奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

0-6の敗戦。大きな収穫がありました(ホーム・サンフレッチェ広島戦)(JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド・第2回戦)(24.4.24)(143)

収穫

23小谷キャプテンです。小谷は後半82分に登場します。「先頭に立って引っ張る選手が欲しい」と、ずっと思っていました。今のチームに足りなかった、やって欲しかったプレー、振る舞いをようやく見れました。

 

チーム状態が悪く(10戦1勝、16位)、この試合も0-3でラスト10分。この時間帯にわざわざCBを投入する意味は?結果、その後の15分にさらに3点取られ、0-6で負けます。

 

大事なのは過程。せっかく相手が攻めてくれてます。0-5で負けようが0-8で負けようが、自分たちのプレーをして、次の1点と狙う方がよっぽど大事です。0-3からのラスト10分なら、1点取れば勝ち。「しっかり守って1点取ろう」「ここから頑張れ」だ。

 

小谷は大きな声と身ぶりでチームを鼓舞。残りDF3人にも指示を出して、ラインコントロールできる状態まで回復しています。マーク相手は20ピエロス・ソティリウ。あまり対応できてませんが気持ちで止めてる(倒したのでPKだと思う)。

 

もう一つ見て欲しいのが、都並が相手を倒してPKになったシーン。すぐ都並を起こし、全員を励まし、こぼれ球奪取の最前列に。92:13くらい。後半ATに入った時間帯ですが、キッカーが蹴ると同時に全員でダッシュしてます。

 

点差は関係ないです。次の1点、次の一勝を狙おうとしているか。疲れるのは仕方がない、でもプロなら絶対に諦めちゃいけない。5点差のラスト2~3分でこれが出来るなら、まだ大丈夫。

lemino.docomo.ne.jp

はじめに

0-6。何年たっても話題にしたくない、とても恥ずかしい結果です。

 

点差ほどの実力差はない、いくつか直せば1点差に納まったと思います。ただ、僕の考える「いくつか」は下川と酒井とアルナウなので、1点差に納まることは絶対にありません。

 

前半

やっと手にした、ナイター開催の権利。かなりの雨でした。

 

サンフレッチェ広島は本物だし、メンバーもシーズンとほぼ同じ(前節からの交代は4枚?)。一発で仕留めてあとは守り切るか、守り切ってPKに持ち込むか。仕留める人がベンチ外(百田)なので、できるだけ頑張る(精神論)だけ。

 

守備時間がこれだけ長いと、どこかで点を取られる。どこでボールを持つか、休むか。

 

ほぼ引いて守った。プレス回避のためにGKを蹴っていたが、全部相手に取られて全然プレス回避になってない。後半は方式を変えたけど、1回蹴った時点で2点目を取られたので、繋ぐ形式に戻った(で事故が多発した)。

 

ロングボールのターゲット、近年だと酒井達磨レベルのFW・アルナウレベルのキック精度が欲しい。今日の組み合わせだと無理。空中戦勝率は1割前後だと思う。

 

プレー面の最大の収穫は、吉村。前半、左サイド(寺島のほう)を狙われて、ボールサイドに守備の人数をかけていたので、右サイドを吉村+伊勢の1.5人くらいでカバー。1:1対応も、プレッシャーがかかったときのボールの逃がし方も◎。一度J2に個人昇格しただけはある。

 

吉村は松本山雅戦の試合後、ひとり別メニュー調整だったので、20分前後しか出られないのかと思った(のでスタメン予想から外した)。45分出られるなら先発でいけるし、戦術変更でハーフタイムからも登場できる。獲得するクラブ側も冒険だったが、いい結果に終わりそう。

 

寺島。ボールが持てない、プレス耐性が弱いのは仕方ないにしても、ボックス内守備で毎試合相手を倒す(PKだ)のはいいかげんにして欲しい。

 

西田は左のハムストリングを痛めた模様。軽い肉離れかな(4週間程度)。

 

後半

サンフレッチェサポーターのみなさん(約700名)。数は金沢と一緒くらい。声はうちのゴール裏より出てた。

 

一番惜しかったのは、後半74分に相手選手がハンドで味方のパスミスを止めたシーン。ハンドがなければ桑島とDFの1:1になり、ボックス内でシュートが打てた。

43'柏 好文
48'大橋 祐紀
52'満田 誠
89'東 俊希
90+1'ピエロス ソティリウ
90+3'マルコス ジュニオール

失点する時間帯が悪い(最初の3点)。あとの3点はおまけです。退場絡みだし。

 

後半、1点差なら、守って1点をとる作戦でよかった。後半開始すぐに2失点(マークミス+PK)ので、こっちも攻めないといけない状況に。

 

澤田の対応で2失点した。澤田のパスは、長い距離を低速で走る。J3の感覚でパスすると取られる。ボックス内の1:1のマークをはずされる。どちらもJ3相手と同じやられ方。自分の課題を解決しましょう。相手は関係ないです。

 

宗太朗がボールを納めたあと、前に最低1人は欲しい。西田が抜けたのが痛かった。あのスピードは効いてた。

 

國武が賢星と交代で右IHに。押し込まれた関係で、Vo神垣と2ボランチのような形になってます。一つ、アシストになりかけたプレーがあったので探してください。

 

(言っても仕方がないことだけど)エコノメソッドを使うと、スペースの使い方がうまい中盤の選手が増えていって、最後に1点を取る、最終ラインで1点を守る人は随時調達になる。

 

関口は無駄なファールが多く、審判はほぼ全部を流してた。退場となったプレーも恥ずかしいものだった(ボールを確保したキーパーに足裏でタックル)。あの場に立つ資格がない、というか使った方が悪い。接触した選手は、現役の日本代表(大迫敬介選手)やぞ。なにすんねん。

 

