かばなくなった。フル出場の3澤田、5大誠、ほぼフル出場の22生駒はよく頑張った。実力差が大きくて対策がうまく行かなかったときは、気持ちで戦うしかない。そういう試合。

 

大宮の選手は全員すごいけど中盤・前線がとくにきつい。90オリオラサンデーと交代で9ファビアン・ゴンザレスがはいってくるなんて反則や。

 

J3でもたまに「本物」が現れて、こちらのプランが使えなくなる。CB4市原もしんどかった。全部うまいけどクロス対応が特にすごい。19松本の個人技が効かなかったのがつらい。市原はU-19の主将。ロス五輪にも出ると思います。

 

41森田は今季初先発。8掘内と14賢星が故障みたいなので、チャンスが巡ってきました。もう10月だし、残留(レンタル終了→買取)するならそろそろ判断しないと。いいプレーはいくつかあったが、お金を払ってわざわざ…というのが

 

3澤田は十分戦力になってる。フィードもうまい。前監督時代は、ラインの上げ下げで体力を削られて動けなくなってた。今日もバテてたけど、最後まで通常のDFくらいは動けてた。

(中田監督)

前半はミラーになっているところで1対1で目の前の相手にボールをしっかり守るだったり、1枚をはがす意欲のない選手が見受けられた。

中田監督REVIEW【明治安田J3リーグ第31節】vs 大宮アルディージャ|奈良クラブ

國武?ハーフタイムで交代したのは、戦術的交代じゃない気がする

 

生駒のシュートブロックのシーンはテンションが上がるので、〆切間際にリピートすると効きます。こういうシーンをもっと見たい。

 

他人を気にするのは、ラスト5試合から。できることをやろう。今は勝つこと、勝点を取ることです。

 

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必死に凌いで引き分けに。4戦連続ドロー(アウェー・松本山雅FC戦)(2024年第30節)(24.9.29)(167)

メンバー

 

1)ボランチが8掘内・25神垣のコンビ

14賢星が外れたのはアクシデントだと思います。というのも、この試合はセットプレーで点を取る→逃げ切りのプランでした。ベンチに6寺島・39嫁阪がセットで入ってるときは、だいたいそうです。

 

キッカーをできるのが右利き・25神垣だけ。セットプレーのキッカーの質がイマイチで(松本山雅だと10菊井、6馬渡など:二人ともスペシャル)、有効なアタックができませんでした。オフはキッカーの補強もしてほしい。ちなみに、20國武のポジションに(移籍した)桑島を入れてれば、左でまあまあのキックが期待できました。

 

2)左WBに西田

左WBの49下川が出場停止で、11西田を起用。守備時は5バックのいちばん左が11西田になります。怖くて仕方がない。

 

11西田→31岡田優希のラインで崩してた…のは前半だけで、後半は3澤田に誘導。3澤田→41森田のパスをインターセプトされるのが多発してました。

 

3)CBに小谷

松本山雅の前4枚が強力なので、守備重視で選んだんだと予想。奈良クラブの3バックは両サイドのどちらかが飛び出す(残り2人で守る)ので、真ん中のCBは守るだけ。とにかく守るのが仕事(真ん中のCBが飛び出すルールのところもある)。ここは松本山雅対策というより、自チームの内部事情による編成に見えます。

 

得点シーン

失点

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山雅コーナーキック。ショートコーナー(17→10)。17がCKを蹴ったのは左利きだからです。10は右利き、J3屈指のキッカー。通常なら10がクロスを入れます

10→15にパス。15はゴール前フリーなのでシュートが打てます。

DFが詰めたタイミングで15→17(さっきのキッカー)にパス

受けてノータイムでクロス(シュート?)。クロスの質もよかった

直接決まりました。セットプレーの設計がいいのと、クロスの質が良かったのと両方。17山本龍はチームで3~4番手のキッカーだと思います。それでこのクオリティ。選手層が違う。

 

