奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

山本宗太朗のヘディングゴールは美しかった(vs東京武蔵野ユナイテッド)(第12節:21.6.12)(036)

 

今週はアウェーの東京武蔵野戦。

フリアン監督合流後の初戦です。

 

ホンダロックSC、刈谷に続いて、下位(降格圏内)との対戦です。

※東京武蔵野は、ここまで10戦未勝利(4分6敗)。

 

ネット中継に実況・解説がついてたので、見ていても快適でした。

(カメラが見切れる回数も少なかった)

 

1.今日のスタメン

片岡爽→ベンチスタート

田中奏一・森俊介→ベンチ外

 

森田凛 初スタメン

山本宗太朗 スタメン復帰

CB 小谷・平松のコンビ

 

今季の奈良クラブは、レギュラー級でも定期的にベンチから外れます。

前半は選手の見極めに充ててるのか、ターンオーバーか。

選手の能力自体は大差ないと思うので

 

2.試合開始~前半

東京武蔵野がガチガチに引いて、

こちらはボールを持たせてもらってる状態。

 

「カウンター型のチーム」というのは予想していたけど、

ここまで引いてくるとは(おそらく選手も)予想してなかった。

 

前半は、奈良のボールホルダーへのプレスもなかったので

金子雄祐が文字通りのアンカー。

金子雄祐がパスの起点になるのはTIAMO戦以来?

 

CBへのプレッシャーがなかった分、SBも最前線に。

右SBは金成純(田中奏一はベンチ外)。

この人は、キープ力が高い。スピードはあんまりない。

セットを組んでじっくり攻めるには向いてる(ような気がする)。

 

今日の「立ち位置がいい選手枠」は森田凛。片岡爽、片山滋永もこの枠。

この日も素晴らしかった。頑張ってる感が少ないのに

ボールに触れる回数が多い。

 

この日の森田凛は(特に後半)ミドルを積極的に打っていった。

点が取れればもちろん嬉しいんだけど、

DFが森田凛に引っ張られ始めると相手の陣形が崩れる。

ゴールはなかったけど、上々でしょう。次も続けましょう。

 

3.後半(得点シーン)

ハーフタイムの交代 (1)CB平松→飯田

だれでもビルドアップできる状況なので、優先順位が下がった

 

交代(2)FW浜田幸→吉田直矢

敵がこの布陣だと、浜田のポジショニングと運動量が生きないので

走り回るタイプに切り替え。

 

FWの吉田直矢、いいですね。久し振りの登場です。

前線でボールキープが出来るし、カットイン(サッカーで使うかなこの用語)に切れがある。

 

後半最初は桑島がワントップの1-4-1-4(に見えた)が、

途中から桑島が左ウイングに回って、CFが山本宗太朗。

 

そうだ、中がきつければヘディング勝負だ。

185センチの大型技工士、宗太朗の時代がきた。

(吉田直矢もCBの前に張り付いてた。たぶん2トップ)

 

山本宗太朗の同点ゴール。すばらしい。

今年のゴールの中では、TIAMO戦の小谷ミドルに並ぶナイスシュー!

 

桑島→長島滉大が左に運んで、柔らかいクロスでヘディング。

マークがついてなかった理由がよく分からない(中は2:1だった)。

 

相手DFは全員ボールを見てて、ゴール前の攻撃側の選手を見てない。 

宗太朗が一度左に開いてからボックス中央に戻ったので、

あちらが気づかなかったのかな。

 

宗太朗のゴールを喜んでたが、よくよく考えれば

これは長島グローリーの仕事ではないか。

せっかくの190センチのFWだ。いるだけで相手はビビるぞ。

 

 

4.後半(失点シーン、その他) 

失点シーンは、ボックス内でファール→PKから。

あっちが転んでファール(PK)を取りに来たように見えた。

少し厳しいけど、判定は判定なので仕方ない。

 

後半は、武蔵野のFW(交代で入った選手)が

前線からプレスしてくる場面が多くなった。

前半のように、引いて誰も前に出てこない状態ではなくなった。

 

ボランチ・SB・CB間のパスが乱れてインターセプト、

相手のショートカウンターを食らう場面も。

(ここは練習で精度を上げていこう)

 

 

5.まとめ

プロスポーツの世界に、魔法の杖はありません。

急を取り入れれば急激に良くなることはありません。

 

この3戦、もっとこうすれば勝てた…というのはいくつも思い浮かびますが

刈谷→武蔵野に関しては、向上する芽がいくつも見えました。

 

東京武蔵野戦は、後半から攻め方を整理して、

決定機をいくつも作っていました。フリアン合流の効果?

 

後ろから・サイドからハイボールを入れて空中戦、というのも

桑島がしつこく裏抜けを狙うのも、森田凛がミドル打つのも、

刈谷戦では出来てなかったことです。

(宗太朗がフリーになったのは、たぶん桑島の動きが効いてる) 

 

 

シーズンは長いです。まだ10試合終わったところ。

ここから22試合。3分の1も終わってません。

先は分からないじゃないですか。

 

現状はあんまり良くないですが、

明るく楽観的に、適度にいいかげんに、サッカーを楽しもうかと思います。