鈴木大誠SBは昨年1回だけあった。(第2節、右SBを削って小谷を投入した場面)。ハーフタイムに変えたので何か仕掛けがありそうだったが、伊勢をもう少し使いたかっただけかもしれない。

試合終了後の広島選手のあいさつ。遠くまでありがとうございました。次に対戦するころにはJ2に上がってるかな。

初めてサッカー観戦をした人(たくさんいた)は、どう思っただろう。「次もJ1のチームを見たい」「日本代表が見たい」か。

 

そろそろクラブ批判、監督解任要求や横断幕、ファン同士の喧嘩が始まる時期です。みんなイライラして、怒りのやり場がないのです。慣れてない人は、しばらく離れるか、公式とニュースサイト以外を遮断することをお勧めします。うちの場合、チームの内紛はもう少し先だと思います。

 

失点シーン

1点目

中が田村と1:1になって止められなかった。

 

2点目

澤田がマークを外された。

 

3点目

youtu.be

 

澤田がパスをインターセプトしたあと追いかけて、相手を倒しPK

 

4点目

スペースに走り込む選手にドンピシャのクロス

 

5点目

これはシュートがうまい。キーパーと1:1になった時点でダメ。

 

6点目

youtu.be

 

こういうのを「防げる失点」と言う

 

リンク集

試合映像は無料で見れます(要会員登録)

 

www.sanfrecce.co.jp

note.com

www.jleague.jp

soccer.yahoo.co.jp

初のルヴァンカップ。サンフレッチェ広島に本気で勝ちに行くのか(142)

本当に真剣勝負するのか

「ロートFフィールド奈良での初のナイター」「相手はJ1クラブ」、話題性は十分。サンフレッチェ広島は9戦無敗の3位。本物の強豪です。あとは勝つのみ。

 

奈良クラブがJ1クラブと対戦するのは、2018年のあの試合以来です。懐かしいネタが。

 

PKやり直し…そのとき選手は? 奈良クラブ「審判を攻撃するつもりはない」 | ゲキサカ

 

強いチームに勝つには「本気で勝ちに行く」のが絶対条件。奈良クラブはチーム状況が悪いので、ベストメンバーを揃えて全力で勝ちに行くのも、悪くないと思います。リーグ戦でタイトル無理そう→カップ戦に全力、というのは、J1でたまに見かけます。

 

うまく条件が重なると、楽しい経験ができるかも。3年前(2021年)、関西リーグ1部(=5部相当)のクラブがサンフレッチェ広島に5-1で勝ちました。先制点を取るのと、相手を焦らせるのって重要です。

number.bunshun.jp

www.youtube.com

 

予想メンバー

フリアン監督はカップ戦は「控え組の出場機会確保」がメイン。本気で勝ちに来ることはありません。昨年の天皇杯HONDA F.C.戦がどれほどひどかったか…1人変えてたら勝ってました。予想メンバーです。

故障してそうな選手も入れてます(他に替えがいないポジション)。

 

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

↑今季の出場時間一覧。上位5名がベンチ外、次の5名がベンチ入り、残りからスタメン・ベンチメンバーを選ぶ感じ。百田と下川はベンチ外だと思います。この基準だと関口がフル出場することになるけど本当に大丈夫か。キーパーが誰になるかも、意外に読みにくい(岡田慎司が一時チームを離れてたので)。

 

ルヴァンはベンチ入りが9名(2枠増える)なので、ルヴァンにベンチ入りしていない人=故障者というのも分かります。今季は、2種登録の2名、故障者(酒井)、第3・第4GK以外は全員リーグ戦に出場しています。「全員戦力化」は、今年も出来てます。

 

広島もメンバーほぼ全員を入れ替えてきます。あっちもカップ戦が初戦。見たい選手は何人かいるけど、直近の先発メンバー「以外」で元気な人が出場するので、たぶん遠征に来てない。

www.jleague.jp

 

監督がやりたいことはだいたい一緒ですので、時間のある方は広島の試合を観てください。奈良クラブのサッカーが好きな人なら、きっと好きになります。

松本山雅戦のレビュー

松本山雅が過密日程だった(=土:A奈良→水:H福岡→土:H讃岐)関係で、山雅サポからの分析はなさそうです。見つけたのが、こちらのツイート集。

残り28試合

早い時期に1桁順位につける&シーズンどこかで6位争いをする、というのが一つの目標です。詳しく検証された方がいたので、紹介します。

note.com

 

現時点で10位以下だと、最終順位が6位以内(昇格プレーオフ出場)になる可能性は0%でした。17位のチームが数字上苦しいのは当たり前なので、一戦ずついい試合をして、勝ち点を積み上げていきましょう。

過密日程もあと少し

24水(ルヴァン)→27土(アウェー:YSCC横浜戦)

5/3金(ホーム・FC今治戦)→6月(アウェー・福島戦)

で、当初予定していた連戦は終了。ルヴァン・天皇杯を勝ち抜けば、あと数回連戦になります。

 

J3がお休みだったので、先週末京都に遊びに行ってきました。こちらもお読みください。

www.suica.info

現地観戦しました、松本山雅FC戦(2024年第10節/ホーム・松本山雅FC戦)(24.4.13)(141)

現地観戦です

フリアンがガチガチの試合運びで「勝ちにきた」一戦

色々あって引き分けに終わりましたが、今日のような姿勢が見えれば

選手もサポーターも付いてこれるでしょう。

 

奈良クラブは中2日。水曜に岩手に負けてます。

木曜に移動、金曜にリカバリとミーティング。

 

「これで何ができるのか」といいたいところだけど、

前節の失点原因(エリア内の守備)はきれいに直っていたし、

1点目は100%ミーティングの成果。やればできるじゃん。

 

コンディションは…映像を見るだけで、

3連戦フルタイムなのか少し休んだのかがすぐ分かります。

生駒・賢星(フルタイムでなかった)、何より澤田を休ませておいて良かった。澤田。バックアップで頑張った、小谷吉村神垣のおかげ。

 

