奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住サポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

開幕戦以来の5失点。最下位ターン(WEST-A 第9節:カターレ富山戦)(211)

百年構想リーグ編最終回

特別リーグ18試合。折り返し地点で、今回のシリーズは終わりです。

最初15分 0-3

残り75分 2-2

あとの3/4は同点だ、善戦した、というのは、別の競技だと思います。個々の技術や連携はよくなってます。細かく分析する試合じゃないので、今後9試合の展望を。

 

4バックでいいのか

出典:

【公式】富山vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年4月5日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

今の時代に4バック、SBを2人上げて攻撃するのは無理がある。やるなら、後ろ4枚を生駒戸水レベルの快足にしないと。あと、27中山にサイドの守備を教えてあげてほしい。得意不得意の前に、「ちゃんと教わってない人」の守備だ。

 

点が取れるのは前に2人多いから、失点するのは後ろが3人少ないから。

 

実は「ハイラインで後ろ2人で守る形」は、同時期に中田監督がやってます。失点が多いのは、監督の「関心」の違いです。直す気がないから直ってない。それと、ボランチが芝本だから。CB2枚がつり出されて、カバーに入る選手が戻れてないので、同じ形で失点してます。

 

26-27シーズンの開幕は8月、真夏です。「後ろ2人」が戻れない状態、1:2で守って失点というのが最初の8試合です。守備力が半分になった状態で、どう戦うんでしょう。スタートダッシュ「は」最悪ですよ。年間の順位はともかく。

 

折り返し地点で最下位

※Jリーグ公式から

 

2勝2分(PK負2)5敗、11得点(4位)、21失点(10位)

 

開幕戦はJ2相手に0-6、9試合目はJ2相手に2-5。得点は増えて、失点は減ってます。前進しているといえば前進しています。

 

監督を解任しよう

彼は監督の器じゃない。ここまでずっと「攻撃担当コーチの仕事」だけを続けてませんか。「トップチームの監督」「現場の最高責任者」という立場を自覚していますか。戦術や起用や補強なら周囲がサポートできますが、もっと手前の話です。

 

私は、以下のどれかのタイミングで監督が替わると思います。

1)次に5失点以上した時

2)特別リーグ終了時

3)新リーグで19位以下が2試合続いた時

「富山戦限りで解任」でも構いません。「5失点」って、上位のチームでも監督が首になります。前節勝てたので、少し先に伸びました。

 

今の監督は、どっかのチームから降ってきて、自分がやりたいことだけやってます。欠点をそのままにして好きな練習だけつづける指導者は、今までいませんでした。

 

ディフェンダーの対応が(練習しないせいで)高校生以下にレベルが落ちてます。2:2や3:3、速攻をされたときのディフェンスとサイドの1:1だけでいいんです。アシスタントコーチの2人でもできますよ。どれも基本的なことです。

 

奈良クラブの良さ(戦術で動く、立ち位置への理解、守備意識の高さ)はもう消えました。戦術で動くチームに何も指示しなければ何もできないんだ、というのは新しい発見でした。大黒氏は奈良OBじゃないので、今後の奈良クラブなどどうでもいいでしょう。

 

他ブロックの最下位、長野はすでに監督が解任されました。今このまま相当勝ち続けるならそれでかまいませんが、最下位のままだといずれ解任です。これは現監督のキャリアにもよくないでしょう。

 

彼には、自分の指導者人生をどうやりたいのかも考えてもらいたい。やるべきことをやらずに解任されたら、次の監督オファーなど永遠に来ません。もうサッカーの仕事を辞めるのか、ずっとコーチでいいのか、それともどこかで監督をやりたいのか。

 

「人間いつからでも変われる」その言葉は正しいと思います。ただ、私の見聞きした範囲では、心を入れ替えるより人間を変える方がずっと簡単でした。どの現場でもそうでした。

 

誰が監督を決めるか

監督はああいう人で、最下位です。次は選んだ側(GM)の責任です。↓に監督の選考基準が書いてます。

ヘッドコーチを呼んできて半分の指導(立ち位置、守備、セットプレー)を任せる、というのもいいんですが、今の監督がそういうのを受け入れられるか。

 

サッカーも客商売、人気で決まります。ファンサポーターの声、反応はクラブもよく見ています。大黒サッカーは面白い、これで強くなる、今年は昇格だ、そう思う人が多ければ監督続投でいいでしょうし、こいつはおかしい、やる気あんのか、何をしたいんだと思う人が多ければ監督は変わるでしょう。

 

このあとの9試合+38試合をどうするか、みなさんでよく考えてください。お客さんが減ってる(行楽シーズンなのに)のが答えだと思います。

 

選手起用のアイデア

一応考えましたが、「ちゃんと指導したらまともに守れる」のも下のアイデアも、監督続投だと絶対やりません。

GK そのまま?

