奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

やったぞJリーグ初勝利!3−0の快勝、長野で決めた(2023年第3節/アウェー長野戦)(083)

3戦目で初勝利

3−0の完勝でJリーグ初勝利。

長野・シュタルフ悠紀監督のコメントが面白かったので、それを交えて。

 

1点目:浅川隼人

(決まった再生位置からスタートします/同じように見えて、どれも違う)

 

GKアルナウのロングフィードを相手がヘディング(クリアミス)

浅川が拾ってループシュート、スーパーゴールで先制。

 

前半27分、Jリーグで初のリードです。

(記者)試合の総括をお願いします

(長野・シュタルフ悠紀監督)今、言えることはミスが多かったっていうところ。ミスがあるスポーツなので、ミスは起きるんですけど、ミスが多すぎるとゲームが壊れてしまうっていうところと、1失点目が全てだったなと思うので。悪くない立ち上がりの中で、何の危なげもないシーンで失点してしまって、そこからサポーターの気持ちに応えようっていう焦りも選手の中にはあったのかもしれませんし、ちょっと攻め急ぐっていうのか、際どいボールみたいなものを狙いすぎて、パスが通らなかったり、引っかかったりっていうシーンが本当に多く見受けられたので、相手としては楽なゲームになったのかなと思います。(傍線部筆者:以下同じ)

(記者)1失点目のような背後を狙われる事への対応については、今後も含めてどう感じていますか?

1失点目はまったく問題ない状況ですね。人数も足りてますし、ロングボールからのヘディングを前に落とさないといけなかったと思いますし、後ろに落としたとしても相手が孤立してますし、コーナーフラッグに向かってますしキーパーが出る必要もなかったと思うので。

|トップチーム|AC長野パルセイロ

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DFの裏を狙ってくるのは、長野側も分かっていました。

あの1点は浅川の個人技なので、強い側はいつも通り戦えば良かった。

焦ってミスが多くなり、墓穴を掘った…ということかな。

 

2点目:山本宗太朗

 

相手SBにプレッシャーをかけ、堀内がボールを奪取。

浅川→可児→寺村→逆サイドの嫁阪へ→クロス

(→酒井達磨ヘディング空振り→キーパーはじく)→山本宗太朗ゴール

 

華麗なパス回しで…より

相手ボール保持者に3人集まってボールを奪ってるのに注目。

 

パスコースを誘導→ボールにプレッシャー→相手の攻撃が潰れる

が試合を通じて繰り返されてる。

準備した通りのボールの奪い方。作戦勝ち。

画像はクリックして拡大を

 

長野のボールロスト(=奈良クラブが奪った)位置。

左サイド(嫁阪・宗太朗・加藤徹也の位置)でプレッシャーをかけて

ボールを奪ってる。

 

相手の右サイドバック(5船橋)がやっかいだったのも、

加藤徹也の1:1の力(と戦略的ファール)で抑え、危なげない展開に。

Jリーグ初ゴール、おめでとう!

宗太朗がうまいのが、この試合でバレてしまった。

次からマークがきつくなりそう。

 

何度見ても、酒井達磨が惜しい。あと20センチ。

この試合、おしい場面が3回はあった。Jリーグ初ゴールまで、あと少し。

(記者)2失点目のシーンも含めて、警戒していた奈良のサイド攻撃でやられてしまった印象がありますが?

(長野・シュタルフ悠紀監督)その印象も自分はあまりないですね。2失点目のところはビルドアップのミスをかっさらわれた後のサイド攻撃っていうのか、こちらのミスが先行していて。簡単なボールロストによって、攻撃のポジショニングに移る最中だったので、サイド攻撃というよりは、失い方の悪さが生んだ失点だったと思います。それほど揺さぶられてる感覚は自分的にはあまりなく、侵入されたところでボール奪取というのか、守備の部分はわりと上手くいっていたんじゃないのかなっていう感覚はあります」 

サイド攻撃じゃないよね(サイドチェンジはしてる)。

敵陣深くでボールを奪い、人数が整ってないうちに決めてる。

3点目:寺村浩平

Jリーグ初ゴール、おめでとう!(今日2人目)

 

片岡爽→寺村→一人抜いてシュート

こんなにシュートが上手かったっけ?寺村。

(シュートを見た記憶がない)

画像はクリックして拡大を

 

後半、寺村が浅川を追い越して高い位置に上がることが多かった。

 

ボールを持つ、サイドバックが高い位置、サイドバッグが横に広いというのが

奈良クラブの基本戦術。いつも通りの攻め方です。

相手をリスペクトしすぎず、自分たちのアイデンティティを貫き、勝つ。

Jリーグ3戦目にして、100点満点の試合でした。

反則の解説(1)イエローカード

レフェリングで「たぶん誰も興味ないだろうけど大事なシーン」がありました。

 

先に言いますが、僕は99%審判の味方です。

1試合で審判批判をするのは1~2回で、グレーのジャッジにも

「うーん、そうかなあ」「ちょっと厳しいね」で流します。

 

明らかな誤審でも、試合中にはまず覆らないし

文句言う時間があるなら、おまえが審判に合わせてプレーしろよという主義です。

(前提)

第2節・愛媛戦の会見(長野:シュタルフ悠紀監督)

J3の中でも我々が結構特徴的なのが、速攻だと思います。奪ってからのスピードある攻撃。そこを今日は相手に本当に巧みなファウルで止められてしまいました。その場合どう掻い潜っていくべきか、自分にはまだ良いアイディアが浮かびません。

|トップチーム|AC長野パルセイロ

 

前節の愛媛は、

ファール・カード覚悟

球際に厳しくいって、確実に止める

…と(奈良クラブがよくやる)止め方をしていました。

ラフプレーが多くて見てて「うわぁ、えぐいな」でした。それも組織的に。

 