山雅の50ジョップ(3月にJ2長崎から加入した、195cmでスピードのあるフォワード。戦術がまだ理解できてない)が投入されたとき、あとは澤田の個人能力頼みだった。あのクラスのストライカーにも、なんとか対応してた。

 

それにハイライン。山雅は裏抜けタイプがいないのか、こちらのライン設定をあまり把握していないのか。オフサイドラインより○m前で裏抜けムーブ・ボール要求してる選手を初めて見ました。

 

ハイラインを、プレス自体をしない・できない状況で行うのは相当勇気が要る。これも効いてた。前節に裏を取られて、遠征から外れた(外された)選手ですよ、澤田は。やらせたフリアンも根性があるが、澤田も見事に応えてた。

 

中継からは分かりにくいけど、この試合のMVP。かっこよかった。

↑松本山雅サポーターのみなさん。DAZN情報によると400人らしい。

 

松本山雅は中6日。前節は金沢に1-6で敗戦。

どちらも「必勝」なのは同じ。

 

松本山雅FCは14位。事前に2試合見ました。

試合内容がずっと悪く、試合を重ねても修正できてない。

この試合も、失点の仕方も時間帯も最悪だったし

奈良クラブが中3日(あと1日休めたら)だったら2−0で負けてました。

 

(あまり人のことは言えませんが)

一般的に、試合数>勝点というのが監督解任ライン。

松本山雅は9試合で勝点10。

いまのところ「オフに解任」「シーズン中に解任」かの二択です。

 

さて、今日の松本山雅戦。考えてたシナリオは、

勝利:先制+堅守

敗戦:松本山雅のプレスが改善して、自陣から抜けられなくなる

+中盤の運動量で負ける(日程の問題)

だと読んでた。半分当たって半分外れ。

 

1点目

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まずシュートの瞬間から。

最終的に3:3になったんだけど、

最終ラインにSB×2、一列前にCB×2。普通は逆。すごく違和感がある陣形。

プレー開始から順に。

手前サイドのスローインから、DFラインで逆サイドへ回す。ボールは生駒へ。

山雅はフォーメーションをそのまま、横にスライド。

↑松本山雅のフォーメーション。上が攻撃方向(Jリーグ公式アプリから拝借)。

 

奈良ボールの時、二列目の2人(46、15)が前に釣り出されて

DF4人との間が空くことが何度もありました。

 

それだと、ゴール前のスペースを横一列の4人で守るので

1人前に出ると、残りの3人がスペースを埋めることに。

正面にボールがくれば、CBが前に出ます。

なんかスペースが空いてる。

山雅はスライドしただけなので、こっちが努力して崩した訳ではありません。

生駒からのパスを百田がスルー。國武へ。

ゴール正面なら2:2、少し広げても3:4だ。

 

CBが一人前に出ると、SBがゴール正面に入ります。

左で囲んだ選手(相手7番)の対応が悪かった。

守れない選手がこの位置にいた。設計の問題。

 

ボールしかみてない。見るなら西田だ。

國武へのパスにも嫁阪のパスにも反応してない。SBってディフェンダーだよね。

國武が正面、狭いスペースへ縦パス。

ボールの手前にCB2人が釣られて、あっちは2:2。

 

アシストは嫁阪だと思うけど、國武のパスも良かった。

嫁阪がワンタッチで西田がシュート。

分析班の作戦勝ち。

相手6番の寄せが甘いとか、CBとボランチの間にスペースができるとか

ミーティングで対策を取ったのだろう。

今年は試合の入りが非常にいい。スカウティングは成果が出てます。

 

…というのが表向きの説明ですがこのゴール、9割以上は相手の問題だと思います。

 

試合開始3分、スローインから8フェーズ目のシュート。

準備したか、準備したことをやってるかという時間帯ですし、

横にスライドしたら真ん中に穴が空いてて、そこのボールを入れられての失点。

入れられたあとの準備もしてない。

 

応援するチームがこういう失点を見たらめちゃくちゃ怒るし、

こうやって得点をしても全く嬉しくない。締まった、面白い試合を見たい。

 

もう一度どうぞ。

youtu.be

2点目

youtu.be

 

生駒スローインから、右サイドコーナー付近の西田へ。

自陣の守備は、ボールをなるべくゴールから遠ざかるよう選手を動かします。

この場合だと、タッチライン沿い、手前に出させる。

中へのパス、斜めのパスを出させるのは良くない。

なので、相手6番はこのコースでプレスをかけます。

タッチライン沿いに走ると、國武にパスが通る危険がある。

 

映像を見直すとき、相手6の顔の向きを見てください。

プレスに行くタイミング(上の画像の少し前)に一度生駒を見たあと、

ずっと西田を見てます。

生駒はフリー(マークすべき人が見てない)なので

スペースに走ってボールをもらう。スペースってあのへん。

相手が一人いるので、頑張って走って振り切る。

生駒が動き出すタイミング、相手6番が反応するタイミング、見比べると面白いです。

ゴール両横、ゴールライン付近(通称「ポケット」)にパス。

ここからマイナスのクロスを上げると、ビッグチャンスになる。

ここから生駒がいいスプリント。

ポケットをとった。ここからのマイナスのクロス。

百田がスルー(今日2回目)

「シュートを打たない選択」が的確。恐ろしい選手だ。

岡田優希がシュート。押し込むだけ。

難しいプレーです。そして練習通り、設計通りのプレー。

サイドで崩してポケットを取ってマイナスのクロス、それを生駒が…

と思うと感慨深い。いいSBになった。

 

今日は中2日。山雅対策というより、ずっと前から練習していたんでしょう。

 

それに西田。

今年は10番のようなテクニカルなプレーを要求されて、苦労していました。

10試合目で、すばらしい結果、すばらしいゴールに繋がりました。

時間帯も最高。2点リードであとは逃げ切るだけ。

 

