奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住サポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

FC岐阜戦・配信のフォロー(2026/27シーズン第6節)(217)

説明は動画本編にあります。そちらをどうぞ

 

https://youtu.be/87pWbcaPBWc

 

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前7分、レッドカード判定

(1)ファール・ノーファール

 

(戦術ボード)

 

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11佐藤諒が裏に蹴る

相手22・4との間に蹴って、13安藤と競走に

相手4と13安藤が転倒。相手4にレッドカード

 

(前提)

13安藤が足一つ分抜けている

(一つ前のプレーで、スピードで振り切っている)

相手4は13安藤の二の腕をつかんだ状態

ドリブルのミス?でバランスを崩し、掴まれた左腕に上から下方向に力がかかる

 

拡大版

位置関係。DFは後ろからつかんでいる状態

13安藤はここでバランスを崩し、左腰が落ちている。一人でのドリブルならリカバリできるが、となりに邪魔者がいる。

腕から落ちているというよりは、左腰が先に落ちている。

相手4からすれば、13安藤の動きで自分が倒された(=DFは相手を倒していない)感覚

(ファール・ノーファールまとめ)

DFが後ろから腕を引っ張ってる

FWがバランスを崩した

両選手が同時に倒れてるのは、つかんでいた・力が伝わっていた証拠

ノーファールと判定する余地も0ではない(が普通はファール)。もう一度どうぞ

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(2)DOGSO・SPA

Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity(DOGSO)

得点または決定的な得点の機会の阻止

 

次の状況を考慮に入れなければならない。

反則とゴールとの距離

全体的なプレーの方向

ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性

守備側競技者と攻撃側競技者の位置と数 

下線は改正点

 

(今回のケース)

距離 敵陣・アタッキングサードでのファールなら概ね対象

プレーの方向 全体としてゴールに向かっているか

ボールコントロール OK

ボールとゴールの間にディフェンダーが何人いるか、退場したのがFPかGKか

 

DOGSOの適用対象。ファール=DOGSO・レッドカード

 

【世界一わかりやすい】DOGSO(決定的な得点の機会の阻止)とは?4条件・SPAとの違いを徹底解説|サッカー競技規則道場

 



2.前17分・PK

相手50が倒れたのは接触と無関係。ノーファール

 

ハイライト未収録。DAZNで16:40〜

 

(戦術ボード)

 

少し体が離れた状態から、相手50が画像、左手前方向へ踏み込む。体を入れてシュートを打つため

踏み込んだときに相手50がバランスを崩す。大きく踏み込んで一歩で前に出る予定が、相手がすでに併走していたから。

 

右腰→右肩の順で崩れるのは、つまずいたか、腰を押されたときの転び方。肩をつかまれる・押されると、上半身から崩れる。転倒と手が関係ない

8吉田の左手が相手50の肩にかかったのは、相手50が踏み込んできたから。併走してる状態ならで相手を邪魔する目的なら、つかむ場所は別になり、別の動きになる。

 

ちなみに8吉田がファールなら、PK・レッドカード・次節出場停止(軽減なしの三重罰)です。

(前7分、レッドカードとの違い)

ディフェンダーが追いついてる

併走・競り合いが成立するため、多少のコンタクトはノーファールとなる

転倒の理由とディフェンダーの「手」が関係がない

力が伝わっていない

今回のケースならPKを取る方が楽なので、ノーファール判定をするには、明確な根拠と強い信念が必要になります。不利になったチームからブーイングされるのも織り込み済みです。我々が判定を受け入れるかは自由ですし、くそレフェリーにブーイングをする権利があります。

 

3.後47分・PK

相手50、16奧田

クロス対応、通常の競り合い

 

4.後58分・PK

相手7、22生駒

裏抜け対応。22生駒がボールにチャレンジして接触、相手が転倒。

 

5.後58分・PK

相手50、16奧田

スルーパスが16奧田サイドに出ていて、16奧田がボールを確保する動きの中で接触

 