ヴィトは他チームから引き抜かれるかもしれない。ただ、今の失点数でオファーが来るか

 

DF 3バックに変更、真ん中に22生駒

中田監督就任直後の布陣です。

鈴木大誠は構想外だと思います。4バックでDFリーダーを33佐藤にするなら、使う場所がない

 

中盤 ボランチにカバーリング、コーチングができるタイプを獲得

堀内か神垣がいたら大体の問題は解決してた。

 

前線 人数自体は足りてる

選手のスキルは上がってるし、メンバーは上々。

9富樫、11佐藤諒のコンディションが上がるの待ち。

 

最後に

naraclub.jp

 

監督に期待したいのは、チーム成績を上向かせること。他に一つお願いがあります。解任時、違約金を請求するつもりなのかを教えてください。解任される(された)のはもちろん「僕の責任」だから、お金なんて受け取れないですよね。

 

リンク

www.jleague.jp

www.football-lab.jp

5-1快勝。今季2勝目(WEST-A 第8節:ツエーゲン金沢戦)(210)

フォーメーション

54川﨑(立に可の「﨑」です)が加入即先発、40吉村も初先発です。

4231対3421の対戦(よく見るパターン)

 

得点シーン

1点目

youtu.be

解説が間違ってます。「キーパーがペナルティエリアの中にいないのが悪い」のは全く逆で、「キーパーは最初からもっと前にいなさい」です。

 

96マルクが蹴った時点で、オフサイドラインはセンターサークル内。網がけのエリアはキーパー一人で守れります。ペナ外でキャッチはできないので、クリアか味方のパスでピンチを脱出します。

 

正しい位置は、上の”×”。この場面では、ペナルティエリア内にいます。いくら相手が裏狙いとはいえ、後ろすぎ。

 

ループで失点するのが怖いので、キーパーは後ろに引きがちです。ただ、上の長方形を一人で守るなら、中心付近の方がいいですよね?前に立った方が守備範囲が広がるので、クリアの期待値が高くなります。困ったら後ろに下がればいいんです。

正しいポジション”×”にいれば、立ってる位置にボールが飛んでくる(たまたまです)ので、その場で足に収めたら終わりです。

 

相手キーパーは、バウンドするボールの上がり際を胸でトラップしようとし、ミスします。キーパーはペナの外で上半身を使えない、それ以前にサッカー選手って、上半身のトラップをあまり練習しません。バウンドする前に足で処理しないのが悪い。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

「裏」が全体の1/3を超えるようなハイラインです。オフサイドラインの設定とカバーしないといけないエリアを見れば「なんでそんなに後ろにいるんだ」「前に出て守れ」が正解です。「もっと後ろにいて守れ」というのは、キーパー=ペナルティエリア内を守る、という思い込みです。今のキーパーは、ほぼフィールドプレーヤーです。

 

専門職(キーパー、CB、CF、それと主審副審も)への技術解説は、中継でもよく間違ってます。経験した業務以外はよくわからない、仕事でも解説業でも一緒です。

 

2点目

youtu.be

相手9番のキーパーへのプレスがすごくいい。96マルクにまともに決まったのを初めて見た。

96マルク、右で蹴ってます。相手9のプレスが効いて、あまり余裕がなかった(プレスでボールに触れられそうな場面もあった)。フィードの弾道がおかしく(山なり)、変な回転・バウンドをしたのも、利き足と逆で蹴ってるから。実質キックミスです。

54川﨑、相手15ともこのピッチは初めて。バウンドに対応できた、できなかったは、たまたまだと思う。結果は相手のミスになりました。

ハンドをとられた選手(金沢38)がかわいそうなので、フォローしておきます。

 

54川﨑がボールを拾った時点で前線が2:2。そもそも守れない形です。相手38は、17田村翔のシュートコースを切ったあとで、17田村翔がサイドに移動したあとに7田村亮のシュートブロックに入ってます。人数が少ないなかで、やるべきことをやってます。

ちゃんとファーサイドのコースを切ってます。

 

ただ、シュートへ対応する時間がなかった。半身になってハンドを防ぐか、両腕を後ろに回すか。奈良がゴールをとってからシュートまでの流れがよかった。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

3点目

youtu.be

金沢はボールを競る気がなく、ドリブルを仕掛けたら止めに来ません。10森田も前半からドリブルしてますし、さっきの54川﨑もそう。

 

それはともかく、相手CB55から相手VO26へのパスがわからない。

パスがくることを予想してなかった?この位置、この体の向きでボールを受けたら何もできない。ワンタッチで15(右下の選手)なら可能だけど、それができる選手なんだろうか。

10森田に抜かれた時点で、3バックがこの配置。2点ビハインドで前掛かりに攻めてました。想像だけど、金沢はゆっくり前進するたいぷのチームで、攻撃一本のスタイルはやらない。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

4点目

youtu.be

 

33佐藤のシュートがよかった。「シュートを打て」指示が出てるみたい。

 

失点

youtu.be

 

クロス対応にマンツーマンを併用する気配があります。解決まであと少し?

 

5点目

youtu.be

 

他のシーンですが、47オラスンカンミはいいクロスを上げてました。サイドの選手でしょうか?

 

感想

40吉村のパフォーマンスは他と違う。タイプ云々、好き嫌い抜きに「使わないと仕方がない」選手じゃないだろうか。

 

センターバック2人の役割分担。前に飛び出すのが33佐藤になって、開幕直後と逆になりました。CB陣にも指導が入ったんでしょう。

 

カターレ富山(次節の対戦相手)は、金沢戦54.5%、新潟戦37.8%、今治戦60.9%(ボール保持率)。「ボールを持ちたい度」はうちと一緒くらい。ハイプレスはうまいから、ボールを持つ相手ならそこそこいける。

 

次節(第9節)で折り返し。半分過ぎるまえに、いい兆しが見えてよかった。

 

クロス対応の悪いチーム

こないだXに載っけたネタです。24・25シーズンののツエーゲン金沢のクロス対応が最悪でうちとそっくりでした。

 

2024年第3節

www.youtube.com

 

2024年第7節奈良戦

www.youtube.com

 

2024年第9節。白が金沢

www.youtube.com

 