対応を間違えたのは、1点目と同じ選手です。

普段のプレーを見てないので、どれくらい守れるのかは分かりません。

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1失点目

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相手のスーパーゴール、ゴラッソ。だけど、頑張れば防げた失点。

相手10→相手7と繋がる。

相手15(ミドルを決めた人)がフリー。

後ろへ下がることはできてても、相手との位置関係が掴めてない。

 

近いのは奥31岡田、手前14賢星だけど

CBの3澤田が前に詰める。この距離だと間に合わない。

 

引いて守るとミドルが来る。

今年は「引いて守る」をやってないので、弊害が出た。

またミーティングだ。

 

もう一度

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2失点目

youtu.be

山雅のコーナーキック。

攻撃側が何人か固まって、マークを混乱させる作戦。よく見ます。

今回は走る距離と方向が変わってた。

 

キッカーは10菊井。J2でキッカーができるレベルの精度があります。

※7馬渡(=交代済)は、J1やACLでキッカーをやってました。

一人がコーナー方向にダッシュ。5大誠が追います。

ゴールを決めたのは44野々村。CBで絶対的なレギュラーではない選手。

前々節(2週間前)に45分出場して以来。

相手試合に出ない間、大誠は2試合180分フルで出てる。

 

よーいどんで走ったらシンプルに走り負ける。

後から見直したら、CKがスペシャル。

先にスタートし、全力でスプリントした選手が、ジャンプでギリギリ届くところにクロスを出されるとどうようもない。

 

もう一度どうぞ。

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サポーターのブログ

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個別にコメントしてなくてごめんなさい。全部読んでます。

共通しているのが「スタジアムで見れてよかった」ということ。

ライバルや因縁がなくても、必勝態勢で真剣勝負すると面白くなるんだなと感じました。

 

「今日は絶対勝つんだ」感を感じたのは、J3昇格を決めた一戦以来です。

選手の後押しになりました。次は勝とう。

 

リンク集

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(24.4.16追加)

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”最下位”相手に連敗。9戦1勝で17位に(2024年第9節/アウェー・いわてグルージャ盛岡戦)(24.4.10)(140)

試合全体

”最下位”テゲバジャーロ宮崎、"最下位"いわてグルージャ盛岡に連敗。

最下位と2ポイント差の17位となりました(おそらくJ3での最低順位)。

 

昨年は中3日が一回、あとは中65日以上でした。 ※赤字部分を訂正(24.4.12 15:00)

今年は連戦が続くので、選手層の薄さ&怪我人が響いてきます。

次は松本山雅戦、中2日。正念場です。

 

失点の仕方、時間帯がよくないので、印象が悪い。

FW17百田真登

いまのウチのやり方であれば、複数得点を取って突き放していかなければいけないと思っています

【公式】岩手vs奈良の選手コメント(明治安田J3リーグ第9節:2024年4月10日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

ミスの失点を織り込んで、もっと多くの点をとるのが当面の方針か。

 

得点シーン:1点目

(24.4.13 1:00 再生位置を間違えてたので修正)

youtu.be

 

百田は期待通りの活躍です。

言動もプロ向きで、奈良クラブより先にJ2に行ってしまうかもしれません。

 

気持ちがいいのでもう一回

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失点シーン:1点目

youtu.be

ゴール正面、少し距離のあるところでFK。

ファールしたのは25神垣です(判定がちょっと厳しかった、仕方がない)

ゴールを決めるのは相手51深津。向かって左方向に蹴ります。

 

円の中は8掘内、白10はオタボーケネス。岩手のエースです。

向こう側で49下川もマークしてます。

 

ゴール正面のFKなら「真正面」に蹴るか、一人中継してクロスをあげるか。

白51の方向には、普通は蹴りません。

掘内は相手10とボールが見えるよう、体を向けてます。

相手51は見えない(絵が分かりにくくて申し訳ない)。

8掘内は後ろ向きに移動しながら、ボールを見てます。相手51は見えません。

相手51は、掘内より先にボールに触れればいいので

ボールは円のあたり

競り合いというより、フリーで打ってるのに近い

年に1~2回しか使えない、セットプレーです。

一発で決めた相手がすごい。

 

もう一度

youtu.be

 

失点シーン:2点目

youtu.be

 

CKのキッカー側、ボールサイドの選手全員が間違えてます。

選手名がいくつか出てきますが、責任はチーム全体です。

相手のコーナーキック

ニアサイドに山なりのボール(青い丸のなか)。

キーパーと嫁阪の間あたりへ。キーパーがパンチングでクリア

選手はボール(こぼれ球)方向を確認。ラインを上げます。

選手はこぼれ球方向に前進。

白丸の選手が隣にパスした時点で(オフサイドの基準が変わるので)状況確認。

フリーの選手が何人も(かつ自分よりゴール側にいる)。

特にエース・10オタボーケネスがフリーなのがとても危険

49下川(白の円内)がつきます。

ついてても、シュートが打てる体勢だった

ゴールを決めたのは、11桐(164cm)。

マークしていた31岡田優希(172cm)より一回り小さい。

 

二年前はJ2で11試合0得点、昨年はJ3で20試合2得点。

それほど点に絡まない選手。

「DFを1人引きつけて、中の人数を減らす役」と、みんなが思っていたんでしょう。

 

CK時は31岡田がマークしてたけど、ラインを上げるとき岡田が追い越してしまいフリーに。

31岡田が相手11につきます。

この体勢だと、相手がゴール方向に動くとマークが外れる(か倒してPK)。

11は矢印の方向に飛び込みます。ほぼフリーでした。

39嫁阪は浮いてます。

想像してください。応援するチームの160センチ台の小柄な選手が

豪快なヘディングシュートを決めた瞬間を。

 

桐選手の決勝弾も、すごいきれいなヘディングでした。

年に何回見れるだろうか、こんなすばらしいシュートを。

 

