奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

エースがPKを外したら仕方がない。引き分けでも上々(2023年第11節/アウェーカマタマーレ讃岐戦)(23.5.27)(094)

 

得点シーンの解説

自陣スローイン(寺村)から伊勢→寺村とつなぎ、寺村のパスが中途半端に。

相手が逆サイドに展開し、鈴木大誠と1:1に。シュートが決まる。

 

もったいない。

19酒井がキーパーのフィードをカット、そのままゴール。

 

こういう地味なプレー、まじめにキーパーへプレスをかける作業を

毎回、毎試合続ける選手が、チームから必要とされ、

サポーターからも愛されるのだと思う。浅川も片岡爽もそう。

 

もしかして、キーパーのロングキックのモーションが大きい、

チャージかけたらミスキックするかブロックできるという情報が

入っていたのかもしれない。

 

PK

片岡爽がDFの前を取った状態で敵DFと接触し、倒れてる。

ファールを取りに行ったプレーだし、仮に倒されなくてもDFが後についた状態。

体勢が悪く、体はゴールライン方向を向いている。この後、有効なプレーが出来ない。

 

私はノーファール(PKではない)と思う。

(ファールと取るのも分かる)

 

微妙な判定が有利不利どちらになるか、運要素が大きいので、

逆の判定になっても個人的には気にならない。

 

ノーゴール判定

シュートの跳ね返りで、オフサイドラインはない。

副審はゴールライン上におり、ボールの行方を見えてる。

VAR、ゴールラインテクノロジーなしの状況では、理想的な条件。

 

しっかりと見た上で、ボールが完全にゴールに入っていないと副審が判断し、

「ノーゴール」と判定された。なので、ノーゴールです。

 

不満なのは、後半ATのPK「後」の判定

最後は讃岐DFがクリアし、ゴールラインを超えた。

なら、奈良のコーナーキックで再開し、1分くらい残っていたはず。

なぜか讃岐のゴールキックでの再開だった。

 

試合終了後、堀内、西田らが抗議していた。

ラスト1プレーがCKなら、成功すれば勝てる。ここは怒らないといけない。

強く抗議すべき場面だ。

 

攻撃面

浅川の左右を変えたのは、あまり意味がなかった。

(西田投入時に、右→左、その後、森俊介投入時に、左→中央)

 

加藤徹也・堀内のサイドから浅川へ繋がってなかったので、

寺村・可児からボールを回そうとしたんだろう。

(そもそも、浅川は左ができるの?)

 

攻撃で機能していない選手が何人かいる(寺村、賢星)

寺村と前線(浅川)との間、寺村と可児の間に一人ずつ置いて

前へのパスコースが切られてる。パスを出しても、後に戻ってくる。

 

鈴木大誠の前を開けて、左方向からの攻撃に誘導されてる。

そもそも、DFの特定人1人がミドルパスを出すのは、繋ぐサッカーじゃない。

 

守備的な選手(堀内、加藤徹也)が攻撃の組立をしてる。

堀内のスルーパスも、加藤徹也のクロスもあまり良くないので、

ボックスまでボールを運んでも、チャンスの質が良くない。

(上手なら、もっと前から試合で使ってる)

 

賢星が攻守とも、プレーに絡めてない。

あまり動かない選手で、下りてきてボールをもらう動きをすると

攻撃時に前に戻ってない。逆も一緒。なんか浮いてる

攻撃用の選手なんだし、運動量に期待できないのだから、

3トップの真ん中か左で使う方が、理にかなってる。

 

昨年の浅川も、出場し始めた時期は機能してなかった。

(周囲の使い方、JFLの審判になれてなかったのも含め)

 

賢星のスタメンはまだ3試合目(天皇杯県予選を含め)。

賢星にできて山本宗太朗に出来ないプレーがあるはず。

期待しているのは変わらないけど、そろそろ結果を出さないと居場所がなくなる。

 

今季、敵チームサポーターの感想で

「浅川がちょろちょろしてうっとおしい」「可児がやっかい」というのを見かける。

機転が効くこと、細かく動くことで勝負してる選手なので

二人には最高の褒め言葉だと思う。

(キックの技術が高いのはもちろんです)

 