場所とボールをみてる、相手が動いても反応しない、人が余ってても数的不利、あたりがすごく似てる。

 

金沢はその後、ゾーン主体、マンツーマン併用の平均くらいの守備に戻ります。大黒サッカーも、実はゾーンディフェンスなんでしょうか。たぶんマンマークではないと思います。

 

(参考)

note.com

 

リンク集

www.football-lab.jp

www.jleague.jp

note.com

note.com

”クロス対応”で2点取られた理由を詳しく(WEST-A 第7節:カマタマーレ讃岐戦)(209)

得点シーン

讃岐1点目

youtu.be

相手66ボランチから逆サイドへフィード。この試合、ずっと狙っていた形です。

(出典)

奈良クラブ 2026 マッチレポート | 3月22日 vs 讃岐 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

 

遠いところからパスが飛んできた図です。普通ならディフェンシブサード(ピッチを前後に三分割したときの、自陣ゴールに近い位置)に濃い色は来ない。

 

ここから変化をつけてクロスが来ます。奈良がクロス対応に問題があるのはバレてます。1点目も2点目も、よくある変化パターンです。

相手13のプレーが良かった。小さい選手が大きい選手に競り勝つための、教科書通りの動きです(相手13は171cm、奈良33佐藤は183cm)

クロス対応の原則は「ボールとマーク相手を両方同時に見る」です。なのでどの選手も、かなり下のカテゴリから、両方同時に見る練習をやってます。

 

33佐藤が相手13を見ます。動きながらのプレーだと、相手選手の位置を把握するのが難しい。

攻撃側の原則は「見えない位置へ動く」こと。相手13は一度離れて、33佐藤の死角に消えます。

あとは33佐藤より先に動き出して(22生駒が何をしたいのか分からない)

ワンタッチ。触れば点が入ります。綺麗なヘディングです。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

奈良クラブはゴール前で「人への」ディフェンスをやりません。「マンマークじゃない、じゃあゾーンだ」そうでもなくて、ボールに誰かチャレンジして裏をカバー、というのもやってない。

 

今は、いる選手が等間隔に並んで、自分の近くに飛んできたボールをはね返します。パスを出す人やシュートを打つ人にはつきません。人数が足りてるのに、相手が毎回フリーでシュートを打って失点します。あまり見ないシステムですが、監督がどこかから輸入して、どの選手も身に付けてる「クロス対応の原則」をやらないように指示したか、クロス対応の練習をしていないか、どちらかです。

 

得点

youtu.be

相手ディフェンスラインの裏へフィード。ずっと狙っていた形です。讃岐のCB陣がフィードを眺めながらゆっくり戻るので、ボールを確保できればビッグチャンス。

 

讃岐2点目

youtu.be

相手66(ボランチ)から相手17(WB)へサイドチェンジ。ノープレッシャーとはいえ、このフィードを何度も決めるのはすごい。

クロス対応の原則、サイドバック編です。SB27中山が相手についてます。ディフェンス側としては、何を防ぎたいでしょうか。ファーストディフェンダーの仕事は、マーク相手に決定的な仕事をさせないことです。

①「1:1で抜かれる」のが最悪です。マイナスのパス→シュートも、自分でシュートもできます。こっちから仕掛ける(ボールを取りにいく)と抜かれますし、「相手の仕掛けを待つ」のが原則です。特にこのシーン、カバーする選手がいません。出れません。

 

つぎに困るのが②「ディフェンスラインとキーパーの間にクロス」。上の青いエリアです。DFはクリアできない、GKは出るに出られないで、大変守りにくい。

 

されても構わないプレーも紹介します。

DFライン前への①パス、②ドリブルは仕方ありません。こういうのは他の選手に任せましょう。サイドの仕事は1:1、他の選手が絡んだらそこで切り上げです。

 

③ゴールライン方向へのドリブル、なぜ「されて構わない」のか分かりにくいので

サイドの選手は、体の向きがこう。前、左右への動きが期待されてますが、他の動きはできない(求められてない)。ゴールライン方向への守備は「サイドの1:1」そのものです。③ゴールライン方向へのドリブルをされた(させた)上で、防ぐかCKで逃げるか。見せ場ですよね。

結果は、されたらあかん②「ディフェンスラインとキーパーの間にクロス」でした。クロスを早めに蹴られて、対応できませんでした。この失点は、サイドの選手が悪い。

 

しかし、相手90のワンタッチシュートは見事です。いい選手ですね、後藤選手。プレーを見直すうちにファンになりました。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

讃岐3点目

youtu.be

準備していたプレーです。96マルクからのフィード。SBが開いて、横幅を広げます。

出したのが中央の10森田。4人に囲まれます(相手が3421やから、中央に4枚いる)

周囲は1:4です。すぐパスを出さないといけません。相手はファールで止めれば終わりです。

 

10森田の視線を見ると、20國武(上から2人目)か17田村翔を狙っていたようです。前に4人もつけずに、誰かが下りてきて、ボールを引き取って欲しい。

この位置でボールを取られて、讃岐のカウンター。ここから失点します。結果的には96マルク→10森田フィードは、いいプレーに見えましたがが致命傷となりました。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

この試合は「相手ディフェンスラインの裏へ蹴る」を繰り返してましたが、「裏抜け要員」は17田村翔が7割、3割が20國武で、37濱名はおそらく受けてません。裏抜けは専門的なスキルなので、やれといってすぐできるプレーではありません。小さい選手で世界を狙うなら、ぜひ身に付けたい。

 

試合全体

最下位です。あと11試合がんばりましょう。

 

監督コメントがおかしい

カマタマーレ讃岐 vs 奈良クラブ – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

【公式】讃岐vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年3月22日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

2種類は違う内容です。奈良クラブ公式だけ読みましょう。Jリーグの方は、字数制限の関係&要約する人が良くなくて、元発言から違う意味になっています。例えば

 

--後半、富樫 佑太選手と岡﨑 大志郎選手を入れた狙いは?