 

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福島ユナイテッドFC戦・配信のフォロー(2026/27シーズン第4節)(216)

 

動画本編

 

26.9.1 20:00公開

 

試合結果

soccer.yahoo.co.jp

 

偽9番/ゼロトップ

kiko99.org

tele-saka.com

ameblo.jp

 

注目シーン1:相手CBの挙動(前半29分)

ビルドアップでボールを確保のシーン。そのあと、サイドチェンジ→7田村→8吉田新クロス→逆サイド→7田村シュートと続きますが、そっちはカット。

CB・16奧田から縦

CF・14望月が下りてくるのを相手CB・17がついてくる。この角度だと、北方向に戻す(レイオフ)

42川西が回収。最終ラインへのプレスを2枚剥がして、CBをつり出した。上々。

 

動画をどうぞ

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注目シーン2:望月オフサイド(前半38分)

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いい攻撃です。できればハイライトの30秒前から見てください。

グラウンダーのパスでサイドチェンジ、54川﨑へ。相手SB・66が対応。空いたスペースに8吉田が走り、相手CB・29がサイドに流れる

54川﨑からクロス。9富樫が下りてもらう動き。ライン間が空いてる

 

相手CB17は、9富樫にくいついてゴール前を空けたか、SB・23と一緒にラインを上げたか(おそらく前者)。

いちおう1:2だが、一人が戻りながらの守備なので、ボールを収められればシュートが打てる。14望月(181cm)、相手23はSBで173cm。

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得点シーン

奈良1点目

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福島の守備(個人も組織も)の問題。注目するなら13安藤

1枚目から2枚目の間でフリー

こぼれ球への反応が早い

決めたのは14望月。ゴールが決めるかは、立ってる場所で決まる。もう一度どうぞ

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奈良2点目

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福島の狙いは、画面手前サイドでのビルドアップ。奈良もそちらサイドでボールを取る計画

 

福島1点目

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相手8岡田のコメント

www.jleague.jp

 

プロセスも重要

相手キーパーからのフィード。相手FW・9(171cm)と16奧田(182cm)の競り合い

相手キーパーのフィードへの対応で16奧田が足をつってる(2点目を取られたあとに交代)。飲水明けの最初のプレーで故障されると、監督コーチは対応できない。もう一度どうぞ。

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福島2点目

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おそらく16奧田(ともう一人)の交代準備中に失点。仕切る人がいない

 

まとめ

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動画本編

 

次回もお楽しみに

 

レノファ山口FC戦・配信のフォロー(2026/27シーズン第3節:レノファ山口FC戦)(215)

 

動画(本編)

https://youtu.be/KK_bep5qE5M

 

結果

soccer.yahoo.co.jp

soccer.yahoo.co.jp

www.football-lab.jp

 

(お詫びと訂正) ※2026.8.28追記
山口の左CBは18番亀川諒史選手です。動画中で誤った表記をしていました。お詫びして訂正します。

 

山口1点目

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43鈴木は、横浜FCからこの夏レンタルで加入。J1・56試合、J2・37試合出場のWB

 

soccer.yahoo.co.jp

これはフィードの質がいい。もう一度どうぞ

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奈良1点目

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→フォーメーション図

 

一個前の失点シーン。相手17のジェスチャーは、裏狙い・ボール要求のポーズ

山口は相手ボールになると全員の体が止まる。ハイプレスの継続がしんどい?