主審は厳しいプレーでのファールを取らず

奈良クラブがファール覚悟で止めにくる

→ファールならずに止まる

→スローダウンしてプレー続行

というシーンが多かった。結果的に奈良クラブ有利の展開に。

 

中継には、ファールへの抗議の声(長野監督・ベンチ)が何度も拾われてた。

見たくない光景だけど、気持ちは分かる。

 

守→攻はファールで切り、ビルドアップは対策済み。

長野は何も出来ず、試合が終わりました。

7分 池ヶ谷(長野5)(反スポーツ的行為)

長野に厳しい判定。ファールでいい。

 

嫁阪と競り合い。手を使って倒したのでカード提示。

お互いに手を使ってるし、嫁阪が大げさに倒れたのが原因。

54分 加藤徹也(遅延行為)

妥当。

ここ3戦、スローイングを入れるのが遅くて

審判から再三注意されてる。

 

この場面も「早く入れるように」と注意されたあとで、カード提示。

試合前から目をつけられてただろう(審判経験のある人なら気づく)。

このままだとまたカードが出る。対策をしましょう。

80分 アルナウ(遅延行為)

奈良クラブに厳しい判定。

 

ゴールキックのシーン。

長野側は早く始たい→ボールパーソンからボールをもらってセット。

→いつもの準備をするアルナウ→審判が蹴るように促す→イエロー提示

※セットした以降は想像:中継に映ってない

 

ゴールキックになってからカードまで、それほど経ってない。

他でのラフプレー&時間稼ぎの印象が悪かったせいか、

チームを代表して?アルナウにカードが出た。

遅延イエローが1枚出たあとなので、仕方ない。

 

時間稼ぎする必要がない場面(3−0でリード、残り10分)だし

さっさとCBにパスすればよかった。

反則の解説(2)レッドカード

82分 池ヶ谷(長野5)(反スポーツ的行為) 2枚目→退場

妥当。

奈良クラブゴール前で、ハイボールの競り合いに。

キーパーへのファール→ゴールキックになったシーン。

 

池ヶ谷がノーファールだと抗議

→伊勢が(アルナウに怪我させる気かと)池ヶ谷に向かってくる

→アルナウが間に入る→池ヶ谷が手を出す→イエロー提示

キーパーとの競り合い

現在は「キーパーチャージ」の反則はありません。

キーパーと競り合っても、ファール判定は

フィールドプレーヤーの競り合いと同じ基準ですので

キーパーに触れる=ファール、ではない。

 

今回のプレーは普通の競り合いで、アルナウが転倒したのは

コンタクトの影響というより着地の失敗。

ノーファールだと私は思う(けど、ファールを取る審判が多い)

あっちの選手が審判に抗議してた理由

ホーム開幕戦、4394人が集まった試合で0−3で負けてる。

残り10分、せめて1点取りたい。

不可解な判定で、コーナーキックを1本損した。

っていうかアルナウの倒れ方は大げさ。嘘だろ。

イエロー提示

退場者を出したくて笛を吹いてるわけじゃないけど

立場上カードを出さないといけない場面があります。

 

悪質なプレーなら、笛を大きく吹いて現場に走り、選手の目の前にカードを出します。

今回は、行為から時間が経ち、長野側の抗議も聞いた上でのイエロー。

 

「手を出してしまった以上、カードを出すのは仕方ないでしょ」

「試合展開も試合展開だし、なんで我慢できないのかなあ」

というニュアンスです。

アルナウの反応

映像を見てもらえれば分かるけど、

興奮して抗議してる相手に胸を出し、手を出させてる。

 

イエローもらった状態で手を出す方(長野の選手)はどうかしてるけど、

アルナウもイエローもらってるやろ。

早く現場から離れろよ。喧嘩をしたら退場やぞ。

後で分かったことだが、アルナウが感情的になりやすいことを松本山雅FCがスカウティングで知っており、意図的にアルナウを挑発したようだ。

2週間前のお返しをしたつもりなんだろうけど、

こんな(どうでもいい)場面で退場・次節出場停止になったら

レギュラーを剥奪されるぞ。

 

せっかく実力で気持ちよく勝てたのに、両チームとも後味が悪い。

おまけ:フリアン監督と遊ぼう

(訳:強いチーム相手に、素晴らしい試合でした。奈良にとって記念すべき一日になりました。山本選手と寺村選手の素晴らしいゴールには、大変興奮しました。次はホームゲームです。この試合同様、たくさんのゴールが見られることを期待しています)

フリアンにメッセージを送ったら、2分くらいで返事が来ました。

(たまたまログインしてたのかな)

 

気さくな兄ちゃん(まだ33歳)なんで、どんどん絡んでいってください。

今日のゲームでもおみせできた、得点力に優れた浅川隼人選手、酒井達磨選手。また相手エリアにセカンドエリアから入っていける山本宗太朗選手、片岡爽選手、中島賢星選手とキーとなる選手が揃っているので、我々のスタイルであるセンタリングをどんどんあげていくスタイルをお魅せ出来ると思います。

中島賢星に言及がありました。

開幕からベンチ外が続いていましたが、いよいよ実践復帰のようです。

(故障してた?)

 

ゲームメイクができるタイプ(たぶん片岡爽のポジション)なので

攻撃に厚みが出そう。期待大です。

関連リンク

長野サポーターの戦術分析。うちの記事の100倍詳しいです。

www.instagram.com

 

↑長野監督のコメント。Instagramで。

前評判の高かったシーズン、ホーム初戦であの負け方だったので

批判が多かったようです(敵ながら心配してしまった)。

長野の番記者の記事。戦術に言及してます。(23.3.24追加)

 

あとは、いつものやつ。