何度かご覧ください

youtu.be

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(問題点+考えられる対策)

1)ニアサイドが空いてた。誰でもいいから一人立ってほしい。直接入れられる。

ヘディングの瞬間までに、飛び込むだけでいい

それができそうなのは39嫁阪だけど、ヴィトと接触して転倒、ポジションを直すのがワンテンポ遅れた

 

2)最初のCKの時点で、相手CBがゴールライン付近まで詰めてる。

ラインを上げるのは正しいけど、他の選手がラインをどこまで上げてるか、

状況把握をもう少し早くできれば、解決できた。

 

3)「オタボーケネスがノーマーク」は本当にダメ。彼はJ2でもエースだ。

エリア内に相手エースがいる場合、誰かが見てるようにしないと

(49下川が気付いたのも、タイミングが遅かった)

 

4)ゴール正面が3:3(+オタボー・49下川)なので、どこにボールを入れられてもピンチだった

エリア内の人数は相手の方が3~4人少ない。初期配置とその後の配置を決めてれば解決できる。

 

5)31岡田は、普段ならマンマークはせず、もっとコーナーに近い場所でこぼれ球にダッシュする役目。20國武は誰かのマークで中を固める。

今回は、岡田が外でマンマーク、國武は中でゾーン。マークの有無が逆。

二人が同時にボールサイドに走ってるのはおかしい。どっちかが間違えてる。

 

6)40吉村はなんであっちに行った?クロスには間に合わないし、蹴った後のこと?

あと、5大誠。51深津を倒したのは二回目。PKだ

 

気になるかたはもう一度

youtu.be

 

セットプレーの大多数は、1~2人の対応ミス(仕方のないものも含め)で説明できます。

今回のは、個人のミスというより、チーム全体の問題。

ミーティング1~2回で解消できそうな問題です。

 

試合終盤に似たような失点が続いてます。

これからどうなるでしょうか。

 

感想

76-90分の失点。

前節終了時点で、8試合5失点。今節も失点しました。

他の時間帯の2倍以上。年38試合に換算すると25失点ペースです。

(昨年の総失点が32点)

いわてはパス本数192、ボール保持率41%。繋ぐ気がない。

早めに蹴って中盤勝負、敵陣ではプレスをかけてボールを戻させない作戦。

試合の中でプレーの仕方をかえるところ、前線3:3の状況のときにそこを活用するのか、もしくは自陣にスペースがあるときにそこを使ってプレーするのか、今日はプレーの分け方が上手くなかったと思います。

フリアン監督REVIEW【明治安田J3リーグ第9節】vsいわてグルージャ盛岡|奈良クラブ

「百田か嫁阪に向かって蹴ってたらよかった」という意味です

 

後半、奈良クラブが自陣深くでボールを回していたシーンを覚えていると思う。

奈良クラブは、GKでロングボール(エリア回復のキック)を蹴ってない。

前半は何度かあったけど、後半は最初に嫁阪に一回蹴っただけだ。

 

「あれくらいのディフェンスなら、ボールを繋いで点をとれ」

という監督からのメッセージだろうか。

本気で昇格を狙うなら、今の岩手のプレス相手に3~4点取らないといけないし、今ならできると思う。

 

両SBが走れてない。おそらく疲労が原因。

攻撃時、ドリブルで持ち上がるのがなくなった。守備でもクリアが増えてる。

相手が5バックになっても、SBの移動がすくない(&岡田も疲労が見える)ので

WBが動かせなくなってる。引いて守られると辛い

 

3バック相手に宗太朗1人でプレスに行くと、すぐ逃げられる。体力の無駄。
百田にはパワーセーブの指示が出てて、前線のプレスができない。

百田はもっと「ガツガツ行く」使い方をしたかった。

おまけ

改善してるところがすごく分かりにくくて、

直ってない部分が目立つので何ですが…

 

「監督の高い要求」をいくつか

後半、ロングボールをほぼ封印

小谷でもハイラインをやってた(攻撃時に上げてた)。

敵陣でのマークは基本的にノーファール縛り

CFへの裏抜け要求(百田が片腕を上げてボールホルダーを見ている時)。普通のFWだと、あのスプリント回数は無理

「汚いサッカーでいいから、割切って勝ちに行く」のがフリアンサッカーの良さだと思ってました。

今年はきれいなサッカー、難しいことをやろうとして苦労してるように見えます。

「チームを育てる」のが目標ならそれでいいけど、今年の目標は「昇格」です。

 

奈良クラブが強いのは、誰もが認めています。

次節は2日後、ホームで。メンバーがだいぶ代わると思います。

ここからどう立て直すか、注目です。

 

最後に

セットプレーの解説、面白いでしょうか。

中継を通しで見ただけだと意味が分からないだろうから、

できるだけ詳しく説明してます。

 

書くのに時間がかかるし、失点シーンばかりなので、僕は面白くないです。

 

リンク集

この試合の動画は無料で見れます。

lemino.docomo.ne.jp

grulla-morioka.jp

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(追加:24.5.15) 

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今年何度目の逆転負け?アウェーでリードを守れず(2024年第8節/アウェー・テゲバジャーロ戦)(24.4.6)(139)

試合全体

「チャンスをたくさん作って、1点しかとれなかった。だから負けた」

 

後半に逆転されたとか、大雨とか、相手の順位とか、

そういうドラマチックな要素はほとんど影響がなかった。

画像はクリックして拡大を

 

ボール保持率62%、シュート14本、枠内8、得点1。

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15分刻み(15分、30分、45分まで、前後半それぞれ)で見て

ずっとボール保持率50%以上だし、シュートも打ってる。

 

これだけチャンスを潰したら、そりゃ勝てない。

前半は奈良0.8、宮崎0.05。後半は奈良0.5、0.4。

前半だけでなく後半も、こちらのチャンスの質・量とも上。

 