相手33がこちらのFWと駆け引きをしない。パッサーだけを見て、FWと競走

9富樫の収め方がうまかった。

 

山口・監督コメント

www.renofa.com

 

もう一度どうぞ

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奈良2点目

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後半AT。96マルクのキャッチ→フィードからスタート

山口は全員敵陣で攻撃。ボールを確保すれば1:1

54川﨑、相手6ともフル出場です

カットインしてシュート。修平の得意技。もう一度どうぞ

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奈良3点目

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54川﨑のフィードから。

山口は全員敵陣で攻撃。13安藤の前にいる選手が最終ラインです

全員敵陣で攻撃=快足タイプを底に置く(相手6みたいに)のが基本。今回は5、33ともセンターバックなのでドリブルで抜ける

13安藤は2日前の天皇杯でフル出場です

ペナ内で切り返す→引っかかる→PKのパターンはよく見ます

 

安藤陸登コメント

https://www.jleague.jp/match/j3/2026/082219/#review

 

今季初勝利の瞬間

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試合終了のホイッスル。48川西が小さくガッツポーズ(後ろで22生駒も)

初のフル出場。2日前の天皇杯でも45分の出場でした

 

soccer.yahoo.co.jp

レノファ山口・ゴール裏の反応

 

動画(本編)

https://youtu.be/KK_bep5qE5M

 

鹿児島ユナイテッドFC戦・配信のフォロー(2026/27シーズン第2節:鹿児島ユナイテッドFC戦)(215)

 

Youtubeチャンネルをやってます

 

https://youtu.be/6jC4c5BKmOk

 

 

今回は、第2節・鹿児島ユナイテッドFC戦配信のサポートです。解説は動画本編で。説明に使った素材をこの記事にまとめています。このブログはサポート用です。

 

2026/27シーズンから、試合解説は動画に移行しました。

 

 

自己紹介

www.naraclub.net

 

試合結果

soccer.yahoo.co.jp

www.football-lab.jp

 

 


得点シーン

鹿児島1点目

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サイドチェンジ。99森本はあまりプレスに行かない(規制がかからない)

自陣のマーク(数的同数・不利)を優先。前後(ボールホルダー方向)のプレッシャーが遅い。左右(幅方向)のスライドはまあまあ。

蹴った瞬間。40吉村が上がって、底3枚(22生駒、33佐藤、8吉田)の陣形

22生駒が相手55に振り切られてる。相手55→相手44にヘディングパス(?)

失点に直結したのは33佐藤のマークの甘さ。それとゴール正面、8吉田の守備

8吉田がゴール正面でストライカーを見失うパターンは3点目も同じ

 

もう一度どうぞ

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奈良1点目

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中にいるのが14望月、7田村の2人。相手36の対応ミス(マークが甘い&脚をすべらせて付いていけず)

14望月にあわせたクロス&いいすらし方。もう一度どうぞ

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鹿児島2点目

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33佐藤の問題。キーパーへのパスが弱いのと

クリア(→コーナーキック)せずゴール正面に戻したのと

ロートが今季初で、ピッチの状態を把握していなかった。もう一度どうぞ

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鹿児島3点目

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相手選手がサイドでボールをもったあと、36石井、8吉田が敵選手を何度確認したか(首をふったか)

二人とも2回、最後がこの場面。ゴール正面は、相手2だけ

その後、四角からゴール正面に回り込み、GK・DF間のパスをワンタッチ

 

後半89分。両サイド(22生駒、8吉田)がフル出場。なんらかの間違いをするのは仕方がない

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参考になる試合解説

note.com

www6.targma.jp

 

 

次節対戦相手

www.football-lab.jp

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最後に

本編(配信)もお楽しみください。

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www.youtube.com

愛媛FC戦・配信のフォロー(2026/27シーズン第1節:愛媛FC戦)(214)

 

Youtubeを始めました

www.youtube.com

 

2026/27シーズンから、試合解説は動画にします。ボードを動かして、しゃべって説明するほうがわかりやすいですよね。

 

このブログは当面、サポート用にしようかと思います。スマートフォンで動画を見ていると、できないことがいくつかあります。このブログは、動画視聴後のサポート用に残していく予定です。

 

今回は、第一節配信のサポートです。細かい説明はしてないので、配信を見たあとで見るのがお勧めです。

 

第1節・愛媛FC戦の配信

 

ゴールシーン

基本の形

38(シャドー)、50(センターバック)8・23(ボランチ)から両ワイドにパス

 

 

