森田凛のバースデーゴールで、新チーム初勝利。
得点シーン

今治はボールが前に進まず、キーパーに戻した。もらいに来たのは14森。

(1)14番が下りてきて…は正面、だがやや遠い。
(2)14番(左CB)も空いてます。こっち(サイドの選手)に出さなかった理由は、パスしてもまたキーパーにボールが戻ってくるからです。サイドにはプレッシャーがかかってました。


実はこの形、3回目です。キーパーに戻した時点で中盤の選手が上がるよう、指示が出てます。元々中盤には誰もいないのに、選手を上げるとどうなるか?
14番(ボールを取られた選手)は、よく考えたらフォワード。2トップの一角です。誰もボールをもらいに来ないので、高い位置から下りてきて、ボールを繋ぎにきました。この選手は、距離感もボールの受け方も上手いです。自陣ゴール近く、フォワードが下りてくる場所じゃない(この位置で下りてくるチームは、前に人が足りなくなって点が取れない)。
ハイライトだけ見るとキーパー(パスミス)と14番(ボールロスト)の凡ミスに見えますが、責任は監督が6割、8番が3割、キーパーが1割です。あの位置に誰か、中盤の選手がいるよう指示しないと。
似たシーン1

1回目は28:30くらい。17田村翔太がキーパーにプレッシャーをかけ、下りてきた相手14にパスを出しました。14についてたのは10森田です。相手6(ボランチ)は、バックパスを見て上がってます。
ここもサイドの選手(15番)は空いてます。中央から攻めるよう指示が出ていたんだと思います。
似たシーン2

29:25頃。3番(センターバック)からのパスが通り、ピンチになりました。
14番のもらい方とターンがうまいので、是非見てください。10森田は一応付いていますが、プレッシャーにはなっていません。相手8(攻撃的な中盤)はパスコースがないので、このプレーには絡めていません。
3も15も(特に15番)フィードがうまいし、ここから蹴ればいいと思う。今治は前線の高さで負けてるし、バックパスをすれば、奈良がライン形成する時間ができる。
得点シーン(再び)

得点シーンに戻ります。いくつか情報を足します。
・今治は、プレスに対しては安全第一。戻すか横に蹴る
・今治のフィードはキーパーが行う(CB→キーパーへ戻す)
・キーパーが前に出るタイプかは、事前に情報が入る
(=試合前にミドル・ループシュートの練習が可能)
前の2プレーで分かった情報
・正面へのパスを選ぶ可能性が高い
・正面のパスの選択肢は14番だけ
・受けるのはフォワードの選手(プレス耐性、視野の問題)
・14番の移動距離、パスの距離ともに長い
キーパーから14番にパスが出ることが分かりました。凛くん賢いね。もう一度どうぞ。
【GOAL SCENE】
— 奈良クラブ (@naraclub_info) 2026年2月14日
2/17 vs.FC今治
⌚️35分
⚽️#森田凜 #奈良クラブ https://t.co/v2uNX4Kub9 pic.twitter.com/SBXGYMF4MQ
DAZNで28分~29分30秒まで見直してからハイライトをもう一度見るのがおすすめです。
メンバー

気になった選手を何人か。
36石井大生
190cm、左利きのCB。スピード系で、170cmのサイドバックの身長を伸ばしたようなプレーをする。前へ飛び出してヘディングする仕事がうまい。今見せてないプレー(ラインコントロール、DF間のコーチング、CBの1:1、ポストプレーへの対応)は全部苦手だと見ている
18後藤
昨季、JFLで19G。スタミナと守備力が高い。この試合も守備で頑張ってた。攻撃は「裏へのスルーパス」の、パスを出す役。
移籍選手の肩書き(例:京都サンガユース出身、元U-22日本代表)は、「なのにJ3へ?」に解釈してます。肩書きがすごくて下部にいる選手は、鳴り物が間違っているか、短所が一発アウトか、契約がおかしいか。どのライターも「良いように書く」ので、悪いところは言いません。
今治10 Eジュニオ
今季加入。J1・2シーズン14G、J2・6シーズン54G。本物のストライカーです。35歳。前節はここにポストプレーのできる大型選手が入ってた(44林、180cm)ので、選手が替わっていたら展開も変わってました。
今治14 森
名古屋ユース出身。J3福島から今季個人昇格しました。この日はシュート4本、下りてきて繋ぐシーンも目立ちました。久しぶりに見ましたけど、いい選手ですね。
スタッツ
Jリーグ公式→試合情報→速報、で中継に出てきたスタッツが取れました。
【公式】奈良vs今治の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月14日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

試合内容は劣勢(ゴール期待値で0.7の違いがある)で、勝てないことはないという戦力差。ゴール期待値(0.41)、ボール保持率(41%)とも、そんなものだと思います。
この試合に限っては、今治の完成度が低い。前節は雪国の下部チーム(J3金沢)相手に0-0です。この試合も、終わった後サポーターから相当叩かれてると思います。
せめてプレス回避ももう一種類用意してれば、ボールを保持したまま敵陣で戦えた。あとは左サイド(生駒→芝本サイド)への攻撃。よくロングボールを蹴るのに、ターゲットがいないのも良くない。

「守備を頑張っていた」シーンは、イーブンボールを2人が追いかけてデュエルするシーンです。1:1(攻撃側・守備側が向かい合って)はほぼなかった。マーク確認はやってましたが、人にはついてませんでした。
SBの一人を入れ替えて(27中山→8吉田)、両SBの立ち位置を0.5列うしろへ。守備とボール保持が安定しました。10森田・8吉田・36石井はボール保持力が高いので、繋ぐサッカーもいけそう。
今の段階(トップチーム未経験の監督)では「守備をやる意思がある」ことは確認できてます。すぐできることはやって、最悪からは1段階上がりました。難しい話はその先です。
最後に
今日はここまで。時間配分を間違いました。またコメントをください。