ゴール期待値0.5くらいで複数点取って守り勝つ試合。

去年はたくさん見ました。今年は、やられる側になっています。

(テゲバジャーロ宮崎・GK55青木心)

--セービングが良かったです。
すべて想定していた中でのシュートだったので、ビックリすることはなかった。自分がある程度主導権を握った状態で、前からプレッシャーを掛けてシュートブロックまで持っていけていた。ゴール前の部分は、戦術よりもメンタルだと思う。今日はみんなも体を張って守ってくれた。クロスを簡単に上げさせないなどの当たり前のことが、きっちりとできていた。

【公式】宮崎vs奈良の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第8節:2024年4月6日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

大卒2年目、ゲームキャプテンのコメントです。

試合全体を俯瞰して見れる選手がいると、チームが落ち着きます。

(フリアンがしゃべってるかと思った)

得点シーン

1点目

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前線に飛び出した西田から岡田優希へパス。

相手DFの不運もあり、先制点。

岡田優希のプレーに関しては、宮崎のスポーツアナの方が詳しかった。

生駒が斜めのパス

百田がサイドへワンタッチパス。

百田の動きが面白かったので、後でもう一度確認してください。

矢印が百田です。

 

ボールは賢星から前線の西田へ。西田はオフサイドなし。

岡田まで通れば1:1。ゴール前にスペースがいっぱいあります。

自分でパスを出した後も、ゴール正面でスペースがあって

ボールを押し込めそうなルートを走ってた。

 

もう一度どうぞ。

youtu.be

 

 

1失点目

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GKヴィト、触ってます。

惜しかった。うしろに下がりながらのジャンプだったので、届かなかった。

 

宮崎の攻守の切り替えが素晴らしい。

ボールを取った瞬間、前が数的同数。ドリブルで持ち上がってシュート。

ゴール期待値0.03くらい。30回に1回決まるチャンスで、点を取りました。

 

【2024明治安田J3リーグ第8節】 - YouTube

後半ATの百田のオーバーヘッドで0.2。こっちの方が得点確率が6倍高い。

 

2失点目

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左サイド(画面手前)で相手11と3澤田が競争。

澤田が全然走れてない。オフサイドが取れなかった時点で負けてた。

中は相手18と5鈴木大誠の1:1。

 

知ってる範囲で、澤田が裏を取られて致命傷になったのは初めてなんですが

だれか覚えてます?

 

もう一度

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また逆転負け

(テゲバジャーロ宮崎・GK55青木心)

--後半は調子が良くなった印象です。
相手のアンカーを2トップで消しながら行けたので、良くなったと思う。そうすることで、後ろを誰がつかまえるかが決まるので、そこが良かった。

(テゲバジャーロ宮崎・FW18吉澤柊)

--得点から試合終了までは何を意識しましたか?
しっかりクローズできるよう、相手ボランチまで下がって押し出していくというのを意識しながらプレーした。

(31岡田優希)

ーー後半はボールを握れなくなりました。
前半は相手の守備をかいくぐってチャンスを作っていたが、後半にできなかったのは、自分たちの技術や判断の問題だと思う。相手がギアを上げてくる中で、それをかいくぐってチャンスを作り出し、決め切れるように修正していくしかない。

(11西田恵)

--後半は勢いが落ちたように見えました。
映像を振り返って見てはいないが、自分たちがリードしているせいか、簡単にバックパスをしてしまうなど、安易にボールを握ってしまったところもある。もっと追加点を取りにいく姿勢を出すべきだった。

【公式】宮崎vs奈良の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第8節:2024年4月6日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

選手のレベルは奈良クラブの方が上だった。

守り切ろうとして失敗したというよりは、2点目がなかなか取れない間に

すごいゴールを決められて、その後は力負けという感想。

 

テゲバが若いチームで、終盤まで強度が落ちなかった。

これからいいチームになりますよ。

 

試合全体

チャンスを作れるか、やることをやってるかはコントロールできても

その先は運ゲーです。こういう負け方も、シーズンに何度かあるでしょ。

 

一つ勝つと、ムードがガラッと変わる。

みんなが覚えてるか分からないけど、去年の梅雨入り前後。

最後の勝利の時点で単独首位。

シーズン5位のチームも、悪い時期はこんなものです。

 

この先は、中3日でいわてグルージャ盛岡(アウェー)、中2日で松本山雅(ホーム)。

どちらもチーム状態が悪いです。普通にやったら勝点6が取れます。

守備がどこも連動してなくてびっくりした。本当に練習してるのか。

(試合は1-4で沼津に敗戦)

 

おまけ

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Jリーグ公式データがリニューアルされました。

チーム別、選手別でかなりニッチなデータが取れます。

試合がない日は結構遊べますのでぜひ。

 

(ざっと見た範囲で面白かったデータ。中身はお楽しみ)

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

【公式】Jリーグの成績・データ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

www.suica.info

 

週末に鳴門(徳島ヴォルティスの試合)に行ってきました。

また読んでください。

youtu.be

 

2013年の昇格プレーオフ準決勝の様子。

この次の試合で、徳島ヴォルティス初のJ1昇格が決まります。

 

うちが大成功すると徳島ヴォルティスになります。

小予算の地方クラブ、スペイン人路線、サッカー不毛の地…

この2年は苦戦していますが、いつかは我々が通る道。

 

奈良の新スタジアムは、いちご宮崎新富サッカー場と同じか、

もう少し簡素にしたもの。

豪華なもの(松本山雅、ツエーゲン金沢みたいなやつ)はできないです。

長州の金剛力士像…東大寺と興福寺のは国宝やから奈良が本家だ。

 

”奈良の大仏センターバック”をもっと広めないと。

プロモーションビデオが見たい人はTwitterあてにコメントをください。

気が向いたらに作ります(早ければ連休明け)。

リンク集

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打ち合い・点の取り合いでドロー(2024年第7節/ホーム・ツエーゲン金沢戦)(24.3.31)(138)

試合全体

3-3の引き分け。

2回追いつき(2-2)、追い越しました(3-2)が、最後に追いつかれました。

 

今日見に来たお客さんは、みんな満足していたと思います。

点がいっぱい入って、楽しかった。

奈良クラブユース出身、27関口智也のデビュー戦。

ベンチに呼ばれたとき、スタンドから歓声が上がってました。

(質問)フリアン監督からはどんな指示があった?
「相手陣地ではひたすらスプリントをしろ。そして1本でもシュートを打て」と言われました。

【公式】奈良vs金沢の選手コメント(明治安田J3リーグ第7節:2024年3月31日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

「先輩が怪我をする」のも才能のうち。

夏まで何度かチャンスがありそう。がんばれ!

