東京オリンピック(終了)→プレミアリーグ開幕と
2021年の夏は忙しかったです。これからも忙しい。
奈良クラブの存在をしばらく忘れていた中、こんなニュースが。
1.コロナの集団感染
リリース、動画、ニュース記事は一通り見ました。
監督主導にしても
監督が言い出したので、事実上の選手全員参加
選手から表だっては断れないが、不満が出ていた。
要望は汲んで「テラス席で開催」となった。
ただ、監督はスペイン人。来日して2ヶ月そこそこだ。
すべての準備をやってる訳はないし、
監督が言い出してから実現まで、何人もが関わっている。
誰か止めろよ
コーチ・通訳・スタッフ。折衝に当たった、選手代表。
途中で立ち止まる地点は、何度もありました。
30人以上で動くとなると、 矢部さんやフロント側にも
話は伝わるでしょう(参加しないにしても)。
奈良クラブはフロントに感染者が出た経験があり、
ニュースリリースを出ています(リンクは貼りません)。
①懲戒処分
フリアン・マリン・バサロ監督: 減給10%(3カ月)
②クラブ全体での取り組み
代表の浜田満を含む、以下奈良クラブ所属常駐スタッフ(トップチーム・アカデミー・スクール・フロント)及びトップチーム選手:
2021年度シーズン中(2022年1月31日まで)に社会奉仕活動3日間(24時間)
(奈良クラブニュースリリースより)
クラブ全員で責任をとる案件だし
処分結果は(落とし所として)こんなものでしょう。
ただ、処分対象が「監督」から始まるのはおかしい。
監督より上の現場責任者(強化委員長、GMなど)または
クラブの最高責任者(社長)が
監督と同じ/もっと重い処分でないといけない。監督の監督責任だ。
社長もフロント組も全く知らなかった、
クラスターが発生して初めて会食を知ったなら、原因は監督の独断です。
だけど、聞いてたけど消極的にOKを出してたなら、組織全体の問題です。
情報は最初に全部
第一報から小出しに情報が出てる。
おおっぴらに言えないこと(会食)があるなら
最初に書いて欲しい。もしかして、把握できてなかった?
「30人の会食が原因だと保健所が発表した」
「本当の原因は分からない」
本音はそうだろうけど、情報を小出しにしたあと
奈良市は、これまでに関係者の感染が複数確認されていた市内の2か所の酒を提供する飲食店とスポーツチームでいずれもクラスターが発生したと認定しました。
「奈良クラブの選手がお酒を飲んでクラスターを発生させた」
と誤解しがちな、複雑な文章。
保健所の発表(3件:飲食店・飲食店・奈良クラブ)を
一本のニュースにまとめたのが原因。
「ちょっと待て、今まで隠してたな」と思うでしょ。これ。
2.応援してる・応援してないの前に
大人数での会食がダメだ、というのはほとんどの人が知ってます。
夜の居酒屋はもちろん、昼食での会話もNG。
クラスターのニュースは、新聞でもニュースでも
毎日欠かさず掲載されています。
8割 無条件でアウト(プロセス・結果が両方0点)
2割 事情は分かるが感染者がたくさん出たからアウト
(プロセスは30点、結果が0点)
というのが、私の評価です。今回のクラスター発生への。
サッカーのプレー以外の話でやる気を削がれるのも嫌ですし、
擁護しようのない話に無理して擁護しても、
誰も聞いてくれないし、自分への信用がなくなる。
ここから、周囲の話を聞いた感想です。
「ダメなものはダメ」というのが前提で
「では問題発覚後の対応は…」
「今後の奈良クラブには、まだまだ期待しています」なら分かる。
前提部分を飛ばして「私は奈良クラブを応援します!」と言ったら
「事実認識」や「反省」は、他の人から見えない。
「あんなに迷惑かけたのに反省してない」になります。
記者会見でも
発生した事実→謝罪→経過説明→再発防止策
という順番。謝罪までを飛ばして結論(応援してるよ!)だけ話すから
誤解を生む。
「クラスターを起こしたこと」に賛成の人なんて、いません。
サポーター内でも、スポンサー内でもそうです。
問題を起こしたあとは、色々な人が集まってきます。
「奈良クラブを攻撃してやろう」という人ももちろんいるでしょうが
「実際はどうなっているだ(純粋な疑問)」
「サポーターはどう受け止めているんだろう(様子を見に来た)」
など、あんまり関係ない人からどう見えるかも想像してください。
人物(団体)と行動を分けること、
事件・事故とその後の対応を分けるのは、基本スキルです。
3.それを踏まえて
今回のクラスター発生は初歩的なミスで、
たくさんの方に迷惑をかけています。
(週末に対戦する、FCマルヤス岡崎MIOびわこ滋賀さんも嫌でしょう)
※対戦相手が間違っていたので修正(21.8.18 12:50)
今回の記事を読んでいただければ、
「全然だめ」「呆れた」「サジを投げてる」のが伝わると思います。
ただ、どんな組織も問題は抱えてるし、
間違いを犯すことは多々あります。
私が見ているのは「やってしまったこと」よりも「それへの対応」の方。
失敗したことはどっちでもいいけど、
失敗してウソつく人やごまかす人にはむちゃくちゃ怒ります。
調査結果を公表する
記者会見を開く(特に追加情報はなくても)
会見の様子をノーカットで公開する
外部からの意見には、何らかの返事をする
やっとまともなクラブになったんだなあ、と。
あたりまえのことが、以前の経営者にはできなかったんですよ。
やったことは0点だけど、
組織としての事後対応は及第点(70点くらい?)なので
怒りが収まればまた試合に行くかな…という方針です。
4.私のことを「クラブに甘い」と感じている方へ
ネット上でも会った人にも、クラブの批判をあまりしないのは、
不満や改善点を、運営に直接伝えているからです。
info@へメールするか試合後アンケートに書けば
次までに直るか、アンケートを踏まえた形跡がある、小さい修正がされているので
ネット上に不満を書く必要がありません。
もちろん、毎回言った通りになるわけではありません。
8月1日以降、クラブに対して個人情報を書いた上で問い合わせ頂いた方には全員に直電しました。
— 濵田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2021年8月15日
「門は開いている」
「クラブに関わる人ともっとコミュニケーションを取りたい」
という話は社長から何度もうかがっています。
自分が見聞きした範囲では、言った通りに行動されているようなので
そこは信用しています。
メールに住所と名前と電話番号を書いて
「社長と話がしたい」と送れば、折り返し電話がかかってくるはずです。
一度、試してみてください。
そうそう、夏のマーケットが終了しました。
長島滉大の完全移籍以外にリリースなし。
FWは取れなかったみたいです(こっちの方が大きいニュース)。