フォーメーション

言いたいことは1つだけ。大黒監督が配置の指示をしてない。
トップ下の動き

今日のトップ下は、18後藤→20國武 ※右に向かって攻撃します
20國武がこの試合で何をやっていたか、おそらく覚えてないでしょう。20國武は立ち位置が非常にいい選手で、フリアン・エコノメソッド時代を象徴する選手です。ただ監督が変わって、育成・評価システムも変わりました。
20國武はフリーで「下りてきてもらう動き」をしていましたが、元々パスコースのない場所なので、パスは来ません。裏抜けのアクションも、不十分なのか、パサーに意図が伝わってないのか、いいボールは来てません。この日のパフォーマンスは、前半途中で交代するレベルでした。ハーフタイムも修正は入らず、後半、右サイドに回ってからも(7田村亮のポジション)、立ち位置と動きの意図がよく分からず、ボールに絡んでません。
18後藤(前節までスタメン)は、釣る動き、もらう動きともできてました(クオリティの評価は別:戦術通りに動いていたという意味)。
分かった。20國武はタスクを理解してない。そして監督は「求めるタスク」だけ言って、「立ち位置」「動き方」の指示をしない。守備だけじゃなく、攻撃時「も」。
だから、最初からできる選手(教え子、ベテラン)だけ期待通り動いて、そうじゃない選手は何もできない。50芝本の立ち位置も動きもずっとおかしかった理由がやっと分かりました。何年もかけて築いた「いい習慣」も、なくなるのはあっという間です。
左サイドの連携

つぎは左サイド。グレーの部分です。攻撃要員が「居てほしい場所にいない」のが困った。パスの起点は36石井、190cmの左利きSBです。

改善策1。左SB・8吉田、LM富樫はピンクの場所にいて欲しい

こういうやつ。8吉田が、かなり高い(前に進んだ)場所にいないといけない。

改善策2。左SB・8吉田、LM富樫はピンクの場所に移動

8吉田が中に入りランニング。サイドで9富樫が受けてワンツーで裏に、というパターン。こっちも、8吉田が高い位置(かつ中に入って)にいるのが大事。「偽サイドバック」ってやつです。
問題点

攻撃も守備もそうですが、配置が崩れたまま速攻をかけても、ボールを取られるだけです。なのでキーパーとディフェンスラインでボールを回している間に、配置を調整します。
8吉田はCBと同じ列にいます。後ろが安定しないから、パスの逃げ道を作るためです。ただ、SBが前に出るのが攻撃の前提条件です。「石井がボールを取られても知らん」「アシストついたら自分だけ給料上げてくれ」くらいの割り切りで、攻撃時は攻撃に専念して欲しい。
あと9富樫。守備意識が高い選手です。後ろが崩れそうなときに、先回りして下りてきて、守備に回ります。それはそれでありがたいのですが、フォワードの選手に期待するのはあくまで得点です。失点が多いのは守備練習をやってないせいで、1人余分に戻ってもほとんど影響ありません。9富樫の仕事は攻撃。
前節までは18後藤(こっちも守備がうまい)がこの仕事(先回り守備)をやって、9富樫がわりと高い位置に残ってました。18後藤がサブに回って、20國武が機能しないから、フォワードが攻撃できなくなる。
どちらも「守備が不安定だから攻撃できなくなる」形、原因は一緒です。

2試合連続でシュート20本以上打たれて複数失点、こちらは枠内0本、1本。酷すぎて伝説になりそう。
得点シーン
1点目
ゴール正面で36石井がヘディングを空振りしてます。36石井はハーフタイム後、様子がおかしかった。混乱してたんじゃないか。
2点目
パスを出すのはそっちじゃない。キーパーだ。
終盤に集中力が切れる
うちのチームは70分過ぎ、特に失点してから、プレーが雑になります。頭に負荷がかかって、一定量を超えた時点で動かなくなって、判断能力が下がってるんだと思います。
今季の攻撃は「縦に早い」サッカー。攻撃開始から終了まですぐなので、基本的に時間がかかりません。守備の時間が長い。そして守備はチーム方針がなく、選手同士で決めてる。
選手が困ってるのは「考えながらプレーしてる」からで、何をやるか先に指示しておけば、決めた通りに動くだけ。普段は思考力をセーブして、難しい場面だけ頭をつかいます。
百年抗争リーグの位置づけ
新監督は有名人らしいですが、僕は南大阪の人間なので、北摂の人にはあまり思い入れはありません。数年でいなくなる人のために、何年も苦労して身に付けたポジショナルプレーが消えてしまったのは大変残念です。
5試合経過で今の状態。そろそろ強化部が回入する時期です。18試合のリーグ戦で何がしたんですか。通常のシーズン(昇降格あり)なら、1ヶ月以内に監督が変わってると思います。
特別リーグは全18試合、次節で1/3が終わります。
サッカーには4局面あって…というのは、サッカーに詳しい人なら誰でも知っています。チームを「攻撃」から組み立てるのは別に構いませんが、守備、ポジトラ、攻撃の3つはワンセットです。そろそろ「守備→攻撃(ポジティブトランジション)」くらいはやりませんか。守備で陣形が崩れてて、配置を直す間に相手の陣形が整っている。準備できてる相手に攻撃して、また守備から。問題は、その前の守備陣形です。
最後に選手起用について。試合に出てない選手は(大黒戦術の)理解度が低く、メンバーを入れ替えれば入れ替えるほどチームが弱くなります。みんないい選手です。弱いのは、選手の問題じゃないです。
今後の予定
今季の解説(更新)は第9節まで、あと4試合で終了します。今のチームに言いたいことは特にありません。一巡(前半戦9試合)はやろうと始まる前に決めていたので、予定通りやるつもりです。