奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

"J2からの降格組"に連勝。4位浮上(2023年第7節/ホーム岩手グルージャ戦)(090)

ゴールシーンの解説

都並の個人技で、勝ち点3を取った。

相手のクリアボールを拾って、右サイドからボックスに侵入。

二回切り返したあとゴール前にパス。

都並ってこんなに上手かったっけ?去年よりパフォーマンスが上がってる。

酒井達磨は合わせて、押し込むだけ。

よし、先制点を取った!

 

ゴールを決めた達磨の周りには祝福の輪が。

都並はゴール裏に向かい、一人ガッツポーズ…なんで一人?

 

この1点は、都並の個人技とスルーパスで取った。

ヒーローは都並だ。

 

あと(試合後)でいいから、みんな祝福にいこうよ。

www.nara-np.co.jp

試合展開

「タイムライン」欄のボール保持率の推移をみると分かりやすいので

そっちを見てください。

(引用・貼り付けができない)

 

前半は風下、キックオフ。

ゴールキックはほぼすべてキーパーからのロングキック。

風下なのによく飛んだし、コントロールも十分。

15岡田で(31アルナウ抜きで)ここまで戦えると思ってなかった。

 

最初から徹底して「蹴って」きた。

ターゲットはたぶん10山本宗太朗。

ボールは渡して、エリアを重視。

とにかく敵陣でプレー。こっちのゴールに近づくとやばいやつが、いっぱいいる。

 

前後半のどっちかを全部蹴ったの、フリアン監督就任3年間で初めて。

ボールを持たせて勝ったのは、前節のFC琉球戦に続いて2回目。

ここ2戦、すごく渋い戦いをしてます。

 

最初の10分くらい、岩手FWが戸惑ってるように見えた。

前線からプレスして、ボールダッシュ→ショートカウンターの予定だった。たぶん。

 

後半開始〜得点までは奈良クラブペース。

裏にロングボールを入れて19酒井達磨が決定機になった他は

繋ぐスタイル。そしてDFラインが高い。

(5鈴木大誠のポジションを見て)

 

先制点は、後半風上になったのと、

相手が前半中盤〜後半に頑張りすぎて、後半から運動量が落ちたのが効いた。

 

芝の状態は、かなり回復した。

ピッチを4つに区切った中の右奥(DAZN上)で転んでた選手が多かった。

岩手が後半の攻撃に失敗してたのは、左サイド攻撃でボールがうまく繋がらなかったのも理由の一つやと思う。

 

「ハーフタイムに守備を修正」とあったけど、

17可児・8堀内の位置関係(右左・上下)だけ見て、違いが分からなかった。

スタッツ関係は、画像をクリックしてフルサイズのを見てください。

 

前半30−45分で位置が重なっていた選手を、後半0−15分で調整してるはず。

わかった人は、後で教えてください。

CBの初期配置を高くしたのが一番大きい、と見てる。

(後半0−15分、攻撃時は全員敵陣に入ってた)

 

4伊勢が累積3枚目のイエローカード。

(決定機を止めるための戦術的ファール)

あと1枚で次節出場停止です。右CBの控え…小谷キャプテンの出番だ。

 

岩手の特徴1:セットプレー命

選手の質は高いし何でもできるんだけど、一番怖いのはセットプレー。

セットプレーで得点6(PK+セットプレー直接+セットプレー直後)、失点0。

 

仮にセットプレーの得失点を除くと、

得点7、失点5の普通のチームになります(変な設定だけど)。

敵陣空中戦が勝率80%、これはやばい。

(普通は40%くらい:50%を超えると攻撃のキーに)

SBだけど空中戦のエース。空中戦だけで毎日焼肉が食べられる。

 

対策

18宮市186cm →4伊勢184cm

6甲斐181cm →5鈴木大誠182cm

10クリスティアーノ180cm →10山本宗太朗185cm

5田代183cm →8堀内179cm

(前半13分の相手FK時)

マンマーク4人(すごくめずらしい:いつもは0〜2人)であとはゾーン。

相手の4枚を全員エース扱いしてるという意味。

 

うちのディフェンス陣のヘディングが強い順(この4人です)を覚えておくと

相手のエースが誰か、一目で分かります。

 

本当は11加藤徹也181cmが一番強い(攻撃ではエース)んですが、

守備時はストーン(ニアサイドの壁、動かない)です。

 

岩手の特徴2:左サイド命

岩手の攻撃はあくまで左サイドから。

そして、起点は8割方、左CBの田代。

横浜FMユース→横浜FM出身。J3で対戦したCBでは、一番質が高い。

 

このヒートマップは、「守るだけの選手」のデータですよ。

ずっと同じ場所から配球し続けた。

 

ボールの出所が分かってるので守りやすい気がするけど、

(FC琉球も、配球元はずっと止まってた)

受け手のポジションがいいんだろう。

右のサイドライン際からのボックス侵入がない。

奈良クラブみたいだ。

左サイド(こちらの右サイド)の守備に忙殺された二人。特に浅川。

ペナルティエリア侵入も少なく、守備専念のヒートマップになってる。

典型的なFWだとこんな感じ。

ボックス内/周辺が濃くなって、ボックス内でのボールタッチが多くなります。

 

29浅川の守備の貢献度が高いとはいっても、FWにこの仕事をさせるのは申し訳ない。

 

岩手の特長3:クリスティアーノ

J3で対戦した中で最高のストライカー。

(あまり仕事をさせてないから、伝わらないと思う)

 

裏抜けが上手な選手に見えた(裏へのロングボールで、決定機があった)けど、

オフサイドは0。ギリギリで仕掛けるタイプではないかも。

 

・判定に苦しんでた(見てて気の毒になった)、

・コンディションが悪そう(前節、接触で足を怪我したみたい)

・こっちのライン設定が良かった(この試合もエリア重視だった)

 

の3つが効いてうまく抑えた。

 

「判定に」の話も少し。

岩手はシーズン当初から判定に苦しんでて、J3の笛に合ってない。

前々節は監督が退場になってます。

 

判定があまりよくないのが原因だけど、

チーム全体からイライラが伝わってきてもったいない。

審判と戦うと、普段の何倍も疲れる。

 

4位浮上

FC今治戦、FC琉球戦、岩手グルージャ戦と、

相手が真面目に対策してる中で、互角に戦えてます。

一瞬とはいえ、これら3チームの上にいけるとは思わなかった。

 

いまは出来すぎですので、前半戦(最初の19試合)が終わるまで

順位のことは置いときましょう。

 

38試合のうち、まだ31試合残ってます。

先は長いし、この後色んなことが起こります。

 

次節の展望

今週末は天皇杯予選(天理大学ー飛鳥FC)のため、公式戦なし。

↑の試合の勝者と、5/7に県予選決勝を戦います

土日にどこかとトレーニングマッチをやってると思います。

 

4月は2勝1分。

次節の鳥取戦に勝つと、月間最優秀監督・月間MVPが見えてきます。

フリアンが受賞したら、こっちもJリーグ史上最年少?

 

おまけ:相手の凄さが伝わらない

今季の対戦相手は、凄い選手がそろってる良いチームばかりなのに

奈良クラブ戦だけ何もできてないので、凄さが全然伝わらない。

 

長野パルセイロ(敵地で3−0で勝利)は単独首位だし、

今治のヴィニシウスは前節ハットトリック。

 

後半戦の対戦では、こんなにうまくいかない。