奈良クラブの対応は上々だと思います。相手が1枚上手でした。もう一度どうぞ。

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得点

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奈良クラブはキーパーから繋ぎます。8掘内から11西田へパス。31岡田優希が相手3枚をひきつけたあと、狭いところを通してます(結構難しいパス)

WB22生駒は一番奥。一番後ろから最前線までスプリントします。

 

前線(ハーフウェーラインより向こう)は3:4、数的不利です。5バックだとカウンターを仕掛けてもカウンターにならない。WBが最前線までダッシュするのが前提です。WBは攻守の要になる上に、消耗が激しいポジションです。

 

相手41は、一応トイメン(守備のマーク担当)ですが完全なFWです。守備力はあんまり高くなさそう。

11西田→31岡田優希の連携。効いてた。

22生駒はここまで走り、ボックスへ侵入。相手41も追いつきそうです。というより、相手41と22生駒の走る距離は一緒。もちろん追いつけます。

中に2人いますが、もちろん19松本がターゲット

こぼれ球を生駒がシュートします。

 

「ボールが跳ね上がってからシュートまでの間」相手41の動きを見てください。22生駒のうしろを回り込んで、ゴール前に戻っています。

理想の守備位置はここ。22生駒とゴールの間で、体が密着するくらい近い場所。

シュートはもちろん良かったけれど、シュートモーションに入ってる選手を放置すると、いいシュートを打たれる。

 

相手41は、31岡田優希がクロスを上げるあたりゴール前に回り込むまで、22生駒を見てない。ボールと、ゴールに戻ることだけを考えてて、相手選手がどこで何をしようとしてるのか、把握してないと思う。

 

「認知・判断・実行」の「認知」の段階。J3の失点シーンで「個人の認知」が原因なのは、想像以上に多いです。

ガッツポーズがかっこいいので、記念のTシャツを作って下さい。よく走った、いいシュートでした。

 

何枚か貼っておくので、興味のある方は見直してください。

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試合全体

「勝てそうな感じ」がほぼなかった。内容に納得してるサポーターはいるんだろうか。監督が変わって4試合目、そろそろ白星が欲しい(監督交代まで4連敗してたので、結果は上々)

(画像はクリックして拡大してください)

 

前半は拮抗、後半は圧倒される。全然攻められてないけど、ちゃんと守りました。 

掘内(森田)の周辺でボールを取られてます。ベンチから「蹴れ!蹴れ!」と指示が出てたらしいのは、この辺が原因です。この日、19松本ターゲットのロングボールはありましたっけ?

 

8掘内は左の足首?故障してから交代の判断までが早かった。試合前からコンディションが悪かったかも。次節大宮戦、不在なら痛い。

 

前半30分の奈良CKが面白かった。ボール前ブロック役がCKのキッカー方向にダッシュして、一人引っ張り出す。ニアにスペースができたところに2人飛び込んでヘディング。飛び込むタイミングが合わず、ゴールとはならなかった。「とっておき」をいくつか準備してたみたい。

 

だけどこの試合、コーナーキックは1回、フリーキックはあったっけ?「セットプレーで点を取る」には、敵陣まで攻め込んでファールをさせるか、敵陣まで攻め込んでコーナーキックを取らないといけない。敵陣まで攻めないとセットプレーにならない。

おまけ:5バック攻略法

どのシステムでも、構造上強いところと弱いところがあります。攻略法の定番はこれ、今回はバリエーションのこれを使ってる、途中でこう変えた、と分かればもっと楽しめると思います。

 

攻略法は大きく分けて3種類。この試合は(その1)を何度も仕掛けられて、何度もやられながらそこそこ押さえることに成功しました。

その1。奈良クラブの場合、11西田(WB)がボールにチャレンジする担当なので

WBが上がったタイミングで、残り4人が距離の調整をします。そのとき、手薄になった場所を攻める。5大誠がダッシュしてる時は11西田のスペースを埋めるか、ここに来た選手にプレッシャーをかけてるときです。

その2。WBが高い位置を取る場合、WBの裏が狙えます。11西田が上がったタイミングでここにスペースができるので、狙い所です。その1、その2は「サイドを動かす」「サイドから崩す」とか言います