(Jリーグ公式Ver.)

背後の対応に問題があって、なかなか前には行けなかったので、そこで違う選手に期待しようと思いました。

【公式】讃岐vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年3月22日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

(奈良クラブ公式Ver.)

相手が背後の対応に問題があったのでスピードのある(岡﨑)大志郎を入れたのと、タム(田村亮介)が前半からあまり良くなかったので、そこを変えました。(濵名)元希もよくやってくれていましたが、なかなか前にはいけなかったので、そこで違う選手を入れました。カマタマーレ讃岐 vs 奈良クラブ – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

意味が逆になってます(問題があるのが奈良か讃岐か)

 

奈良クラブからの監督コメントを見る方法

・MATCH RESULT(ホームページ右側)の得点のあたりをクリック

・スケジュール→2026年→試合結果をクリック

・公式X 【MATCH REVIEW】試合記録・監督コメント更新からのリンク

使いにくくて仕方がないので、noteに戻すか、(独立した記事にして)公式HPの新着情報に出して欲しい。

 

リンク集

www.jleague.jp

www.football-lab.jp

改善が見られ引き分け。最下位を脱出(WEST-A 第6節:アルビレックス新潟戦)(208)

試合全体

「だいぶよくなってるじゃん」が、ほとんどのサポーターの感想でしょう。

 

前節まで(高知戦、FC大阪戦)が最悪なので「まあまあ」に見えますが、試合内容はあまりよくありません。「J2相手に」がなかったら凡戦でした。相手(新潟)がもっと悪かった。

 

メンバー

リザーブに15岡田慎司、40吉村が戻ってきました。15岡田慎司に96マルクの代わりを、40吉村に22生駒の代わりをやらせると、全然違うサッカーになります。どうするんでしょう。

 

左SBが8吉田→27中山。

27中山はいくつか欠点がありますが(最近までCBだったから仕方がない)、攻撃時のキーパーの使い方を変え、うまく使ってました。SBなのにむちゃくちゃでかい(179cm)ので、マルクのフィードのターゲットになるんですよ。

 

9富樫→37濱名。

前半(強風・風上)で裏への飛び出しをやって欲しかった。いまのレベル(レギュラーまで時間がかかる)なら、ラスト20分限定の攻撃用ドリブラーから実績を積んで欲しい。

 

ここ2、3試合の9富樫のコンディションが悪そうだったので、僕が心配してるのはそっち。

 

チャンスシーン

前半10:50~、37濱名→20國武のスルーパス。「きれいな崩し」「連動した攻撃」に一番近い。解説しようかと思いましたが、「新潟の守備がゆるい」のが原因なのと、シュートまで繋がらなかったので、やめておきます。

 

シュート5本(前半3、後半2)で枠内1。ゴール期待値0.45。ボールを保持してゆっくり攻める形式にしたら、「組織的な崩し」が見えなくなった。

 

これって(監督交代直後によくある)「攻撃に手が回ってないチーム」そのものです。当たり前のこと(守備の整備とセットプレー)をやると、よくあるチームになる。

(奈良・大黒監督)

今日は風もあったので、前半は風上をとって、追い風なのでどんどん(シュートを)打っていくよう指示を出しました

youtu.be

 

ミドルシュートって元々入らないし、この位置ならまず無理です。ただ、

強風で風上

相手が繋いでくるチーム

プレスがはまってる(どっかでボールが取れる)

という条件がそろった場合は、

シュートを外す→ゴールキック再開→プレス→ボールを取る

シュートを外す→相手ゴール付近から守備開始→プレス→ボールを取る

で、また攻撃が回ってきます。「シュート(を外すの)は次の攻撃のスタート」とも言えます。いい位置でこぼれ球を拾えたら、チャンスになるし。

youtu.be


折り返した42岡崎がうまい。生駒は試合を経るごとに、(シュート以外の)スキルが上がってます。1年半経てば、J2に個人昇格できるレベルになってると思います。

 

試合全体

前半(風上)、後半(風下)で違うサッカーをしてた。前半は前からガンガン攻めて、後半はゆっくり保持。前半に点を取りたかったよね。

(新潟・船越監督)

試合内容は、風の影響もありますが、非常に苦戦しました。ある程度想定はしていたので、(風上に立つ)後半に得点を奪うというプランで進めていました。前半はプランどおりだったと思います。

前半はシュート0で応援団からブーイングを受けてました。後半勝負って本当なの?レフェリングに戸惑い、何もできてなかったようにしか見えなかった。

 

96マルク

「ビルドアップに入れてマルクからフィードを蹴れば」とみんなが思っていた。その通りにしたら、新潟でも対応できませんでした。足下とロングフィードはJ1にもほぼいないレベル。気を抜くと夏までに引き抜かれそう。

 

14望月

これまでで一番よかった。

新潟DF・2ゲニア(183cm、現オーストラリア代表)相手に、ロングボールを収めてました。FC大阪から移籍の181cmFW。「マルクに蹴らせる日」には先発もありそう。

 

