奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

”幻のゴール”で試合終了。ホームで逆転負けで夏休みへ(ホーム・アスルクラロ沼津戦)(2024年第23節)(24.7.27)(158)

得点シーン

1点目:神垣裏抜け(1-0)

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4バックの「SBの裏」狙い。沼津は左SBが攻撃特化の選手(DF陣が全体的によくない)なので、前に出てます。その裏。

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↑下の”濃い青”が奈良の得点。こっちだけ見てください。

 

最初の15分の得点は、事前に見つけた弱点を、練習通りに攻めた結果です。90%はスカウティングの手柄です。今季、分析班を強化してなければ最下位に落ちていたかもしれない。ちなみに61分以降の得点は交代策と交代カード、76分以降は根性です。

 

もう一度どうぞ。

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失点(1-1)

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沼津13がビルドアップがむっちゃうまい選手。生駒がインターセプトを狙って失敗、8がクロスを入れます。生駒がどこにポジショニングして、何を狙っていたかが気になる。

 

失点(1-2)

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気になったのは一箇所。賢星のクリアミス。

それはクリアじゃない。

 

これは後半51分のプレー。バテる時間帯じゃないのに全然走れて(ダッシュが出来て)ない。掘内をCBに回して負荷がかかってるのが、アンカーに入った賢星。体力的に無理じゃないかな。このポジションは。

 

そこで凛の出番…となるかどうか。最近いいプレーをしてるのに、なかなかプレータイムをもらえてない。

 

もう一度どうぞ。

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失点(1-3)

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Ckからヘディングシュートを決めた選手がちょっと変わった動きをしてます。

この時点では、後ろの選手をブロックして、自分よりゴール寄りにスペースを作る動きをしてます。

途中からヘディング要員に変身。ブロック役のふりをしてマークを外してた?

完全にフリーというわけじゃないけど、助走をつけてジャンプする分、空中での競り合いでは有利です。すごく凝ったプレー。こういうのはアメフトだと「スペシャルプレー(絶対に点を取りにいくときに使う)」と言い、1試合に2~3プレー準備します。

 

キックの精度もエグい(CBがジャンプしてギリギリ届かない場所)し、この1点に関しては沼津の作戦勝ちかな。

 

何度か見てください(セットプレーファン向け)

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2点目:百田が詰める(2-3)

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岡田優希は、後半ATでもゴール前でスプリント勝負をしかけ、相手DFをちぎれます。チームは低迷してますが、彼を見るため「だけ」に、お金を払ってスタジアムへ来る価値があると思います。チームにスーパースターがいる楽しさありがたさは、いつかお別れした後で初めて分かります。浅川隼人は、いい選手ですね。

 

幻の同点ゴール

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まず、ゴール判定はほぼほぼ副審(A2:バックスタンド側を担当)がやります。FK時にはオフサイドライン(青の線)上にいます。

 

主審のポジショニングはあまり好みではないけど(“正面の”壁””跳ね返り”をメインに考えてる=もう少し左サイドにいた方が)、だいたいこんなものです。

 

真横ということは、ゴールかどうかは、ゴールライン上で判断します。さっきまでオフサイドライン上にいた人がここに移動するのは不可能です。

 

出典:サッカー競技規則2023/24 | 日本サッカー協会

 

いつもの図です。「副審が」「真横から見て」判断します。他の角度から、競技と関係ない人が見たのは全部意味ないです。距離も関係ないです。線上・線と並行に見ないといけないんで、ゴール裏(垂直方向)から見ても、真実など分かりません。

 

「正確な判定などできない」ということは、選手もベンチも全員知っています。そしてVARとかゴールラインテクノロジとか追加副審とか、いまのJ3公式戦では使いません。ノーゴールと一度判定したら、それで確定です。

 

どうせ覆らないんだし、言いたいことは置いといて残り時間を全力で戦う。それがスマートなやり方です。もしかして、あとワンプレーできたかもしれません。選手たちは大きな抗議はやってません。次のプレーに集中していました。それを猛抗議で試合を止め、イエローを2枚をもらったのはベンチでした。

 

2度の抗議が終わり、相手キーパーがGKを蹴った瞬間に試合が終わりました。僕はもうワンプレー見たかったです。

最後に、GKで再開になったところを。

 

(24.8.6追記)

ベンチメンバーからの声による反則→ゴールエリアからの間接フリーキックで再開、だったようです。なるほどー。

 

(以下は参考:最初に書いた内容です)

ノーゴール判定→キーパーがパントを蹴る瞬間に、主審が笛で止めています。再開は、主審が再開の笛を吹き、ボールをドロップして再開するはずです。それが、主審・副審が協議した上で、GKに変更になりました。どこかで奈良側の反則があったにせよ、ドロップボール再開です。地面に静止したボールでプレー再開というなら、オフサイドでしょうか。

 

ベンチがGKか副審方向を指さして何か言ってます。主審・副審(A2)は無線で常時連絡を取ってるので、副審と主審の判断は一致しています。「副審が見てない・見えてない」のは制度上の限界で、「主審がゴールを確認してない」は分業の話です。

 

主審がプレーを止めた時点でアウトオブプレーなので、その間にボールを何度触ろうがハンド→間接フリーキック(百田がそういう動きをしていた)にはなりません。笛が聞こえなかったのでしょうか。

 

その後、主審・副審が協議した上でGKでの再開になりました。沼津キーパーは「ドロップボールじゃないの」のリアクションをしています。GKと言われたのでキーパーはGKを蹴り、試合が終わりました。

 

感想

真夏に入って、大して勝ってないのにメンバーを固定している意味が分からない。凛とか都並とかいるだろ。

 

去年の昇格組(愛媛・鹿児島)との対戦でも、「こういうチームが昇格するんだろう」と感じました。前半戦と後半戦で完成度が全然違う。沼津もそんな感じでした。昇格して、J2で頑張ってください。

 

奈良クラブは最終的に10位以内を争えれば。次は3週後。猛暑の時期に休めて良かった。うちは(1ヶ月くらいで治りそうな)大きな怪我人がいないので、中断の効果はそれほど高くないかな。

 

最後に微妙な判定があり、会場がブーイングに包まれ、試合が終わりました。とても「サッカースタジアムらしい雰囲気」でした。

 

「審判を野次る」のもサッカーの一部です。一喜一憂するためにスタジアムに行ってるんだし、試合中は思いっきり感情を爆発させた方がいいでしょう。自然に起こったものなら。誰かが決めて押しつけるものではありません。

 

あとがき

オリンピックが始まったタイミングで仕事が忙しくなって死にそうです。もうすぐ落ち着きます。

 

誤審の8割は、見る側の問題です。ルールを全部を知っている必要はありませんが、必要なやつはここで出来るだけ説明するので、一個ずつ覚えてください。知れば知るほど、サッカーをもっと楽しめます。

 

オリンピックといえば、海外の国際主審のジャッジ。イマイチな人が多いなと気付いたあなた。それはJリーグの審判が非常にうまいからです。アジアカップとか酷かったですよね。あれが普通です。

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これなんか、実況解説はもちろん、サッカーライターも町のサッカー好きも新聞もスポーツ紙もほぼ全部間違ってます。事実なので、意図とか関係ない。VARオンリーレビューです。いままでVAR介入をみたことがないのか、川淵三郎さんは。

スペイン戦といえば人違いVAR(女子・予選リーグの方)。違う人にカードを出してしまったケース。とても珍しい。生で見れた人はラッキーでした!

 

リンク集

www.jleague.jp

note.com

sporteria.jp

www.football-lab.jp

www.jfa.jp

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