その3。DFラインの裏を狙います。そんな簡単にうまくいきません。

 

松本山雅は、後半開始からCFが機能してないのを見て、CF(14安藤)を削って右SBに強力な駒(6馬渡)を投入し、個人技で崩し始めました。スペシャルな選手がいるとシステムの優位が無効化されるのは、サッカーの理不尽なところです。

 

次節・大宮アルディージャは理不尽な選手が7~8人います。次にロートFで対戦できるのはかなり先でしょう。個の力でねじ伏せましょう。

 

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勝てなかったのは実力通りだが、判定は確かに疑問 (ホーム・テゲバジャーロ宮崎戦)(2024年第29節)(24.9.22)(166)

下川の退場

自分が主審なら2枚目のイエローを「遅延行為では」出さないです。遅延行為のイエローを出すこと自体はサポートできる(支持できる)ので、その説明です。

89:58 スローイン判定(奈良ボール)

90:06 笛1 短い プレーをしなさいという合図

90:08 笛2 長い (その2)

90:13 笛3 長い イエロー提示

90:26 他の審判から指摘、下川が2枚目だと気づいて退場に

「イエローをすぐに出した」という人とハイライトを作った人は、笛1、笛2を聞いてないんじゃないかな。大事なのはそっち。DAZNで見直してください。

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↑笛1笛2が削られたバージョン

 

笛1笛2「急いでね」→「分かってます、すぐやります」

 

このコミュニケーションがあれば、カードなんて出しません。笛2の段階で、奈良クラブ選手の反応は

下川 ボールはお腹の位置、スローイングを受けられる選手がいないので指示を出す

掘内 ソックスを直す

大誠? もらいにくる来るよう、下川から促される

90分を過ぎて長い笛→やばい、というのは、下川は分かっていたようです。誰ももらいに来ない方が悪い。そもそも「遅延のイエロー」はチーム全体に出されるもので、個人の悪行を処罰するものではありません。

 

主審の安川さんは試合を通じて、スピードアップを促す笛を何度も吹いてます(いつもやってたっけ>安川さん)。80分までプレーオンの笛を何度も吹いてたなら、90分を過ぎて同じことをすればイエローを出されても文句を言っちゃいけない。「前から言ってたやん」や。

 

ただ、安川さんは「下川はイエローをもらってない」と勘違いしていたんだと思います。その後もプレーを続けようとしてましたし。

 

「カードをもらってる選手には、しょうもないカードは出さない」というのが暗黙のルールなので、下川がむちゃくちゃ怒ってたのは分かります。怒るのが当然です。

 

↓の記事の解説で正解だと思います。うちの記事は重箱の隅をつついてるだけです。

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得点シーン

1点目・掘内J初ゴール

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ずっと望んでいた「アンカーのミドルシュート」が決まった。これで今日は勝てる!とみんなが思った。

 

失点

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ファーサイドに配置した24(183cm)にドンピシャ。キックの精度がよかった。

 

もう一つ。セットプレーだとニアサイドが狙われるので、ファーサイドに置く選手って、空中戦があまり上手じゃない人になる。この場合は14賢星。「ヘディングがきれいに決まったー!」という風に見えますが、上手い人が立ってたら「フリーじゃない体勢で打たせる」ところまでは行ったと思う。

 

賢星はサイズは大きい(180cm)けど、セットプレーオフェンスではキッカーをやってるから、空中戦の経験値が少ない。ディフェンスでも重要な場所は任されてません。

 

2点目

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これは個人技ですよね。岡田優希は他とレベルが違う。ゴール期待値は0.05くらい(20回に1回点が入る程度のチャンス)です。

 

失点

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下川が退場+相手GKが上がってた、で2人の数的不利。それに、GKマルクが相手に巻き込まれてプレーできなかった。

 

結論を言うと、31岡田優希のファール。相手のGKは被害者です。シュートが外れていればPKでした。

31岡田優希が相手GK(攻撃参加)の体をつかむ

→相手GKがゴール方向に移動する時、バランスを崩す

(岡田優希と接触してる段階で、前に転んでる)