19関口

ユースの内野監督が絶賛する逸材。何度見ても、サイド向きの選手じゃない。一度でいいから、ワントップで使ってボックス内での仕事を見たい。

 

リンク集

www.football-lab.jp

www.jleague.jp

note.com

note.com

 

雨の生駒山ダービー、シュート23本打たれて大敗(WEST-A 第5節:FC大阪戦)(207)

フォーメーション

言いたいことは1つだけ。大黒監督が配置の指示をしてない。

 

トップ下の動き

今日のトップ下は、18後藤→20國武  ※右に向かって攻撃します

 

20國武がこの試合で何をやっていたか、おそらく覚えてないでしょう。20國武は立ち位置が非常にいい選手で、フリアン・エコノメソッド時代を象徴する選手です。ただ監督が変わって、育成・評価システムも変わりました。

 

20國武はフリーで「下りてきてもらう動き」をしていましたが、元々パスコースのない場所なので、パスは来ません。裏抜けのアクションも、不十分なのか、パサーに意図が伝わってないのか、いいボールは来てません。この日のパフォーマンスは、前半途中で交代するレベルでした。ハーフタイムも修正は入らず、後半、右サイドに回ってからも(7田村亮のポジション)、立ち位置と動きの意図がよく分からず、ボールに絡んでません。

 

18後藤(前節までスタメン)は、釣る動き、もらう動きともできてました(クオリティの評価は別:戦術通りに動いていたという意味)。

 

分かった。20國武はタスクを理解してない。そして監督は「求めるタスク」だけ言って、「立ち位置」「動き方」の指示をしない。守備だけじゃなく、攻撃時「も」。

 

だから、最初からできる選手(教え子、ベテラン)だけ期待通り動いて、そうじゃない選手は何もできない。50芝本の立ち位置も動きもずっとおかしかった理由がやっと分かりました。何年もかけて築いた「いい習慣」も、なくなるのはあっという間です。

 

左サイドの連携

つぎは左サイド。グレーの部分です。攻撃要員が「居てほしい場所にいない」のが困った。パスの起点は36石井、190cmの左利きSBです。

改善策1。左SB・8吉田、LM富樫はピンクの場所にいて欲しい

こういうやつ。8吉田が、かなり高い(前に進んだ)場所にいないといけない。

改善策2。左SB・8吉田、LM富樫はピンクの場所に移動

8吉田が中に入りランニング。サイドで9富樫が受けてワンツーで裏に、というパターン。こっちも、8吉田が高い位置(かつ中に入って)にいるのが大事。「偽サイドバック」ってやつです。

 

問題点

攻撃も守備もそうですが、配置が崩れたまま速攻をかけても、ボールを取られるだけです。なのでキーパーとディフェンスラインでボールを回している間に、配置を調整します。

 

8吉田はCBと同じ列にいます。後ろが安定しないから、パスの逃げ道を作るためです。ただ、SBが前に出るのが攻撃の前提条件です。「石井がボールを取られても知らん」「アシストついたら自分だけ給料上げてくれ」くらいの割り切りで、攻撃時は攻撃に専念して欲しい。

 

あと9富樫。守備意識が高い選手です。後ろが崩れそうなときに、先回りして下りてきて、守備に回ります。それはそれでありがたいのですが、フォワードの選手に期待するのはあくまで得点です。失点が多いのは守備練習をやってないせいで、1人余分に戻ってもほとんど影響ありません。9富樫の仕事は攻撃。

 

前節までは18後藤(こっちも守備がうまい)がこの仕事(先回り守備)をやって、9富樫がわりと高い位置に残ってました。18後藤がサブに回って、20國武が機能しないから、フォワードが攻撃できなくなる。

 

どちらも「守備が不安定だから攻撃できなくなる」形、原因は一緒です。

2試合連続でシュート20本以上打たれて複数失点、こちらは枠内0本、1本。酷すぎて伝説になりそう。

 

得点シーン

1点目

youtu.be

 

ゴール正面で36石井がヘディングを空振りしてます。36石井はハーフタイム後、様子がおかしかった。混乱してたんじゃないか。

 

2点目

youtu.be

 

パスを出すのはそっちじゃない。キーパーだ。

 

終盤に集中力が切れる

うちのチームは70分過ぎ、特に失点してから、プレーが雑になります。頭に負荷がかかって、一定量を超えた時点で動かなくなって、判断能力が下がってるんだと思います。

 

今季の攻撃は「縦に早い」サッカー。攻撃開始から終了まですぐなので、基本的に時間がかかりません。守備の時間が長い。そして守備はチーム方針がなく、選手同士で決めてる。

 

選手が困ってるのは「考えながらプレーしてる」からで、何をやるか先に指示しておけば、決めた通りに動くだけ。普段は思考力をセーブして、難しい場面だけ頭をつかいます。

 

百年抗争リーグの位置づけ

新監督は有名人らしいですが、僕は南大阪の人間なので、北摂の人にはあまり思い入れはありません。数年でいなくなる人のために、何年も苦労して身に付けたポジショナルプレーが消えてしまったのは大変残念です。

 

5試合経過で今の状態。そろそろ強化部が回入する時期です。18試合のリーグ戦で何がしたんですか。通常のシーズン(昇降格あり)なら、1ヶ月以内に監督が変わってると思います。

 

特別リーグは全18試合、次節で1/3が終わります。

 