愛媛1点目

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愛媛1点目。

相手14に渡ると、40吉村と1:1

相手38がボールタッチ、その後シュート

相手38 シュートの時点でノーマーク。

ディフェンダーが寄せてない(=ボールウォッチャー)

相手17 ボールへ反応が早い

 

もう一度どうぞ

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愛媛2点目

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愛媛2点目。

相手の攻撃(サイドチェンジ)をファールしてしまいFKに

中央。54川﨑と相手5の押し合い

オフェンスファールだと思う

 

もう一度どうぞ

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愛媛3点目

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オウンゴール(14望月)。

22→49→スルーパス。33佐藤がクリアしてCKに。

CKになったのは両ワイド(相手14、49)を空けていたのが原因

 

愛媛4点目

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愛媛4点目。14へのサイドチェンジから

サイドチェンジ、22→14からピンチ

33佐藤が迎撃

1人飛び出したのにスペースが明いたまま

カバーするとしたら30増田か36石井

 

もう一度どうぞ

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奈良1点目

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SH・11佐藤がワイドに、SB・8吉田が内側のレーンを上がる

見慣れた「偽サイドバック」の形

36石井がいいフィード。

フリーだといいのが蹴れるのは、こちらも同じ

 

もう一度どうぞ

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参考になるサイト

note.com

 

4バックの横幅問題 ※順に難しくなります

footballbox.club

kazu-works.com

www.footballchannel.jp

 

 

田村翔太選手のゴール解説

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次節対戦相手(鹿児島ユナイテッドFC)

 

前節・ハイライト

www.youtube.com

 

田中渉のフィード

www.youtube.com

 

 

最後に

本編(配信)もお楽しみください。

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第1節・愛媛FC戦の配信

 

www.youtube.com

 

百年構想リーグ総括・積み上げとゲームモデルと(213)

 

総括

コンセプトのよく分からない半年だった、というのが正直な感想で、何か語りたくなるほどの思い出はありません。日程調整のため、なにかやらないと仕方なかったとはいえ、J2リーグのサポーター(とくに状態の悪いチーム)には災難だったと思います。J3には勝って当たり前負けるとジャイアントキリングだし、知らない場所に遠征しないといけないし、アウェー客は減るし、あっちになんかメリットがあったんでしょうか?

 

 

チームの積み上げ

青が攻撃、赤が守備。6が及第点、7が昇格レベルに設定してます。

 

グラフは左から、

25年3月(中田監督時代・タイキャンプ効果) 攻撃7、守備5

25年9月(小田切監督就任直後) 攻撃5、守備7

26年2月(大黒監督就任直後) 攻撃5、守備3

26年6月(プレーオフ終了時) 攻撃8、守備6

 

「一貫したゲームモデル」「着実に積み上げ」の以前に、監督のカラーがバラバラで方向性が全然違う。一三が頭突きしたのと小田切監督が急に出て行ったのがすべて悪いんですが、守り切るタイプの次に大黒さんを招聘するフロントを見て「一貫性」「ゲームモデル」と語るファンはいないでしょう。積み上げというより賽の河原や(積み上げると鬼が壊しにくる)

 

実際、守備の積み上げを無視して、攻撃の積み上げだけを目指した最初の2ヶ月で「これが続くのか」「1年半無駄にした」と唖然とした方は多いでしょう。

 

守備は、おそらくシーズン当初は練習を一切してなくて、1:1とかゾーンとかの基礎的な習慣が抜けてました。潮目が変わったのはアウェー金沢戦(第12節)。この試合の前から守備練習をするようになり(おそらく指導するコーチが変わった)、試合を経るごとによくなった。

 

【公式】金沢vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年4月25日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

興味がある方は、ハイライトを見直してください。開始6分でセットプレーで失点し、そのまま0−1で負けました。ものすごく面白くない試合です。リアルタイムで見ていて、この試合を評価した人はごく少数でしょう。

 

※最近、クラブ社長が金沢戦に言及していました

 