→5大誠を巻き込む

→96GKを巻き込む

→奈良のキーパーがいない

→ゴールが決まる

ポイントは「相手GKがバランスを崩すタイミング」と「岡田優希の手・腕がどこに触れているか」です。主審は正面にいます。よく見てました。

 

映像が非常に分かりにくいので、キャプチャするともっと分からなくなります。動画を50回くらい見て、自力で確認してください。10秒のシーンを50回再生しても10分弱で終わります。

 

感想

(画像をクリックして拡大してください)

 

パス成功数212…全然パスやってない。FC大阪みたいなプレースタイルだ。

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ゴール期待値0.48vs1.96。数字上はボコボコにやられてる。キーパーが目立つ日ってそうですよね。堅守で逃げ切らないといけない試合でした。

 

詳しい方がいれば教えてください。生駒のプレーエリア・プレースタイルです。

 

生駒はSBだけど0.5~1列、中に入れてて「サイドライン沿いのプレー」をあまりやってません。サイドが本職じゃないから(中央の選手だから)でいいでしょうか。下川はいつも、サイドライン沿いにヒートマップが重なります。

 

下川、あれは怒る。2枚目のイエローが「遅延」は、ない。もっと抗議していいと思うよ。試合前にJ通算200試合出場のセレモニーをやった後で、翌週の松本凱旋もなくなった。

 

岡田優希が執拗に抗議して、自身にイエローを出されたタイミングで拍手してました。もうアディショナルタイムが過ぎてる(いつ試合終了になってもいい)んだし、猛抗議で退場になっても別にいいじゃないか。不当な判定から仲間を守ってるんでしょ。

 

ただ、こういうのはチームリーダーがやらないと。選手から審判にコミュニケーションを求めるのは、岡田優希だけ。審判は聞いたら教えてくれるから、もっと聞いた方がいい。損をする。

 

観客数1209名。雨の日、17位と19位の試合。「また」最後に追いつかれた。お客さんは正直だ。

 

残留できるかは、残り試合でどれだけ勝点を稼げるか。現在の順位にはあまり関心がありません。点を取って、いい試合をしてください。

 

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アウェー、蒸し暑い一日、荒れたピッチ。悪条件の中での引き分け (アウェー・AC長野パルセイロ戦)(2024年第28節)(24.9.14)(165)

はじめに

(画像部分をクリックすると、拡大・詳細が表示されます)

 

スコアは1-1。いずれもミス絡みです。得点の気配はしませんでした(ゴール期待値は、奈良0.56、長野0.68)。正直言って、面白くない試合でした。

 

ピッチがボコボコで蒸し暑い(気温29.1度、湿度76%)コンディション。引き分けで上々、誰も怪我をしなくて良かったなあという感想です。

 

基本フォーメーション

Jリーグ公式だと3-1-4-2になってる。攻撃時に2トップになってないのと、31岡田優希が低い位置でボールを受けてるので、攻撃時3-4-2-1が正しいと思う(詳しい方は教えてください)

(画像はクリックして拡大を)

 

この2人を「2トップ」というのは無理がある。横に並んでいても役割が全然違う。19松本は試合途中&攻守で機能(立ち位置)を替えてるみたいです。

 

2飯田はJリーグ初出場&移籍後初出場。

 

得点シーン

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試合を通じて、長野のトランジション(攻守の切り替え)がよかった。それ以上に、岡田優希のトランジションがよかった。こぼれ球やイーブンボールへの反応がこれくらい早ければ、他の選手ももっと点を取れる。

 

失点シーン

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見直したら面白いシーンだったので、今回はこっちを。

 

長野のカウンター。この位置からシュートを打ちます。ほぼボックス内だし、打てば入る角度。ここはシュートだ。

ディフェンダーに当たって、ボールは画面左奥へ

レギュラー組3人が同時にマークの指示を出します。人数・配置の確認と、2飯田にマークの指示。

 

ボックス内(ペナルティエリア内)ではフリーでパスさせない、打たせないのが重視されます。マンツーマン要素が強くなり、ゴール正面に+1にして、あとは1:1というのが多い。