サッカーには4局面あって…というのは、サッカーに詳しい人なら誰でも知っています。チームを「攻撃」から組み立てるのは別に構いませんが、守備、ポジトラ、攻撃の3つはワンセットです。そろそろ「守備→攻撃(ポジティブトランジション)」くらいはやりませんか。守備で陣形が崩れてて、配置を直す間に相手の陣形が整っている。準備できてる相手に攻撃して、また守備から。問題は、その前の守備陣形です。

 

最後に選手起用について。試合に出てない選手は(大黒戦術の)理解度が低く、メンバーを入れ替えれば入れ替えるほどチームが弱くなります。みんないい選手です。弱いのは、選手の問題じゃないです。

 

今後の予定

今季の解説(更新)は第9節まで、あと4試合で終了します。今のチームに言いたいことは特にありません。一巡(前半戦9試合)はやろうと始まる前に決めていたので、予定通りやるつもりです。

 

リンク

www.jleague.jp

naraclub.jp

www.football-lab.jp

news.yahoo.co.jp

初のアウェーは何もできないまま0-2(WEST-A 第4節:高知ユナイテッドSC戦)(206)

得点シーン

1点目

youtu.be

 

クロス対応の基本問題です。練習しよう。

22生駒へのタックルはファールだし

36石井と相手9のやりあい(どちらも手を使ってる)はファールです。この試合は「手を使うプレー」に甘かった。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

2点目

youtu.be

 

こっちはクロス対応の中級編です。

42岡崎がクリアミス(ヘディングの空振り)してます。これは難しいプレー???誰か教えてください。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

奈良対策のすべて

愛媛戦のすばらしい連携は、1試合しか持ちませんでした。攻撃がうまくいかなかった理由は、前節がうまくいった理由の裏返しです。

 

ロングフィード

愛媛戦では、96マルク→7田村亮のロングフィードが通り、先制点を取りました。なぜこの試合では、同じ形で点が取れなかったのか?

 

高知は3バック(5バック)で、愛媛は4バック。最終ラインの横に並ぶ人数が多いので、守りやすい。右側の四角のエリアだと、3:2で数的優位だし、サイドに人を割いて、常に1:1にできる。

 

「なんでマルクはロングボールを蹴らない」は「パスを受ける側」の問題だと思う。

16上月は、7田村亮より少し(5~6m?)離れたところ。裏抜けを注意しつつ、7田村亮にボールが入ったらチャージします。ボールは取れなくていいので、「焦らせる」「ボールを戻させる」というプレスです。

ロングボールが入っても裏が取れない

パスが来てもここで止まる

 

レイオフ

キーパーor36石井のパスに、FW(18後藤か17田村翔)が下りてきて落として、10森田が前向きのパス、という連携。最終的にサイドから攻撃するにしても、中央からパスを出すのが大事です。パスの起点は10森田。

 

成功するには、10森田(50芝本)が1)高い位置で、2)前向きにいるのが前提で、3)出す側のサイドが空いてるのが条件。3)サイドが空いてる、はすでに×

10森田、50芝本の2ボランチ。上の絵だと、50芝本(パスコースを作る選手)は次のボールを、10森田(高い位置に行く選手)はその次のボールをパスする役です。

 

機転を利かせてボールをもらいにいくのがいつも10森田で、10森田の位置がどんどん低くなっていきます。森田が1)高い位置で、2)前向きに…というのも×。

 

10森田が下がっていく理由は、50芝本が動かないからです。中継で「森田・芝本が良い距離感」というフレーズがよく出てきますが、全然よくないです。50芝本は運動量も立ち位置も悪い。

 


解決策

サッカーは同じ人数でプレーします。完璧なフォーメーションなどありません。サイドを詰めれば中が空くし、ゴール前を固めれば攻撃できなくなります。

 

高知は3421。「前が足りない」という弱点があります。攻撃しにくい陣形です。奈良は4バック。守備が4人いて、高知は前が3枚。人が足りない。

 

高知はショートカウンターに不向きな戦術ですが、なぜかカウンターを何度もやってます。守備時のプレスも人数が足りてないのですが、うちが回避できてないので、相手の攻撃が延々と続いてます。こっちはフォーメーションの優位性を活かせてない。

(Q:前節・愛媛戦に続いて2失点を喫したが、チームの守備面については?)

奈良・大黒監督
試合を見ていてもずっと思っていましたが、ビルドアップで中を崩されてズタボロにやられたというのではなく、自分たちがミスをして相手にチャンスを与えているだけだったので、そこはミスを減らせば守備回数を減らせるし、攻撃回数を増やせる、僕はそういう考えなので、まずはしっかり攻撃を改善するところだと思います。

【公式】高知vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年3月1日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) 

後ろの陣形が崩れてる状態からの攻撃では、点が取れないです。攻撃なのに守備みたいになってた。まずは後ろを安定させる、これは正しい。

ひとつ目は、ビルドアップにキーパーを入れること。96マルク、36石井は足下がうまい(33佐藤はそこそこ)ので、ボールを取られる危険は少ない。10森田を高い位置のままにして、パスを繋げられます。

こういうのも、後ろが安定すれば、22生駒が前に出てきます。相手16の動きが制限されて、裏に蹴ったり、7→22→7の連携を決めたり。いろいろできます。

(上の四角:WB10の裏を取りたい)

「敵WBの裏」をやってなかった。9富樫、7田村亮へのダイレクトフィードは難しくても、裏に蹴るのはできます。何回かに一度、このエリアでマイボールスローインを取れば、攻撃のきっかけになります。

 

(下)