 

得点シーン

ゴール期待値は奈良が1.12、金沢は1.18。

思ったより低かった。2-1くらいで収まる数値です。

すごいプレー、すごくまずいプレー、その両方かが起こったということ。

 

1点目

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金沢の選手はCBの3枚(186,186,183:それぞれcm)とCF(182)以外は全員小さい。

後ろは高さ、中盤はテクニック、前線はスピード。分かりやすい編成。

 

39嫁阪(178)にヘディングで競り負けたのは中盤の選手、14石原(172)。

ミスマッチを作ればやりやすいよね。

 

31岡田優希がうまくクロスを出した。

キーパーの手が届かない、ギリギリのコース。

あれは「狙って出したパス」なの?

 

2点目

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嫁阪と競り合ったのは、14石原です(同じ選手)。

CB3人が中を固めるので、WB(5バックの時は最終ラインに入る人)が担当になる。

 

金沢は寄せが甘いので、下川はやりすかっただろう。

(金沢・伊藤彰監督)

ただやはり後半のクロス2失点は、反省しないといけないところです。特に右サイドで簡単に上げさせてしまったところは、人にクロスを上げさせない守備が今回課題になってきたかと思います。

明治安田J3リーグ 第7節 vs奈良|ツエーゲン金沢 公式サイト|挑戦を、この街の伝統に。

チームの方針(パスを出させていいから、中でしっかりはね返す)かと思ったら違ってた。出来てなかっただけ。

 

3点目

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金沢はボックス内がゾーンディフェンスらしくて、

元々マークがついてない。こっちが動いても配置が変わらない。

手前が49下川、右奥が17百田。

×印の場所、CBの間(右38と中央3の間)にクロスが来ます。

(いいコントロールだ)

17百田は飛び込み、奥から前へ。

DFが5人いて、スキマが4つ。一番奥のスキマから、前に2つ移動

ヘディングが決まった。勝ち越し。

 

金沢CB陣は、ゾーンの切れ目(担当者があいまい)だったのと、

時期的に(監督が変わった)ポジション取りしかできてなくて、自分の判断で動けないのか。

後半戦に同じ場面があれば、金沢3が前に出てクリアしてたと思います。

 

 

もう一度どうぞ。

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失点シーン

1失点目

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試合開始から、金沢の前3枚が裏抜けの動きを繰り返す。

ゴールを決めた30大谷もその一人。

クロスのタイミングが早いように見えるのは、蹴る+GOの一連のプレーだから。

 

8梶浦からのクロスが5大誠にあたりコースが変わる。

前に出てクリアしようとした生駒が転び、見たとおり。

 

2失点目の前に3失点目

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前提として、前節にPKを取られた関係で(エリア内ディフェンスで)手を使うのは禁止になりました。

「手で相手の動きを制限する」のをやらないので、

マーク相手は比較的動きやすくなりました。

奈良クラブはニアサイドを空けてます。

金沢キッカーは右利きなので、直接は入らない。

相手6梶浦は6寺島がマーク。

「そこに蹴るの?」というのが最初の感想。

ここからシュートを打つのは難しいし、キープして誰かにマイナスのパスをして誰かがシュートを打つのか…???

 

後半AT、1点負けてて、おそらく最後の攻撃。

とっておきのプレー?

6寺島は元々エリアないディフェンスがよくないし、

手を(積極的に)使っていたタイプ。

相手6が対応してるのを見れば、デザイン通りのプレーなんだろう。

決めた相手がすごい。

後半AT4分台に追いつかれ、引き分けになりました。

あと2分。うーん。

 

2失点目が余計

この試合で怒るなら

「ボックス内の連携がひどいやろ」「これで何回目や」だと思います。

勝敗、得失点、時間帯は制御できませんが、2失点目は防げる失点です。

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相手が右サイドへ展開

右サイドから繋ぐ構え。中央は3澤田です

矢印の二人(奥:3澤田、手前:8掘内)の体の向きに注目。

相手選手を見てない。マークしてない。

 

あと、17百田のボールへの寄せが遅い(FWだから仕方ないか)。

プレッシャーのない状態でクロスを出されて

9土信田がゴール。

 

結果的に澤田のあたりで問題は起こってるけど、

チーム全体の問題で、練習で解決できるものだ。

 

相手9のうしろに5大誠がいたんだけど、何をしてたんだろう。

後半開始すぐ。まだみんな元気ですよ、この時間帯は

 

何度か見てください。

youtu.be

youtu.be

 

計画通りに進めた結果

奈良クラブの3失点はJ3昇格後のワーストタイです。

※23年第15節相模原戦(2-3)、第33節ホーム愛媛戦(0-3)

 

堅守・リーグ最少失点路線は見てて面白くないし、それだと先に進めません。

今年の目標「点を取る」は、デザイン通りに得点してます。

失点以上に点を取が取れてれば構わない。

 

「ホームで勝ちに行く」も、やろうとしてる。

後半ATで14中島→23小谷の交代。小谷は相手CFのマンマーク。

いい時間稼ぎ。できることはやってる。あとはいつ結果がでるか。

 