目の前のプレーを見ること

アウェー金沢戦(0−1)を終えて、12戦3勝(得失点差−12)の最下位です。試合内容がよかった、よくなったと拍手した人はどれくらいいたでしょうか。私もやってません。リアルタイムには。

 

私の持論は「いい観客がいい選手を育てる」、砕けた言い方をすると「ファンがあほやとチームは永遠に強くならない」です。今季はファンの純度が上がった分、「サッカーが分かってる人の反応」が増えました。

 

これ、「50点のプレーには50点の反応」「70点のプレーには70点の反応」を返すという意味です。つねに熱狂的な応援をするのはBGMと一緒で、プレーに何の反応もしてません。ずっと拍手するより、いいプレーだけ拍手したほうが選手が賢くなる。

 

サッカーの解説もそうです。いいプレーを褒めるのは当然ですが、ただの凡ミスをいいように解釈したり、30点のプレーに(本当は30点と分かってるのに)80点をつけるのは違うと思います。そういう態度だと、続けるごとに精神的にしんどくなります。

 

サッカーは難しいです。最初に見た印象と、同じシーンを何度も巻き戻して見た印象が全く違うことはよくあります。

 

周囲のサッカー通は、サッカーが分かるようになるまで長い期間、修行僧のような日々を送ってます。そんな苦労はやらなくていいので、僕が分かったことはこのブログにまとめてます。見方が分かるとすごく面白いです。このスポーツ。

 

スキルの積み上げ

今季の奈良で積み上げてるとすれば、止める蹴るの技術。プレーオフ最終戦の松本山雅戦。相手の攻めは理にかなっていたんで、こちらの技術向上がなければコテンパンにやられていたかもしれません。

 

奈良の試合を現地観戦された方。試合前の「止める蹴る」「鳥かご(ロンド)」が昨シーズンの1.5〜2倍に増えてるのをご存じですよね?チームで「技術」への優先度が高い証拠です。

 

その分、体全身を動かす時間が減って「試合開始15分のパフォーマンス低下」につながっていると個人的には感じています。試合前練習は時間が限られてますから、止める蹴るドリルは前日までに済ませろよと。

 

ちなみに一三時代は、対面か3人での簡単なパスをしながら、お手玉をやってました。並列処理の練習です。頭のウォーミングアップをすると頭が活発になり、技術のウォーミングアップをすると技術が向上します。使える時間は決まってるので、意識付けできるのはひとつだけです。

 

移籍・流出

スポーツ選手の移籍は「本来いるべき場所に戻る」ものだと考えています。

 

3部リーグには、3部リーグの役割があります。何かの間違いで3部に所属した選手を、2部や1部に送り出すことです。また、何かの間違いで4部にいた選手を、3部にひっぱってくることです。

 

生駒のJFL時代、J3奈良からレンタルのオファーが来たとき、チームのキャプテンでした。チームメイトに相談すると「おめでとう」「明日からJリーガーだ」「頑張れよ」でした。キャプテンをシーズン中に引き抜かれると、大きな戦力ダウンです。祝福されて送り出されたのは、生駒の人徳もあります。

 

逆に、生駒がFC淡路島(5部相当)に入団したとき、周囲の選手はすごく困ったと思います。レベルが違う、ここにいるはずの選手じゃない、上から絶対にオファーがくるだろう。短い付き合いになるだろうけど、それまでの期間、チームに貢献してもらおうと。

 

國武はデビュー時からものが違いました。2部スタートでも試合に出れたし、奈良に来てくれてありがとうという気持ちでいっぱいです。2年半で85試合。今季は17試合3ゴール4アシスト。2年でJ2〜J1に送り出す計画(勝手に立ててた)だったので、そろそろ個人昇格してほしいなと思います。

 

他の選手も…マルクは出て行かれると困りますが、他は自分の人生を大事にしてくれれば。同じJ3に移籍されるとカチンと来ますが、それも本人が選ぶこと。他人の人生です。

 