ボールと逆サイド(7田村亮)はつねに空いてます。こっちにロングボールを入れる。横に広がって、ディフェンダーの人口密度を減らしたい。こっち(4バック)の方が横幅を広げてて、相手(5バック)が縮めてたので、普通にやれば5バック側が勝ちます。

 

感想

新しい戦術を考えましょう。

 

前節(愛媛戦)を分析し、真面目に対策されました。選手のレベルは奈良がだいぶ上です。こちらの方が金持ちです。

 

うちは押し込まれると、前線の選手もパスをもらいに下りてきます。それで、攻撃もできなくなる。パスの起点(森田が前を向く地点)をあと10m前にしたら、(見かけは)互角になってました。

100点満点だと40~50点でしょうか(元々の期待値が低い)。2失点が両方ともクロス対応の問題(2~3週あれば直る)。攻撃はできてないけど、守備も流れのなかの失点がない。ひどい内容に見えますが、いくつか修正したら同点までいけます。

 

この先も不安定な闘いが続きます。一喜一憂するのもいいですし、しんどいなら無かったことにする(ワールドカップまでサッカーはお休み)のもいいと思います。

 

リンク

www.jleague.jp

www.football-lab.jp

大黒監督”超攻撃的サッカー”の始まり(WEST-A 第3節:愛媛FC戦)(205)

初期フォーメーション

メンバーがだいたい固まってきました。新戦力へ少しコメント。今年の編成も上々です。

 

36石井は特に穴が見つからない。190センチの左利きCB、J1育成出身の22歳がなぜJFLに?36石井がが抜けると今のサッカーができなくなる(けど引き抜かれそう)。8吉田新が掘り出し物だった。ボール保持力はチームトップ3に入ります。平均点が高くてクロスが上手い。なぜリリースされたんだろう。

 

攻撃の基本戦術(レイオフ)

この試合、やたらと縦パスが通ってました。少年サッカーの本によく載ってる、「レイオフ」という技術です。

 

狙いは真ん中のエリア。センターサークル手前のスペースへ17田村翔か18後藤が下りてきて、そこへ縦パス。FWはワンタッチで落とし、10森田、8吉田、9富樫の誰かが回収、サイドへパス。

愛媛の守備フォーメーションは442。ショートカウンター主体で、高い位置でボールを取り、そのまま攻撃・得点を狙います。こちらのGK・CB(マルク、石井、佐藤)にプレッシャーをかけます。

 

1列目(38、27)が前に出ると2列目(70、22)も連動して上がります。2・3列目の間にスペースができます。そこに17田村翔が下りてきてボールを受ける。

 

何がいいかというと、パスのもらい手が動いてる(パスコースを作っている)のと、ディフェンス側からはFWが見えなくてフリーになっていること。パスを成功させるコツは、1)パスを出す側、2)パスをもらう側の両方がコースを作り、3)良いパスを出すことです。

 

前の4人(17田村翔、18後藤、9富樫、7田村亮)がセットで動くので、中盤でボールを取ったら(無理せず)一度キーパーに戻し、相手が出てくるのを待ちます。

もう一つ。下りてくるのはオフサイドラインぎりぎりから。上のピンクの位置です。オフサイドライン上で、裏抜け(敵ゴール方向に進む)タイミングで逆(下りてきてボールをもらう)に行くので成功します。

 

この試合で、すごく高い位置(敵陣センターサークル付近)でオフサイドを取られたのが何度かありました。どれも、レイオフする前にオフサイドラインより向こうに行ってしまいました。

例えば36:50くらいからの攻撃。下りてきた18後藤がワンタッチで10森田に繋ぎ、相手SBの裏へパス。シュートには繋がらなかったけど、非常にきれいな攻撃です。

18後藤(ポジションは2トップの右だと思います)がいないので、前は1人足りません。(ゴール正面の○にいてほしい)。よく見たら、クロスを上げるのがサイドバック8吉田で、サイドバック22生駒がフリー。17田村が○の位置に行って、22生駒は正面にあがるんでしょうきっと。

(大黒監督コメント)

―大黒監督が目指すサッカーの中でサイドバックは重要視しているなと感じますが、いかがですか?

サイドバックはとても重要で、鍵になるポジションだなと。(サイドバックの選手たちに)いろいろと提示して、キャンプからやってきて、いろいろとやってくれていますけど、まだまだ改善点はありますけど、(DF生駒)稀生には、そのうち得点が取れると言っていましたので、サイドバックがゴールを決めるというのは理想的というか、狙っていたので良かったと思います。(傍線部筆者)

奈良クラブ vs 愛媛FC – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

ちなみに下りてきたフォワードは、ワンタッチだけ、「落とす」だけで、別の選手がボールをもらい、繋ぎます。この戦術には、ボールを拾う役と、前線と、1人ずつ要ります。選手を前に上げて(後ろを減らさないと)できない、攻撃的な戦術です。

対策はけっこう簡単です。2列目と3列目の感覚を狭めて、下りてくる2人(7田村翔と18後藤)に人をつける。ただこれをやると、愛媛はハイプレスができなくなるのとサイドが空くので、守備時間がだいぶ長くなります。ラインが上がる分、裏を取ったときの危険も高まります。前半27分くらいからこの状態でした。高い位置でマンマーク、たまに裏狙い。愛媛の4バックが消耗しそうです。

 

奈良クラブは対策への対策もやってました。キーパーからサイド(7田村亮、9富樫)へのフィードです。これも準備していたプレーだと思います。

(大黒監督コメント)

