奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

春先の6連敗は本当に泥沼だったのか:2021年3~5月のレビュー(054)

 

初戦:MIOびわこ滋賀戦(21.3.14)

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(白が奈良クラブ:アウェーです)

 

キーパーからロングボールを蹴る場面。

強風で風下だけど、ビルドアップはしない。

ロングボール一本。敵FWからプレッシャーがなくても。

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攻撃時、ピッチの横幅の半分しか使ってない。

相手の攻撃で、左右に圧縮してるなら対応しないといけないけど、

こっちの攻撃でも左右を圧縮する必要はあるんだろうか。

(SBが幅を取ってないのが、原因の一つ)

 

MF以下の9人がダンゴになって、

前線の桑島が動き回ってプレスをかけ続けてる状態。桑島が過労死してしまう。

 

4戦目 ヴェルスパ大分戦(21.4.3)

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(青が奈良クラブ)

 

この時期からビルドアップを開始。

敵FWにプレッシャーをかけられてるので、CBの位置が低い。

プレッシャーを全くかけられてない状態でも、CBの位置が低い。

 

SBの片方だけが高い位置にいて、もう一方はCBと並んでる。

(これは最近の試合でも見かける)

 

敵FWのプレスに負け、試合途中でビルドアップを中止。

0-1というスコア以上にガッカリ感を感じた試合です(現地観戦の感想)。

 

練習すると上手になる

2021シーズン トップチーム始動日のお知らせ | 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

 

「立ち位置」の問題は試合を追うごとに良くなって、

5戦目あたりで「ポジショナルプレー」らしくなってきます。

攻守の切り替えができるようになるのは、もっと先。

 

チームの始動は1/27。

1戦目まで6週間、4戦目だと9週間。

練習期間が1.5倍なので、中身が全然違います。

 

開幕直後の分析をやり直した

「気がついたら強くなってた、というのが理想」

「シーズン終了後に開幕戦を見直せば、強くなったのが分かる」

 

という、春先(連敗中)の濱田社長の発言を思い出して、

開幕直後の試合を見直しました。

 

分析したのは、2021年1~5節。前半10分を見て

立ち位置、反応・動き出し、攻撃の陣形の三つを確認しました。

(他に気づいたこと)

初戦は、スローインの出す先がなくて困ってても

誰も動けなかった。3試合目くらいで解消されてた。

 

初戦はコーナーキック時に中に入る選手がバラバラ。

たぶん練習できてない。5戦目くらいで解消されてた。

 

ソニー仙台戦(21.4.25)、0-3で負けて、4連敗。

スコアはひどいけど、初戦(滋賀戦)、二戦目(HONDA F.C.戦)より

ずっと内容がいい。

 

開幕戦とシーズン最終戦で、

スタメン・ベンチともメンバーがあまり変わってない。

「できそうな選手」に経験を積ませて、「できるようになった」のか?

 

MIOびわこ滋賀 vs. 奈良クラブ – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

ソニー仙台FC vs 奈良クラブ – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

第七戦:V三重戦(21.5.16)

春の6連敗目(天皇杯予選を含む)、次節のTIAMO枚方戦で連敗が止まります。

 

三重戦は、観戦組からは非難囂々でした(菅野哲也に決められたし)が、

開幕戦→V三重戦(の平松投入後)と見れば

「ここまで仕上がったか」と感慨深いと思います。

 

V三重戦で、平松遼太郎(63分から)と長島滉大(HTから)が初出場しました。

(V三重戦、フリアン監督のコメント)

―後半に長島滉大選手を投入して流れがよくなった。彼の良さは?
彼はエナジーのある選手。前半はプレスに対してうまくアタックできていなかったが、彼は投入されてからすぐに、しっかりと相手に対してぶつかりに行っていた。彼の持っているエナジーというのをしっかり出してくれたと思う。さらにボールを持った時に、しっかりと状況判断して、味方と連携したり、1対1で仕掛けたりしていた。そこが彼のプレーのいいところだと思う。

奈良クラブ vs. ヴィアティン三重 – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

シーズン途中の補強は長嶋滉大だけでしたが、これは大きかった。

 

「エコノメソッドの動き方」が出来てるのは

開幕当初は2~3人でした。それに1人加わったのは大きい。

―平松遼太郎選手の投入に関して、ポイントは?
彼を入れることはハーフタイムにも考えていた。彼は自分たちがボールを持った時に活きるセンターバックだと評価している。後半に入ってから、自分たちがプレーを支配できるようになった時に、彼の特徴であるサイドハーフにつけるパスだったり、運ぶドリブルだったりが活きてくると思って、投入した。彼には攻撃面で期待しているし、自分たちのスタイルにあったセンターバックだと思っている。

奈良クラブ vs. ヴィアティン三重 – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

開幕頃から「ボール保持率が上がれば平松の出番」という話を聞いてました。

開幕戦を見て、理由がようやく分かりました。

 

キーパーからハーフラインまでロングボールを出してたら

CBが攻撃参加する必要ないじゃん。それなら、守るだけでの選手を使う。

 

まとめ

開幕戦はひどかった。勝って良かった。

連敗中も意外に頑張ってた。

「強くなった」だけじゃなくて、「強くなってる過程」が分かるようになりたい。