フォーメーション
buena suertemi amigo(友よ、がんばれよ)
(解任された前監督へのメッセージ)
水曜日に監督が変わり、戦術も変わりました。「分からないから」で黙ってるより、分からないなりにいっぱい説明する方が役に立てると思います。前より間違いが増えますけど、違ってるところはぜひ教えてください。
今節から3421(3バック)に変わりました(上の図)
下の図は24節の鳥取戦。4123(4バック)です。
3バック4バックとも得意不得意はありますが、目的が決まっているなら、運用次第でどちらでも対応できます。どちらもバリエーションが無限にあります。現在は「失点が多い」という問題があるので、「後ろを安定させやすい」3バックを採用という感じかな。
(富山24河井陽介)
3バックに対する守備があまりハマっていなくて、サイドハーフの選手がいくのか、いかないのか迷い、後ろが重くなっていき押し込まれるシーンが続きました。前に圧力をかけて前進していくことが必要でした。
狙い通り。
フォーメーション変更の特徴は
・最終ラインが3人になるので、ボールを取られにくい
・ボランチが2人(賢星一人→堀内・神垣)になって、中央を塞げる
・守備では生駒・下川が下りてきて5バックに ←あまりやってない?
・攻撃では生駒・下川が上がって攻撃要員に ←必ずやる
・3トップから1トップ2シャドーへ(横が狭い→生駒か下川がサイドへ)
この試合はCBが1人増えて(タスクが分散される)、ボールを取られにくくなったくらいで、やりたいことはあまり変わらなかったと思います。
前3枚(松本國武岡田優希)は、孤立しにくいよう距離を近づけて…です。だいぶまえから解決策は見えていた気がします。
後ろは、相手の10番(Mレイリア)がやばい奴だったので、CB2人で挟んで対応。最終ラインが4人(3バック+WBどちらか)が基本で、危なそうならもう一人(WBのこり)が下がる、という感じか。「必ず5バック」という感じではなかった。3バックを仕込めてなかっただけ?
前は、CF松本(走力があって真面目に守り、プレスが上手い)が方向を規制して、他の1人(國武か岡田優希)が追いかける役。國武・岡田優希が1列目にいるか2列目にいるかで、見かけのフォーメーションが変わってました。
後ろの人数が減ると前の選手が動かないといけません。シャドーの2人です。國武は相当な運動量が求められてました。岡田優希の守備が目立たなかったのは、求められるのが運動量で守備の技術じゃなかったからです。守備で岡田優希を消耗させるのはもったいないんだけど、中央の選手だから仕方がない。
選手別
松本ケンチザンガ
今日のMVP。前節とは全然ちがう。動きもいいし空中戦も無双。184センチのエースCB相手に完勝でした。今節、よかった選手はいっぱいいたけど、松本の空中戦がなければ接戦にならなかった。1週間+数日でよく合わせた。
体勢が悪いのにまともなシュート。問題は、ロングボールなら空中戦に勝ってるのに、ゴール前でクロスが松本に入らないこと。生駒に頑張ってもらいたい。
澤田
やっぱりフィードはいいよね。カバーも。それに足も速い。ヴィトと澤田は足下が怪しい(ハイプレスを仕掛けられると取られそう)ので、神垣か生駒がカバーしてました。前半戦はもったいない使い方をした。ここから取り戻しましょう。
國武
この人も今日のMVP。潰れ役を、よく走ってこなした。攻撃で積極的に行く姿も初めて見た。國武がモノになるなら、1シーズンを使った甲斐がある。次はゴールだ。
試合全体
富山は中盤勝負のパスサッカーのチーム。ボールを受けてから一旦持って、繋ぎます。ワンタッチパスはないので(SC相模原はワンタッチパス中心)、ボールホルダーに真面目にプレッシャーをかけ続けると、攻撃が減速するし、どこかでボールを取れます。
掘内は、守備時は神垣(後)→堀内(前)で、ボールハンター役をやってます。今年やったっけ?インターセプト狙いの中盤のプレス役。このシーンでは、2回仕掛けて、2回目でボールを奪ってます。他だと國武神垣が頑張ってました。
相手の1トップ(10Mレイリア)が、速くてデカくて強くて真面目に働く選手。J3では見ないレベル。伊勢と大誠でうまく抑えてました。伊勢は3バックの真ん中でした。統率してるのは左CBの大誠。
芝が悪いのでクロスをミスするシーンがちょこちょこありました。しばらくピッチコンディションで苦しみそう。
松本のプレータイムが相当伸びそう。当分百田の出番がないかもしれない。春先にパトリックが怪我をしたときに取っておけば、今頃優勝争いしてたんじゃ。
現地観戦でした
監督交代後の初戦。指揮を執るのはダリオヘッドコーチ(?)。
ユースの監督からトップチームに移りました。
白Tシャツ白帽の人が中田一三監督。基本的にベンチ内。
試合終了。強敵相手によく頑張りました。富山は強かったが、奈良クラブも強かった。今季ベストゲームか、奈良クラブ史上ベストゲームかもしれない。
ゴール期待値。0.91vs1.06。互角です。
4日の準備で、試合内容が急に良くなりました。もちろん「監督が変わった」のが最大の要因ですが、ずっと準備していたことがようやく実を結んだのでしょう。それと、気持ちの問題。
最後の決定機。こういうのを守れるのは、気持ち。根性です。
次節は勝ちましょう。