最後に

最初の9試合じゃなくて、最後の9試合をレビューしておけばよかった。

3点差をひっくり返した”大黒マジック”の正体(プレーオフラウンド第1戦:大分トリニータ戦)(212)

ハーフタイム修正

前半が0−3。ハーフタイムに1人交代して、後半・延長で4得点、逆転勝ち。

 

そこだけ見れば「交代策が当たった」となりますが、話は単純というか、もっとしょうもない話です。

 

これが試合開始時の布陣。

説明の前提になりますが、前半の結果(0-3)を見て、どう思いましたが。

 

「サイドの連携で崩されたが、他は相手の個人技。さすがはJ2」

「相手がJ3なら、0-1だっただろう」

「内容は悪くない。後半は1~2点取れるだろう」

考えていたのは、こんな感じです。前半で0−3といえば開幕戦(徳島戦、0-6)と全く同じ。内容が全然違います。

www.jleague.jp

ハーフタイムで1枚交代。22生駒を投入して、サイドバックの位置を調整します(他も立ち位置を変えてます)

 

狙いは相手の72番。大分の中盤3枚のうち、唯一動ける選手です(他の二人は50分の時点で動けてない。というか試合開始時からどちらも運動量がひどい)

22生駒は、相手72の裏に立たせてます。2高畠の立ち位置よりも内側にいれる、偽サイドバックというやつです。普通のサイドバックと立ち位置が違うので、誰がマークにつくのか分からなくなります。

(よくある偽サイドバック)

生駒1人に相手が1.5〜2人引きつけられる→そのスペースで攻撃

22生駒は3人の真ん中に立って、相手72が見る(=中央が空く)なら10森田と20國武で勝負、相手6がついたら、生駒でつり出す(=7田村亮で勝負)という作戦なんですがでしたが、相手はそもそも何もしません。

(今日の生駒)

生駒に誰もマークがこない

投入後の20分くらい、自由にプレーしてチャンスにも関わってます。「危険な状態なのに対応できない」はよく見ますが「何もしない」というのは非常に珍しいです。

 

1点目

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青、相手18をよく見てください。

相手18は10森田につりだされて(というほど動いてないけど)、広いスペースで20國武にプレーさせてます。20國武に限らず、こんだけノープレッシャーなら、なんでも出来ます。

20國武のヒールパスがおしゃれ(解説の人のセリフ)ですが、この縦パスも、相当おしゃれで攻撃的です。敵の弱点を突いて決定機を作る、あとはフォワードが頑張って10回に1回点を取る。J3は国内3部なので、得点よりも、チャンスを作った回数を見るべきです。

 

うちは前線のタレントやアイデアで圧倒するチームじゃありません。拍手するなら、最初のクサビ。國武とタムショーはおまけ、応用編です。

あとは得点王に任せましょう。タムショーは手の届かない場所へ行っても、奈良のことを忘れないでほしい。

 

もう二回くらい見てください。

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2点目

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相手ボール(パスミスというほどじゃない)を、14望月、18後藤をインターセプト。

14望月がボールを奪取。相手72はフル出場(しかも他の2人の分まで走っている)ので、狙われるのは仕方がない。72は結構いい選手です。

あとは14望月がシュートまでいきます。相手18の動きをみてください。

追いかけてカードで止める、タックルしてシュートブロック、どちらも十分できたと思うんですよ。ボランチは1人しかいないんだから、それくらい要求されます。下のカテゴリでこういうプレーをすると明日から速攻で外されます。やるべき仕事をやりましょう。

 

あと2回くらいどうぞ。

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大黒マジックの正体

「戦術」というとかっこよく聞こえますが、22生駒の投入は、「うまくいってないところを修正して最初の1点を取る策」で、使う選手もやらせる仕事も、定石通りです。というか、3点差をひっくり返すような魔法のような戦術は、世の中に存在しません。

 

