奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

アウェー、蒸し暑い一日、荒れたピッチ。悪条件の中での引き分け (アウェー・AC長野パルセイロ戦)(2024年第28節)(24.9.14)(165)

はじめに

(画像部分をクリックすると、拡大・詳細が表示されます)

 

スコアは1-1。いずれもミス絡みです。得点の気配はしませんでした(ゴール期待値は、奈良0.56、長野0.68)。正直言って、面白くない試合でした。

 

ピッチがボコボコで蒸し暑い(気温29.1度、湿度76%)コンディション。引き分けで上々、誰も怪我をしなくて良かったなあという感想です。

 

基本フォーメーション

Jリーグ公式だと3-1-4-2になってる。攻撃時に2トップになってないのと、31岡田優希が低い位置でボールを受けてるので、攻撃時3-4-2-1が正しいと思う(詳しい方は教えてください)

(画像はクリックして拡大を)

 

この2人を「2トップ」というのは無理がある。横に並んでいても役割が全然違う。19松本は試合途中&攻守で機能(立ち位置)を替えてるみたいです。

 

2飯田はJリーグ初出場&移籍後初出場。

 

得点シーン

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試合を通じて、長野のトランジション(攻守の切り替え)がよかった。それ以上に、岡田優希のトランジションがよかった。こぼれ球やイーブンボールへの反応がこれくらい早ければ、他の選手ももっと点を取れる。

 

失点シーン

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見直したら面白いシーンだったので、今回はこっちを。

 

長野のカウンター。この位置からシュートを打ちます。ほぼボックス内だし、打てば入る角度。ここはシュートだ。

ディフェンダーに当たって、ボールは画面左奥へ

レギュラー組3人が同時にマークの指示を出します。人数・配置の確認と、2飯田にマークの指示。

 

ボックス内(ペナルティエリア内)ではフリーでパスさせない、打たせないのが重視されます。マンツーマン要素が強くなり、ゴール正面に+1にして、あとは1:1というのが多い。

 

これをゾーンにすると、フリーの選手にガンガンシュートを打たれるので心臓に悪い。

一番右。長野4は名古屋からレンタル中のCB、185cm。「ボールをくれ」としきりにアピールしてます。2飯田は180cmのWB(SB)、ヘディングさえを防げばいいので、サイズ的には上々です。二人とも最近レンタルされた(最近試合に出始めたばかり)せいか、端の方で指示される役回りです。

 

下の間延びしてるやつは、このあと20國武が下がってマークにつきます。

13小西がシュートを決めます。25神垣がいつのまにかマークを外してた。國武が13を見てると勘違いしてた?

長野13、奈良25の位置関係。25神垣はボールを見てます。マーク相手とボールが両方視界に入るよう、立たないといけない。

25神垣は首は何度か振ってます。13が自分のマーク相手じゃないと思っていたみたい。

 

ここはアウェーサポーター側のゴールだから、お客さんはいません。選手間で声をかけたら聞こえます。だれか気づかなかったんやろうか。

ここからは別の話です。33から19へのパス

赤の直線は、通常のパスの軌道。生駒がボールサイドに詰めて(なぜ前に出た?)、長野10がフリー。裏でボールを受ける動き

長野19がフリックしたので、手前方向に軌道が変わります。22生駒は釣られてます。このフリックはうまい。フリックした19杉井はCBです。

ボールホルダーに向けて戻ります。ボールホルダーはノーマークです。

シュートを打てる体勢です。25神垣が詰める。22生駒、25神垣からボールへの距離がほぼ同じだったので、2人ともチャレンジ。

偶然「2人でボールを奪う」形になった。ボックス内は1:1が基本なので、1箇所で人数をかける(2:1にする)と、どこかで足りなくなる。

長野6が頑張ってボール保持(これもファインプレー)。パス(こぼれ球)に長野13が反応

8掘内の反応が早かった。ゴール前で2:1にしていたので、1人はチャージしてもよい

シュート。同点ゴール。

 

確かにミスは絡んだ(特に生駒の動きが分からない)けど、「19杉井のフリックがうまかった」でいいと思う。視野の広いワンタッチパス。「ボックス内で人についてる」状態であれをやられると、一発で大ピンチになる。経歴を詳しく知らないけど、デカい中盤の選手をCBにコンバートしたのかな。

 

センターバックのキラーパスを見るのはいつ以来だろう。もう一度どうぞ

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試合全体

ボールロスト位置はほぼ敵陣。下がボコボコの時は、とにかく敵陣でプレーする。リスク管理はできていた。

攻撃の重心が後ろになってて、しんどい。

2飯田は後半開始から高い位置に。後ろは安定していたので、攻撃で1点取ってこいという修正でしょう。あまり存在感がなかったので評価は保留です。

最初でちょっと触れたが、岡田優希がボールをもらう位置がかなり後ろ、ハーフウェーラインくらいに下がってる。

適当に探してきたスタッツ。最初にもらう位置が一緒でも、前、中央に運べてない(左右、勝敗など色々違うので参考程度に)

右上の一番濃いところは、GKに競ってる場所です。松本は192cmあるので、相手が185cmでも179cmでも一緒です(前節は184cm相手に完勝してます)。高さで競るタイプより、技術で競るタイプに苦戦すると思います(目測とか押し方とかジャンプのタイミングとか)。

 

GKでのポストプレーをあんまりやってなかったのは…対策されてるから別の戦い方にしたのか、「そういうチームじゃない」のかどっちか。

 

パトリックも空中戦を頑張ってた。松本の影響だ。松本→嫁阪の交代も定着しそうで、前線はヘディング力重視の起用に。百田の出番は回ってくるのか?

 

ボール保持は安定してきたし、球際に競る習慣も戻ってきたし、あまり心配はしてません。順位は危険水域(18位)ですが、残り10試合で勝ち点15を取れば楽に残留できる、と考えましょう。長いシーズンも、ようやくラスト10試合です。

 

リンク集

note.com

parceiro.co.jp

www.jleague.jp

sporteria.jp

www.football-lab.jp