少人数のメンバーで戦うことも、チームの方針。

フォワード3人中2人(パトリック、酒井)が怪我したのも予想の範囲内だ。

選手層が薄い(というか人数が少ない)のは元々分かってること。

 

下川が怪我をしたみたい。

(後半76分に左太ももを痛め、スプリントできなくなり後半81分に交代)。

試合後、金沢ゴール裏に挨拶に行くとき、足をひきづってた。

DAZNにも映ってます。

 

都並は(メンバー外)は試合後に練習してた。

コンディションは戻ったんだろう。ルヴァンカップまでに復帰してほしい。

 

ツエーゲン金沢の応援

www.youtube.com 

 youtu.be

 

ツエーゲンは明るくて歌いやすい曲が多くて、いいですね。

一緒に応援したくなりました。

 

都会の娯楽の多い場所(ABCD…たくさんの中から選んでもらう)なら

差別化が必要(先鋭化した応援スタイルにする)でしょう。

地方、選択肢が多くない中から(様々な)お客さんに来てもらうなら、

簡単で参加しやすいスタイルが正解だと思います。

 

金沢の新スタジアムは、屋根があって声が反響します。

いつか行く日が来るのが楽しみです。

 

リンク集

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今季二度目の「逃げ切り失敗」(2024年第6節/アウェー・カマタマーレ讃岐戦)(24.3.24)(137)

得点シーン

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嫁阪が落として(パス?)、賢星バックパスから生駒のミドル。

練習してたやつだ。アドリブでこの連携はできない。

失点シーン

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3澤田が相手16奥田をマーク(腕で抱え込む形)

相手16がゴール方向に飛び込む際、39嫁阪とぶつかる

相手16、嫁阪が倒れる

PK判定

逆の立場になったらどう思うか。

少し考えれば、PKでも仕方ないと思います。わざとでなくても。

(相手選手が嫁阪を抱きかかえたまま別の選手にぶつかった場合)

 

この3連戦、澤田は3戦ともフルで、嫁阪は途中→フル→フル。

疲労でしょう。

 

試合全体

カマタマーレはここまで5戦未勝利、そしてホームゲーム。

最後まで点を取りに来てたし、残り時間がなくなっても(後半ATになっても)

キーパーから繋いで攻めてた。

 

チームのスタイルは、ずっと練習している、勝つ確率が高いやり方。

やり続けないと結果もでないし、ファンも納得しない。

PKで追いついたのは運もあるけど、

自分たちのやり方を貫いて、勝ちに来たのは本当にすごいと思う。

現地で応援してたファンは泣いてたでしょう。

チャンスの質自体も、讃岐の方が優勢です。

xG:讃岐1.57(実質0.87=0.7がPK)、奈良0.52。

 

讃岐も奈良も、後から繋ぐチーム。

奈良クラブは最初の15分でいくつかミスしてピンチに。

 

すぐに繋ぐのを諦め、相手に持たせる方針に。

奈良クラブは「持たせてる試合」に強い。

讃岐戦のボール保持率が46%、パス成功数が214本。

ボールを持ててる日は、ボール保持率55〜60%でパス本数が350本くらいです。

 

讃岐は全体的に小さく、足下が上手いタイプが揃ってる。

お互いにラインが高いので、狭いエリアでの技術競争になってた。

(オフサイドを7回も取られた)

 

毎回繋いでくれるので、敵陣でファールで止める作戦が効いた。

kanata0954.nobody.jp

 

讃岐サポーターの方の分析。

最初の猛攻もゲームプランの一つだったんだろう。

 

逃げ切りに失敗

時間稼ぎの定番は「不要な交代」だ。

 

パトリック故障後も交代枠が1つ残ってた。

西田と嫁阪がやばかった(どちらかを岡田と交代させる予定だった)ので

後半85分くらいに小谷か寺島をいれて、どっちかを下げて欲しかった。

 

PKになったシーン、相手を倒したのは嫁阪だけど西田の守備もひどい。

キーパーが上がってきて、マークする人間がいなかったからだろうけど

両手で相手をつかんでる。ボックス内のマークをやらせるのは怖い。

(米山 篤志 監督)

立ち上がりに関しては我々の意図する形でしっかり入れましたし、前半も失点さえなければ、いい形で掌握できていたのではないかと思います。

後半に入ってからはやはり1点が重くのしかかりましたし、連戦最後というところで選手の足が止まり始めたこと、またこの重馬場の影響もあり、なかなか自分たちの形はできなかったですが、結果としての勝点1を取る粘り強さは見せれた試合だったと思います。

【3/24奈良戦】試合後コメント 米山 篤志 監督 | GAME | NEWS | カマタマーレ讃岐オフィシャルサイト

数日経って試合を振り返れば、

先制点を取ったシーン以外の90数分は互角か讃岐が優勢だったし、

勝ち、負け、引き分けのどの結果でも「まあそうか」と思う。

 

ただ、6試合中2試合でラスト数分で追いつかれたら現地組は怒るよなあ…。

↑現地組の一人

 

少なくとも丸亀まで行った人なら、怒る権利がある。

休みの日に奈良から何時間もかけて応援に行ったのだから。

雨もひどかったし。

 

僕がこの試合を観て、試合結果に何も感じないのは、

怪我人が出た時点で0点だから(悪い予感だけはなぜか当たる)。

 

開幕6試合で、FW3人中2人が怪我でいなくなった。

どうするんだろう。夏に一人取るか。

 

選手へのコメント

賢星はクリア5、こぼれ球奪取8(両チーム最多)。

フォーメーションの都合もあるけど(賢星が下がってて、全体に後重心になってた)

守備の場面でいつも登場してた。

キーパーが早めに蹴ってエリアを取りたいときに、ヴィトがいると効く。

足下が悪くても、ギリギリまで引きつけてキャッチ、キック。

見てて心臓に悪い。

 

リンク集(追加あり/24.3.28)

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