 

これをゾーンにすると、フリーの選手にガンガンシュートを打たれるので心臓に悪い。

一番右。長野4は名古屋からレンタル中のCB、185cm。「ボールをくれ」としきりにアピールしてます。2飯田は180cmのWB(SB)、ヘディングさえを防げばいいので、サイズ的には上々です。二人とも最近レンタルされた(最近試合に出始めたばかり)せいか、端の方で指示される役回りです。

 

下の間延びしてるやつは、このあと20國武が下がってマークにつきます。

13小西がシュートを決めます。25神垣がいつのまにかマークを外してた。國武が13を見てると勘違いしてた?

長野13、奈良25の位置関係。25神垣はボールを見てます。マーク相手とボールが両方視界に入るよう、立たないといけない。

25神垣は首は何度か振ってます。13が自分のマーク相手じゃないと思っていたみたい。

 

ここはアウェーサポーター側のゴールだから、お客さんはいません。選手間で声をかけたら聞こえます。だれか気づかなかったんやろうか。

ここからは別の話です。33から19へのパス

赤の直線は、通常のパスの軌道。生駒がボールサイドに詰めて(なぜ前に出た?)、長野10がフリー。裏でボールを受ける動き

長野19がフリックしたので、手前方向に軌道が変わります。22生駒は釣られてます。このフリックはうまい。フリックした19杉井はCBです。

ボールホルダーに向けて戻ります。ボールホルダーはノーマークです。

シュートを打てる体勢です。25神垣が詰める。22生駒、25神垣からボールへの距離がほぼ同じだったので、2人ともチャレンジ。

偶然「2人でボールを奪う」形になった。ボックス内は1:1が基本なので、1箇所で人数をかける(2:1にする)と、どこかで足りなくなる。

長野6が頑張ってボール保持(これもファインプレー)。パス(こぼれ球)に長野13が反応

8掘内の反応が早かった。ゴール前で2:1にしていたので、1人はチャージしてもよい

シュート。同点ゴール。

 

確かにミスは絡んだ(特に生駒の動きが分からない)けど、「19杉井のフリックがうまかった」でいいと思う。視野の広いワンタッチパス。「ボックス内で人についてる」状態であれをやられると、一発で大ピンチになる。経歴を詳しく知らないけど、デカい中盤の選手をCBにコンバートしたのかな。

 

センターバックのキラーパスを見るのはいつ以来だろう。もう一度どうぞ

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試合全体

ボールロスト位置はほぼ敵陣。下がボコボコの時は、とにかく敵陣でプレーする。リスク管理はできていた。

攻撃の重心が後ろになってて、しんどい。

2飯田は後半開始から高い位置に。後ろは安定していたので、攻撃で1点取ってこいという修正でしょう。あまり存在感がなかったので評価は保留です。

最初でちょっと触れたが、岡田優希がボールをもらう位置がかなり後ろ、ハーフウェーラインくらいに下がってる。

適当に探してきたスタッツ。最初にもらう位置が一緒でも、前、中央に運べてない(左右、勝敗など色々違うので参考程度に)

右上の一番濃いところは、GKに競ってる場所です。松本は192cmあるので、相手が185cmでも179cmでも一緒です(前節は184cm相手に完勝してます)。高さで競るタイプより、技術で競るタイプに苦戦すると思います(目測とか押し方とかジャンプのタイミングとか)。

 

GKでのポストプレーをあんまりやってなかったのは…対策されてるから別の戦い方にしたのか、「そういうチームじゃない」のかどっちか。

 

パトリックも空中戦を頑張ってた。松本の影響だ。松本→嫁阪の交代も定着しそうで、前線はヘディング力重視の起用に。百田の出番は回ってくるのか?

 

ボール保持は安定してきたし、球際に競る習慣も戻ってきたし、あまり心配はしてません。順位は危険水域(18位)ですが、残り10試合で勝ち点15を取れば楽に残留できる、と考えましょう。長いシーズンも、ようやくラスト10試合です。

 

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