特に前半の途中ぐらいから、ちょっと相手のプレスにひるんで蹴り出したので、ハーフタイムに「そんなことをするんやったら、俺が監督をやる意味はない」、「ちゃんと練習でやっていることをやろう」と言いました。

【公式】奈良vs愛媛の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月21日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

ハーフタイムに監督から指示がでて、後半開始~2トップ交代までは、17田村翔、18後藤のレイオフを続けました。そもそも「中央でレイオフを成功させる」のは、この試合を戦う前提です。

 

スペースが狭く、マークも付いたなか、二人とも体を張ってチームを支えてました。動きながら受けてる(CBと少し離れてる)ので全然しんどそうに見えませんが、しんどいです。それに落とした後、裏に走ります。攻撃の理屈が分かったあとで前半30分~後半最初の15分を見ると、「絶対にCFがレイオフを決める」という、チームの意志を感じます。選手は監督についてきてます。それと、むちゃくちゃしつこいです。この監督。

 

サッカーは、同じフィールドで同じ人数で戦います。戦術や陣形ごとに対策がだいたい決まっていて、少し勉強すると「準備したカードを順番に切る」ように見えます。「対策さても、同じ作戦をもっと頑張って対策を無効化する」シーンはあんまり見れません。

 

観戦時(現地にいました)は「今日はくさびのパスがよく決まるなー」とぼーっとみてました。こういうのに初見で気づけるようになるまで、あと何年かかるんだろう。

 

得点シーン

1点目

youtu.be

 

狙いは「CBの前」と「SBの裏」です。空いてなかったので、一度キーパーに戻してからやり直してます。

 

2点目

youtu.be

このパス(外側の選手にワンタッチでパスを出して、フリーでクロスを打つ)も、今季から組織的に導入してる。初戦で生駒が使っててびっくりした。

 

この攻撃、練習したよね?

試合を観た感想がこれ。オフェンスがほぼ攻撃練習です。J3ではまず見られない、洗練された攻撃。設計通りの崩し方、得点の仕方。一連のプレーは(ふつうなら)個人の能力(個人戦術)でやること。身に付けた選手はギャラが高くて、J3にいない。

現役時代から研究熱心かつ理論派で知られ、再現性のあるゴールパターンの指導法に定評がある。

【記事全文】J3奈良“大黒さま”が新監督! 元日本代表FWの大黒将志氏が就任へ、近日中にも正式発表 - スポニチ Sponichi Annex サッカー

監督就任時の記事です。この試合を見た人なら、意味が分かりますよね。組織的に攻めて、同じ崩し方、あとはフィニッシュだけ。ただし守備はアドリブ。

 

普通の監督は逆です。組織的に守って、攻撃は現場まかせ、これがデフォルト。

 

ここから3点取れ

(奈良・大黒監督)

今日は2点取りましたけど、それを5点ぐらい取れる、5点、6点と取れるチームにしていきたいです。

 

(熊本・大木監督)

ゲームは、セットプレーで点を取れたことはすごく良かったです。ただ、失点は簡単でした。もう少し考えなければいけません。

【公式】愛媛vs金沢の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月15日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

前半から裏狙いとレイオフで、相手のディフェンスラインを揺さぶってます。おそらく最後の15分、動けなくなります。昨年、「タイキャンプ効果」で何度も見ましたよね?終盤に体力タイプのCFタイプを2枚入れてるので、あそこから1~2点いけました。

 

愛媛のスタミナが持ったのは、試合中に体力が回復したからです。保持率が60%を越えて、休憩してます。あのスタイルで50%を超えるのは、シュートを打たないか決定力がないか(シュート20本、ゴール期待値2.56:シュートは打ってる)。ボールを持ちたいようには感じなかった。こちらのクロス対応がダメすぎて、自陣での守備が終わらなかった。

 

失点シーン

youtu.be

youtu.be

 

守備をなんとかしてくれ

ならないと思います。セットプレー(の守備)と守備ブロックは、普通の監督なら最優先でやります。撤退時の守備(442ブロック:61:50くらい~)もいいかげんだったので、こっちも練習してません。

 

今のサッカーは「好きかどうか」と聞かれれば、あまり好きじゃありません。大黒監督は3-2で勝つか0-3で負けるサッカーをしてます。僕が好きなのは1-0と0-1が交互にくるサッカーです。

 

ただ、点は取れるし、見ていて面白いです。これをフルシーズンやられると怒りますが、しばらくは18試合のスポンサー付きトレーニングマッチ。最後の試合が、1試合目(0-6)からどれだけ成長しているか。

 

さて今回の「レイオフ」作戦は、前節まで一切やってませんでした(相手のライン設定と、こちらのSBの高さの問題)。というか、今治戦はどうやって点を取るのか分からなかった。変な説明になるけど今治戦は「ホームで先制点を取ったから勝てた」試合でした。

 

次節の高知は縦パス中心なので、元々陣形が間延びしてます。偽9番を使わなくてもライン間でボールを受けられます。36石井がはね返すところから攻撃が始まる、今治戦みたいな展開になると予想してます。

 

1週間かけて、まだ見ぬ攻撃スタイルを組み立てるのか、セットプレー守備が急に直るのか、次節のお楽しみ。最後まで読んだ人は、コメントで励ましてください。

 

参考

奈良クラブ vs 愛媛FC – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

クラブ公式の監督コメント。Jリーグ公式に載ってない話が書いてるので、こっちも読もう。

 

(レイオフの参考動画)

www.youtube.com

ソース→

【公式】奈良vs愛媛の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月21日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

www.football-lab.jp