今週はアウェーの東京武蔵野戦。
フリアン監督合流後の初戦です。
ホンダロックSC、刈谷に続いて、下位(降格圏内)との対戦です。
※東京武蔵野は、ここまで10戦未勝利(4分6敗)。
ネット中継に実況・解説がついてたので、見ていても快適でした。
(カメラが見切れる回数も少なかった)
1.今日のスタメン
片岡爽→ベンチスタート
田中奏一・森俊介→ベンチ外
森田凛 初スタメン
山本宗太朗 スタメン復帰
CB 小谷・平松のコンビ
今季の奈良クラブは、レギュラー級でも定期的にベンチから外れます。
前半は選手の見極めに充ててるのか、ターンオーバーか。
選手の能力自体は大差ないと思うので
2.試合開始~前半
東京武蔵野がガチガチに引いて、
こちらはボールを持たせてもらってる状態。
「カウンター型のチーム」というのは予想していたけど、
ここまで引いてくるとは(おそらく選手も)予想してなかった。
前半は、奈良のボールホルダーへのプレスもなかったので
金子雄祐が文字通りのアンカー。
金子雄祐がパスの起点になるのはTIAMO戦以来?
CBへのプレッシャーがなかった分、SBも最前線に。
右SBは金成純(田中奏一はベンチ外)。
この人は、キープ力が高い。スピードはあんまりない。
セットを組んでじっくり攻めるには向いてる(ような気がする)。
今日の「立ち位置がいい選手枠」は森田凛。片岡爽、片山滋永もこの枠。
この日も素晴らしかった。頑張ってる感が少ないのに
ボールに触れる回数が多い。
この日の森田凛は(特に後半)ミドルを積極的に打っていった。
点が取れればもちろん嬉しいんだけど、
DFが森田凛に引っ張られ始めると相手の陣形が崩れる。
ゴールはなかったけど、上々でしょう。次も続けましょう。
3.後半(得点シーン)
ハーフタイムの交代 (1)CB平松→飯田
だれでもビルドアップできる状況なので、優先順位が下がった
交代(2)FW浜田幸→吉田直矢
敵がこの布陣だと、浜田のポジショニングと運動量が生きないので
走り回るタイプに切り替え。
FWの吉田直矢、いいですね。久し振りの登場です。
前線でボールキープが出来るし、カットイン(サッカーで使うかなこの用語)に切れがある。
後半最初は桑島がワントップの1-4-1-4(に見えた)が、
途中から桑島が左ウイングに回って、CFが山本宗太朗。
そうだ、中がきつければヘディング勝負だ。
185センチの大型技工士、宗太朗の時代がきた。
(吉田直矢もCBの前に張り付いてた。たぶん2トップ)
山本宗太朗の同点ゴール。すばらしい。
今年のゴールの中では、TIAMO戦の小谷ミドルに並ぶナイスシュー!
桑島→長島滉大が左に運んで、柔らかいクロスでヘディング。
マークがついてなかった理由がよく分からない(中は2:1だった)。
相手DFは全員ボールを見てて、ゴール前の攻撃側の選手を見てない。
宗太朗が一度左に開いてからボックス中央に戻ったので、
あちらが気づかなかったのかな。
宗太朗のゴールを喜んでたが、よくよく考えれば
これは長島グローリーの仕事ではないか。
せっかくの190センチのFWだ。いるだけで相手はビビるぞ。
4.後半(失点シーン、その他)
失点シーンは、ボックス内でファール→PKから。
あっちが転んでファール(PK)を取りに来たように見えた。
少し厳しいけど、判定は判定なので仕方ない。
後半は、武蔵野のFW(交代で入った選手)が
前線からプレスしてくる場面が多くなった。
前半のように、引いて誰も前に出てこない状態ではなくなった。
ボランチ・SB・CB間のパスが乱れてインターセプト、
相手のショートカウンターを食らう場面も。
(ここは練習で精度を上げていこう)
5.まとめ
プロスポーツの世界に、魔法の杖はありません。
急を取り入れれば急激に良くなることはありません。
この3戦、もっとこうすれば勝てた…というのはいくつも思い浮かびますが
刈谷→武蔵野に関しては、向上する芽がいくつも見えました。
東京武蔵野戦は、後半から攻め方を整理して、
決定機をいくつも作っていました。フリアン合流の効果?
後ろから・サイドからハイボールを入れて空中戦、というのも
桑島がしつこく裏抜けを狙うのも、森田凛がミドル打つのも、
刈谷戦では出来てなかったことです。
(宗太朗がフリーになったのは、たぶん桑島の動きが効いてる)
シーズンは長いです。まだ10試合終わったところ。
ここから22試合。3分の1も終わってません。
先は分からないじゃないですか。
現状はあんまり良くないですが、
明るく楽観的に、適度にいいかげんに、サッカーを楽しもうかと思います。