初戦:MIOびわこ滋賀戦(21.3.14)
(白が奈良クラブ:アウェーです)
キーパーからロングボールを蹴る場面。
強風で風下だけど、ビルドアップはしない。
ロングボール一本。敵FWからプレッシャーがなくても。
攻撃時、ピッチの横幅の半分しか使ってない。
相手の攻撃で、左右に圧縮してるなら対応しないといけないけど、
こっちの攻撃でも左右を圧縮する必要はあるんだろうか。
(SBが幅を取ってないのが、原因の一つ)
MF以下の9人がダンゴになって、
前線の桑島が動き回ってプレスをかけ続けてる状態。桑島が過労死してしまう。
4戦目 ヴェルスパ大分戦(21.4.3)
(青が奈良クラブ)
この時期からビルドアップを開始。
敵FWにプレッシャーをかけられてるので、CBの位置が低い。
プレッシャーを全くかけられてない状態でも、CBの位置が低い。
SBの片方だけが高い位置にいて、もう一方はCBと並んでる。
(これは最近の試合でも見かける)
敵FWのプレスに負け、試合途中でビルドアップを中止。
0-1というスコア以上にガッカリ感を感じた試合です(現地観戦の感想)。
練習すると上手になる
2021シーズン トップチーム始動日のお知らせ | 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site
「立ち位置」の問題は試合を追うごとに良くなって、
5戦目あたりで「ポジショナルプレー」らしくなってきます。
攻守の切り替えができるようになるのは、もっと先。
チームの始動は1/27。
1戦目まで6週間、4戦目だと9週間。
練習期間が1.5倍なので、中身が全然違います。
開幕直後の分析をやり直した
「気がついたら強くなってた、というのが理想」
「シーズン終了後に開幕戦を見直せば、強くなったのが分かる」
という、春先(連敗中)の濱田社長の発言を思い出して、
開幕直後の試合を見直しました。
分析したのは、2021年1~5節。前半10分を見て
立ち位置、反応・動き出し、攻撃の陣形の三つを確認しました。
(他に気づいたこと)
初戦は、スローインの出す先がなくて困ってても
誰も動けなかった。3試合目くらいで解消されてた。
初戦はコーナーキック時に中に入る選手がバラバラ。
たぶん練習できてない。5戦目くらいで解消されてた。
ソニー仙台戦(21.4.25)、0-3で負けて、4連敗。
スコアはひどいけど、初戦(滋賀戦)、二戦目(HONDA F.C.戦)より
ずっと内容がいい。
開幕戦とシーズン最終戦で、
スタメン・ベンチともメンバーがあまり変わってない。
「できそうな選手」に経験を積ませて、「できるようになった」のか?
第七戦:V三重戦(21.5.16)
春の6連敗目(天皇杯予選を含む)、次節のTIAMO枚方戦で連敗が止まります。
三重戦は、観戦組からは非難囂々でした(菅野哲也に決められたし)が、
開幕戦→V三重戦(の平松投入後)と見れば
「ここまで仕上がったか」と感慨深いと思います。
V三重戦で、平松遼太郎(63分から)と長島滉大(HTから)が初出場しました。
(V三重戦、フリアン監督のコメント)
―後半に長島滉大選手を投入して流れがよくなった。彼の良さは?
彼はエナジーのある選手。前半はプレスに対してうまくアタックできていなかったが、彼は投入されてからすぐに、しっかりと相手に対してぶつかりに行っていた。彼の持っているエナジーというのをしっかり出してくれたと思う。さらにボールを持った時に、しっかりと状況判断して、味方と連携したり、1対1で仕掛けたりしていた。そこが彼のプレーのいいところだと思う。
シーズン途中の補強は長嶋滉大だけでしたが、これは大きかった。
「エコノメソッドの動き方」が出来てるのは
開幕当初は2~3人でした。それに1人加わったのは大きい。
―平松遼太郎選手の投入に関して、ポイントは?
彼を入れることはハーフタイムにも考えていた。彼は自分たちがボールを持った時に活きるセンターバックだと評価している。後半に入ってから、自分たちがプレーを支配できるようになった時に、彼の特徴であるサイドハーフにつけるパスだったり、運ぶドリブルだったりが活きてくると思って、投入した。彼には攻撃面で期待しているし、自分たちのスタイルにあったセンターバックだと思っている。
開幕頃から「ボール保持率が上がれば平松の出番」という話を聞いてました。
開幕戦を見て、理由がようやく分かりました。
キーパーからハーフラインまでロングボールを出してたら
CBが攻撃参加する必要ないじゃん。それなら、守るだけでの選手を使う。
まとめ
開幕戦はひどかった。勝って良かった。
連敗中も意外に頑張ってた。
「強くなった」だけじゃなくて、「強くなってる過程」が分かるようになりたい。