ゴールシーンの解説
都並の個人技で、勝ち点3を取った。
相手のクリアボールを拾って、右サイドからボックスに侵入。
二回切り返したあとゴール前にパス。
都並ってこんなに上手かったっけ?去年よりパフォーマンスが上がってる。
酒井達磨は合わせて、押し込むだけ。
よし、先制点を取った!
ゴールを決めた達磨の周りには祝福の輪が。
都並はゴール裏に向かい、一人ガッツポーズ…なんで一人?
この1点は、都並の個人技とスルーパスで取った。
ヒーローは都並だ。
あと(試合後)でいいから、みんな祝福にいこうよ。
試合展開
「タイムライン」欄のボール保持率の推移をみると分かりやすいので
そっちを見てください。
(引用・貼り付けができない)
前半は風下、キックオフ。
ゴールキックはほぼすべてキーパーからのロングキック。
風下なのによく飛んだし、コントロールも十分。
15岡田で(31アルナウ抜きで)ここまで戦えると思ってなかった。
最初から徹底して「蹴って」きた。
ターゲットはたぶん10山本宗太朗。
ボールは渡して、エリアを重視。
とにかく敵陣でプレー。こっちのゴールに近づくとやばいやつが、いっぱいいる。
前後半のどっちかを全部蹴ったの、フリアン監督就任3年間で初めて。
ボールを持たせて勝ったのは、前節のFC琉球戦に続いて2回目。
ここ2戦、すごく渋い戦いをしてます。
最初の10分くらい、岩手FWが戸惑ってるように見えた。
前線からプレスして、ボールダッシュ→ショートカウンターの予定だった。たぶん。
後半開始〜得点までは奈良クラブペース。
裏にロングボールを入れて19酒井達磨が決定機になった他は
繋ぐスタイル。そしてDFラインが高い。
(5鈴木大誠のポジションを見て)
先制点は、後半風上になったのと、
相手が前半中盤〜後半に頑張りすぎて、後半から運動量が落ちたのが効いた。
芝の状態は、かなり回復した。
ピッチを4つに区切った中の右奥(DAZN上)で転んでた選手が多かった。
岩手が後半の攻撃に失敗してたのは、左サイド攻撃でボールがうまく繋がらなかったのも理由の一つやと思う。
「ハーフタイムに守備を修正」とあったけど、
17可児・8堀内の位置関係(右左・上下)だけ見て、違いが分からなかった。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
スタッツ関係は、画像をクリックしてフルサイズのを見てください。
前半30−45分で位置が重なっていた選手を、後半0−15分で調整してるはず。
わかった人は、後で教えてください。
CBの初期配置を高くしたのが一番大きい、と見てる。
(後半0−15分、攻撃時は全員敵陣に入ってた)
4伊勢が累積3枚目のイエローカード。
(決定機を止めるための戦術的ファール)
あと1枚で次節出場停止です。右CBの控え…小谷キャプテンの出番だ。
岩手の特徴1:セットプレー命
選手の質は高いし何でもできるんだけど、一番怖いのはセットプレー。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
セットプレーで得点6(PK+セットプレー直接+セットプレー直後)、失点0。
仮にセットプレーの得失点を除くと、
得点7、失点5の普通のチームになります(変な設定だけど)。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
敵陣空中戦が勝率80%、これはやばい。
(普通は40%くらい:50%を超えると攻撃のキーに)
SBだけど空中戦のエース。空中戦だけで毎日焼肉が食べられる。
対策
18宮市186cm →4伊勢184cm
6甲斐181cm →5鈴木大誠182cm
10クリスティアーノ180cm →10山本宗太朗185cm
5田代183cm →8堀内179cm
(前半13分の相手FK時)
マンマーク4人(すごくめずらしい:いつもは0〜2人)であとはゾーン。
相手の4枚を全員エース扱いしてるという意味。
うちのディフェンス陣のヘディングが強い順(この4人です)を覚えておくと
相手のエースが誰か、一目で分かります。
本当は11加藤徹也181cmが一番強い(攻撃ではエース)んですが、
守備時はストーン(ニアサイドの壁、動かない)です。
岩手の特徴2:左サイド命
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
岩手の攻撃はあくまで左サイドから。
そして、起点は8割方、左CBの田代。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
横浜FMユース→横浜FM出身。J3で対戦したCBでは、一番質が高い。
このヒートマップは、「守るだけの選手」のデータですよ。
ずっと同じ場所から配球し続けた。
ボールの出所が分かってるので守りやすい気がするけど、
(FC琉球も、配球元はずっと止まってた)
受け手のポジションがいいんだろう。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
右のサイドライン際からのボックス侵入がない。
奈良クラブみたいだ。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
左サイド(こちらの右サイド)の守備に忙殺された二人。特に浅川。
ペナルティエリア侵入も少なく、守備専念のヒートマップになってる。
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
典型的なFWだとこんな感じ。
ボックス内/周辺が濃くなって、ボックス内でのボールタッチが多くなります。
29浅川の守備の貢献度が高いとはいっても、FWにこの仕事をさせるのは申し訳ない。
岩手の特長3:クリスティアーノ
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
— th (@yikc3760) 2023年4月20日
J3で対戦した中で最高のストライカー。
(あまり仕事をさせてないから、伝わらないと思う)
裏抜けが上手な選手に見えた(裏へのロングボールで、決定機があった)けど、
オフサイドは0。ギリギリで仕掛けるタイプではないかも。
・判定に苦しんでた(見てて気の毒になった)、
・コンディションが悪そう(前節、接触で足を怪我したみたい)
・こっちのライン設定が良かった(この試合もエリア重視だった)
の3つが効いてうまく抑えた。
「判定に」の話も少し。
岩手はシーズン当初から判定に苦しんでて、J3の笛に合ってない。
前々節は監督が退場になってます。
判定があまりよくないのが原因だけど、
チーム全体からイライラが伝わってきてもったいない。
審判と戦うと、普段の何倍も疲れる。
4位浮上
FC今治戦、FC琉球戦、岩手グルージャ戦と、
相手が真面目に対策してる中で、互角に戦えてます。
一瞬とはいえ、これら3チームの上にいけるとは思わなかった。
いまは出来すぎですので、前半戦(最初の19試合)が終わるまで
順位のことは置いときましょう。
38試合のうち、まだ31試合残ってます。
先は長いし、この後色んなことが起こります。
次節の展望
今週末は天皇杯予選(天理大学ー飛鳥FC)のため、公式戦なし。
↑の試合の勝者と、5/7に県予選決勝を戦います
土日にどこかとトレーニングマッチをやってると思います。
4月は2勝1分。
次節の鳥取戦に勝つと、月間最優秀監督・月間MVPが見えてきます。
フリアンが受賞したら、こっちもJリーグ史上最年少?
おまけ:相手の凄さが伝わらない
今季の対戦相手は、凄い選手がそろってる良いチームばかりなのに
奈良クラブ戦だけ何もできてないので、凄さが全然伝わらない。
長野パルセイロ(敵地で3−0で勝利)は単独首位だし、
今治のヴィニシウスは前節ハットトリック。
後半戦の対戦では、こんなにうまくいかない。