奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

向慎一キャプテンのインタビューが面白い:巻頭特集は"奈良クラブ"(Voyage創刊号)(032)

 

1.創刊号ですよー!

日本代表・J1などの頂点もいいけど

ピラミッドの頂点と同じくらい、サッカーの裾野を広げるのも大事だ。

サッカーを愛する人にスポットライトを当てよう。

 

…そんな感じのコンセプトで、新しい雑誌が創刊されました。

創刊号の巻頭特集は奈良クラブです。光栄です。

www.voyage-store.net

 

前の社長はマスコミに頻繁に登場していましたが、

現体制になってから大きく取り上げられたのは初めてかもしれない。

 

2.向キャプテンのインタビュー

奈良クラブからは、浜田社長、片山選手と向キャプテンの3名が登場。

面白かったのは向キャプテン。

話が盛り上がったので、2Pの予定が3Pになったそうです。

 

(抜粋)

(敗戦時のメンタルの切り替えという話題で)

自分が試合に関わっている時で言えば、

チームを代表して出場しているわけですから責任は感じます。

 

試合に出られなかったり登録外だった場合は、

その場にいられない悔しさがあり、

自分が出場してその結果を変えたいというモチベーションが

あります。

高校・大学・プロ・年代も競技も関係なく、

「キャプテンはキャプテンの顔してる」

「キャプテンは、キャプテンマークを付けてないときも常にキャプテンらしい行動をする」

のは、なるほどと思います。

(理想のキャプテン像)

2017年にキャプテンをやりはじめて(略)

自分の中でのキャプテン像というものは今も構築しているような

感覚があります。

 

一番考えているのは、チームが同じ方向を向いて進むことと、

自分がキャプテンとして何かを示していかなくても

個人個人が「矢印を自分に向ける」ことです。

 

※人に矢印を向ける=人を批判したり非難して

自分を改善しようという意識がない(要約)

JFLは、大卒の選手がステップアップの場所に選んだり、

運悪く契約先が見つからず、短期間過ごすことになったり、

故障がちの選手がキャリア晩年を過ごす場所だったり

選手ごとのモチベーションにばらつきがあります。

 

それに、チームが勝ったり負けたり(あんまり強くない)だと

監督の言うことを無視する人が出てきて、統率を取るのが

大変だと思います。

(向選手のプレー面での武器)

一番はプレーの中で自分が味方を上手く使う、自分も上手く使われること。

(略)

 

1人での打開をいつも狙ってるというよりも、

周りの選手と協働してチャンスを作ったりチームのピンチを防いだり

という所なので、周りの選手と連動するというのは

すごく意識している部分です。

向選手のプレーは何度も見てますが、

「主役になろう」という気持ちが(なぜか)伝わってきません。

 

プレイスキッカーもできるし

一瞬のスピードもあるし、ハードワークもいける。

数少ない元Jリーガーでキャプテンなんだから

決めにいってもいいのになーというのも、たまに。

大学を卒業しプロサッカー選手という夢を掴んだものの、

24、25歳と早々に2度も契約満了となってしまう。

それでも彼は、35歳となった現在も奈良クラブのキャプテンとして、

背番号10版としてプレーを続けている。

向慎一はなぜ長い間キャリアを積むことができているのか。

(リード文より)

向選手なら、元Jリーガーで現在JFLの選手。

「奈良クラブをJリーグに昇格するためにやってきた」が前提ですが

仕事をしながらのプレーですし、練習環境も見劣りします。

 

※フットボールセンター借りれないから練習場がないとか

(年1回くらいある)

 

この雑誌の特徴は、どのカテゴリの選手にも(たとえ6部相当でも)

得意プレーやキャリアの目標を聞いてるし、

普通は話したがらないこと(失敗談やコンプレックス)もちゃんと書いてます。

 

 

この雑誌は、インタビュー中心ですが、

面白いインタビューがいくつもあります。

 

どう聞けばどう答えてくれるか、

人と接する仕事の方には、参考になる部分が多いと思います。

(勉強になりました、今日の仕事にも生かしてます)

 

3.他に面白かったところ

他に面白かったところ

・金久保彩選手はぼんやりしたインタビューで、らしさが出てた

・コロナで渡米できないから地域リーグへ、という選手は

 やっぱり多い(片山滋永選手もそう)。そういう選手の今後も追いかけて欲しい

・SAGA LIXIL FCの橋口監督兼選手。

 ユース監督→指導者メインで一般企業に転職→現役復帰

・フットサルもビーチサッカーも、11人制サッカーとの境目は

 ちゃんとしてないんだなと

 

・元Jリーガーが豆腐・豆乳製品の移動販売を始める話が面白い。

(向選手インタビューの次にお勧め) 

 

Voyage 創刊号:サッカーに憑かれた者たち

 

浜田 満 (奈良クラブ)

向 慎一 (奈良クラブ)

片山 滋永(奈良クラブ)

桑島 瑠司(ビーチサッカー日本代表)

眞中 靖夫(境トリニタス)

金久保 彩(境トリニタス)

谷 秀一 (境トリニタス)

橋口 大樹(佐賀LIXIL FC)

飛賀 翔 (佐賀LIXIL FC)

神山竜一&中村北斗(元アビスパ福岡)

 

カラー32ページ

¥500 

年4回発行予定だそうです。

 

今号も、奈良クラブに関してはだいたい知ってますが

他のクラブ・選手に関しては、存在すら知らない…という状態です。

(地域リーグで地決に出ないチームは、ほとんど分からない) 

 

この雑誌の特性上、特集によって買う・買わない、というより

毎号買うのを決めて、何がくるかお楽しみ、というのが

ちょうどいいと思います。

 

年間パック3000円(寄付込みで)とかやってくれれば

加入しますので、先に制作費を回収するようなイベントを考えてください。

 

(最後に)

引用が長くなったので、ダメだったら連絡ください。

言われた部分を直します。

 

 

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Voyage 創刊号 - サッカー雑誌