逆に大分が何もしなかったのは、戦術浸透度やサッカーIQの問題以前に「中盤がほとんど動けないので、やりようがない」というのもありました。スタミナ面です。

 

そもそも、大分は「ハイプレスがうまくいってる」と考えてました。

 

奈良クラブのパス回し。うちのサポーターなら、後方のパス回しで致命的なミス・失点をするシーンを何度も見ています。「点は取られてないし、これくらいのプレスなら、やらせておけばいい」とみなさんも思っていたんじゃないでしょうか。もし0-0なら「70点の出来」だし、0−3でも「まあまあ」でしょう。

 

うちは今年一番のパス回しで、技術で相手を翻弄していました。守備を続けるだけで相手にダメージを与えることもあります。相手がボールをもっていても、実質的に攻撃できてることはありますので、そういうシーンがきたらまた紹介します。

 

二つ目の理由は、大分がプレスをやめなかったことです。前線の二人(9、17)はクオリティが高く、ハイプレスも高い強度でできています。ただ、2列目・3列目の約半分が動けない人たちなので、ハイプレスで上下動を繰り返すと、バテてきます。プレスをやめる(ブロックを敷く)か、自分たちがボールを持つか、休憩する時間が要ります。

 

奈良はロングボールをあまり蹴らないので、守備になるたびに延々とプレスをかけ続けることになって疲弊します。後半50分に、相手CBのうち2人が同時に転ぶ場面がありました。最終ラインのキーマンが、この時点でどちらもスタミナ切れです。

 

紹介していませんが、後半にFWが2枚変わったあと、プレスをかけるたびに交わされ、空いたスペースを奈良に使われる場面が何度もありました。フォワードの技術(プレスを交わされる)の問題もあるのですが、「今がプレスをかける場面か」の判断がおかしかった。

 

コンパクトな5バックで上下動するより、引いた5バックで中を固める方が、まだましだった気がします。といっても中盤3人が死んでたので、中が固まらず、くさびを通されてずっと混乱していたでしょう。

 

「やめる判断」はピッチ内からはわかりません。監督が指示をしてあげないと。

↑言い忘れましたが、現地観戦でした

 

攻撃的な手、守備的な手

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22生駒が上がった(=後ろの人数が減る)分の守備はどうするのか?攻撃に振れば、守備が手薄になります。生駒のいたはずのスペースをどう守ったのか?

 

「失点したからうまくいってんかったんだ」と記憶が上書きされてますが、そもそも「サイドの連携で崩される」こと自体が、失点シーン(3回)を含めて4〜5回しかありません。「サイドをえぐられるシーン」をなくせば、「サイドを崩される」もなくなります。サイドバックは、引いてはだめ、もっともっと前に上げる。なら、相手のサイドバックはあの位置までこない。これが正解でした。

 

「そんなんでいいんか」という声が聞こえてきますが、サッカーの戦術ってそんなものです。問題が起こっている箇所と、解決方法は、一見かなり離れています。

 

もし「大黒マジック」というのが存在するなら、「作戦が上手くいってるか」の判断の方です。作戦で一番難しいのは、やめどき。せっかくプランBを用意してても、切り替えられない、切り替えるタイミングを間違えて負けるチームはたくさんあります。

 

また、持ち駒がないと策を打てません。戦術眼があっても何もできません。この試合も、2高畠の交代要員が40吉村なら、打つ手があまり機能せずに3点差で負けていたかもしれません。22生駒を攻撃要員に育てた、アタッカーに変身させたのは大黒さんです。

 

大黒サッカー総括

大黒監督のサッカー、見ての通りです。徳島戦、新潟戦、富山戦、大分戦を見て、解任を主張する人はいなくなりました。結果で黙らせるのが、プロとして正しい姿。いいですね。人間的には大嫌いですが、勝たせる力も育てる力も、次元が違う。

 

次の1シーズン乗り切れば、ビッグクラブへ引き抜かれるでしょう。

 

参考

www.jleague.jp

www.oita-trinita.co.jp

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