これでボール保持率は68%。

現状、使えそうな攻撃コースを切られて、手詰まり感がいっぱい。

よく引き分けまで持って行けたなという印象。

 

守備面

アルナウがスタメンに復帰。守備はやはり安定感がある。

繋ぐ攻撃が手詰まりになってるので、ロングフィードで攻撃を組み立てられるのは

助かる。

後半ラスト15分、選手の足が止まった時間帯にも、

ロングフィードが効いてくる。

 

寺村の守備の不安定さが気になる。この試合も、失点に繋がった。

配球重視&ミドルシュート要員で起用してるんだろうけど

サイドで1:1を簡単に抜かれる、簡単にクロスを上げられるのを何とかしてほしい。

 

鈴木大誠は、ゴール前1:1で相手がシュートモーションに入った場合

体をひねって、腕を下にだらんと垂らした状態でブロックに入る。

腕の位置は、ハンドを避けるためのもの。

 

キッカーと正対し、腕を後ろに回してブロックする方がいい。

立ち方を変えるだけで、ブロックできる面積が1.5倍になる。

うちのチームには(ハンド避けのために)腕を後に回す習慣がない。

あくまで習慣の問題。

 

判定

主審の辛島さんが素晴らしかった。

笛の強弱も良かったし、特によかったのが選手とのコミュニケーション。

 

ファール後に選手に注意するシーンを見てほしい。

選手が審判の話を、ちゃんと聞いている。

聞いてくれる場所に回り込んで、相手が聞いているのを確認して次のプレーに移る。

(笛で注意を促されてるのにどっかに行って、あとで審判に呼び出される選手、多いでしょ)

 

あと、セットプレー前のポジション争い。

問題となってる選手を個別に呼び出し、問題点を説明している。

笛を吹いた前後で、ごちゃつきが解消され、相手を倒すような押し合いがなくなってる。

 

どちらも、選手が注意を聞いている証拠。

説明をする時間は、試合進行に影響のない範囲だった。

J3昇格後、担当したレフェリーで一番でしょう(FC大阪戦の主審もよかったです)。

 

(フリアンのコメントと解説を追加:23.7.26)

審判団4人の方々は、難しい試合のコントロールだったがしっかりやっていただいた。特に第四審の望月さんがインカムを使ってコミュニケーションを取って判定を修正していた点や、相手がリスタートまでに時間を使うことが多い試合であったが、カードを出さずにコントロールしていた点、アディショナルタイムも時間が止まった分をしっかりと追加していたことを特に称えたいと思う。またそのアディショナルタイムには、試合を決定づけられるPKジャッジを、勇気を持って正解な笛を吹いていただいた。何年も日本でシーズンを過ごして、日本サッカーの成長を目の当たりにしてきているが、それはサッカーの内容だけでなくジャッジの部分、審判団についてもいえることです。インカムやVARなどテクノロジーの進歩も含めて、成長を感じます。本当に審判団の方々に感謝したいと思います。

審判について、監督から肯定的なコメントがされるのは珍しい。

それくらい良かったです。今日の審判団。

 

他のブログの紹介

blog.goo.ne.jp

個人的に信頼しているブログで、この試合が取り上げられています。
書いている通りだと思いますので、そちらをお読みください。

kanata0954.nobody.jp

 

こちらも。戦術的には、この2つで満足できると。

 

まとめ

讃岐戦の午前中、審判研修を受けてました(4級審判員になりました)。

 

サッカー審判員になりました(4級サッカー新規審判員講習/J-GREEN堺)(23.5.27)(229) - Suicaどっとinfo

 

主審・副審の立ち位置や体の方向、笛の強さ、選手とのコミュニケーションが

気になって仕方がありませんでした。

自分が当事者になると、同じポジションの動きが気になる。選手と審判の違いこそあれ、同じです。

 

一度、ポジショナルプレーの指導を受けた上でミニゲームをこなせば、

立ち位置への意識が鋭くなるのでしょう。現役選手がうらやましい。

(僕は審判を頑張ります)

 

全試合レビューがきつくなる時期になりました。

書き始めると、言いたいことが色々出てきます。書くことには困りません。

ブログにかける時間はあまりありませんが、できる範囲で続けるつもりです。

 

参考リンク

www.jleague.jp

www.nara-np.co.jp

www.football-lab.jp

sporteria.jp