まとめ
奈良クラブvs福島ユナイテッドFCは
— ちびかん (@suica_chibisuke) 2024年11月2日
(試合終了〜3時間に取ったアンケート)
勝ち点が取れた、怪我人がでなかった、というだけで100点。試合が面白くなかったのは別の話です。内容には、特に言いたいことはありません。
雨の日の戦い方
【イベント情報】
— 【公式】ロート奈良鴻ノ池パーク(奈良市鴻ノ池運動公園) (@konoike_sports) 2024年11月2日
本日、J3リーグ奈良クラブ公式戦、豪雨のため時間を 20分遅らせて開催となります。
中央駐車場も満車です。第2、第3駐車場の臨時駐車場をご利用ください。 pic.twitter.com/BeOM12Ojrf
よく試合をやったよね。
数年に一度はこういう条件に当たる。勉強して損はないと思う。
下が悪いときの戦い方をかなり詳しく書いてた。
J1ユース出身のテクニックのある選手は、早くからピッチに対応できていたようです(うちだと14中島、40吉村)。中盤の選手はサッカーが出来ていて、サイドの選手は(水たまりが出来ていたので)ボール扱いが出来ず、大きく蹴る、最後まで追いかけるというプレーが中心。
これは24年6月23日、第18節(ゴースタ、金沢vs北九州)。今年のJ3で一番ピッチが悪かった。
「ロートFが特別酷い」
「最低の条件になった」
かというと、それは違います。福島戦のコンディションは「年に何度か見る」レベルです。施設と言うよりは、天候の問題です。さっきのゴースタは今年竣工ですし、奈良vs福島と同日開催のヨドコウ(大阪市東住吉区)もひどいものでした。設備では対応できない雨が降った。
感想は「ロートFフィールド奈良、やるじゃん」。雨量が多かったので水が溜まりましたが、水はけはよかった。
奈良の先制点(前半40分)、福島の同点弾(後半68分)を同じ角度から見た様子。1時間弱で水はかなり抜けてます。2時間くらい待てば、水たまりは消えてた。表面(芝・土)はともかく、地盤(水はけ)はいい。
ちなみに甲子園は三角州に建っている(枝川を掛け替えた跡、砂れき(砂利)の上)ので、水はけ抜群。表面にシートをかけ、新たに水が入らなくすれば、溜まっている水は自然に抜けます。グランド整備というより、立地と地盤の問題です。
得点シーン
失点シーン
前半は水たまりが多かったので、最後まで走ってボールを拾うこと。後半はピッチが部分的に回復していたので、状況を読んで「いつものプレー」か「大雨用のプレー」かを使い分けること。
14中島賢星コメント
(Q:非常に難しい環境での試合でした)
A:逆にやるべきことはハッキリしていたので、それを遂行するのみだと考えていました。【公式】奈良vs福島の選手コメント(明治安田J3リーグ第35節:2024年11月2日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
できることはほとんどなくて、やることは決まっている。やるかやらないかの問題。
天候別勝敗表
25神垣陸コメント
こういう状況の試合でイヤがっているのは相手のほうだと思いましたし、悲観することなく、みんなでポジティブな声をかけ合いながらプレーできました。
【公式】奈良vs福島の選手コメント(明治安田J3リーグ第35節:2024年11月2日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
福島が嫌がってたのは、天気との相性もあるんじゃないか。「天候別勝敗表」というスタッツを思い出して、調べました(用途がよく分からない)。
(結果)奈良 3試合1勝1分1敗 3得点、3失点 J. League Data Site福島 6試合2勝4敗 10得点-13失点 J. League Data Site(条件:2024年、天候:雨,雪,雷雨。いずれも、この試合を除いたデータ)
うちの方が勝率がよかった。
晴れだと4勝5分7敗。ずっと曇ったままだと未勝利(0勝9分4敗)で、一滴でも降れば(雨+時々雨/雪)勝ち点がもう少し取れます(1勝4分1敗)。
感想
パスサッカーのチーム同士の対戦。水たまりがまじり、ボールが転がらないコンディション。良さは出なかった。
ピッチに対応できてない選手が両軍ともいた。タッチが柔らかいとか、加速が早いとか、プレースタイルの問題。ピッチコンディションを見てスタメンを入れ替えれたら、メンバーは変わっていた。
水たまりがあるときは、リフティングしてからパスを出す。複数の選手がやっていた。こういう条件でのプレーの経験があるんだろう。40吉村の場合、秋田時代の経験(雪解け時期の練習)だと思う。
次節に向けて
対戦相手より大事なのは、ピッチの状態です。次節の会場は、相模原ギオンスタジアム。ピッチコンディションがJ3で一番良く、パスサッカーのチーム(SC相模原)向きのスタジアム。奈良クラブがパスサッカーに戻すならここしかありません。
監督が変わって「アイデンティティ」という言葉が消えました。残留するのは絶対条件で、最優先事項です。ただ、クラブの今後を考えれば、低迷したらパスサッカーの監督を辞めさせ、夏に借りてきた選手にロングボールを蹴るサッカーをするチームが、「うちはパスサッカーだから」と言ってもぜんぜん説得力がありません。
対戦相手(SC相模原)は、夏の補強で、J1から3人、J2から2人が入りました。FW武藤雄樹は日本代表歴あり。すぐにでも昇格したいんだと思います。
SC相模原 2024 移籍情報 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
シーズン開始時の戦力でいえば、相模原相手なら何をやっても勝ち点を取れるくらい均衡してました。前節(相模原vs富山)を見ても、相模原の選手のレベルはかなり高い(予算規模だとリーグ上位6位に入る)けど、自分のやり方を捨ててまで相手に合わせる必要はありません。
降格の危機なんてのは、数年に一度は必ず訪れる、サッカー界の年中行事みたいなものです。その度に自分のサッカーを放棄したら、先はありません。もし4バック+パスサッカー+攻撃的布陣で来たら、(結果はどうあれ)この先も応援すると思います。