奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

天皇杯"鹿ダービー"は1点差負け。カップ戦が終了(アウェー・鹿島アントラーズ戦)(天皇杯2回戦)(24.6.12)(149)

 
鈴木優磨「はっきりいってしょうもない試合でした」
鹿島アントラーズの天皇杯初戦。格下・下位カテゴリの相手が引いて守り苦戦する…いつもの展開です。今日は奈良クラブが攻める気がなかったので、鹿島サポには退屈な試合だったと思います。

茨城では「な~らくらぶ」と発音するみたい(ホームだと「な~らくらぶ」)

 

www.road-to-landsend.net

鹿島でもレギュラー・サブの力の差は大きいんだ、とか、水沼貴史さんはJ3の選手もちゃんと勉強してるんだ(J2の解説くらいだと予習ゼロの人もいる)とか、色々と発見がありました。
 
結果は1-2。J1相手に善戦したとは思いますが、本気で勝ちに行ったかと言われると???

失点

1点目

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10柴崎岳のスルーパスから。

柴崎は今季、途中出場3試合(うちカップ戦1)、計47分の出場。昨年も4試合(うちカップ戦1)。出場時感だけ見れば、カップ戦要員です(本当はコンディションの問題です)。

 

【公式】柴崎 岳 | 鹿島アントラーズ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

奈良クラブが引いて守っていたので、鹿島は裏に走ってもらう動き。オフサイドギリギリでのランニングが決まりました。

 

2点目

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アントラーズはずっと攻撃してるのに、選手がボールに2~3人かけて(ボールを撮りに行ってた)、他に使えそうなスペースが結構あった。

 

ハーフタイムでエース・鈴木優磨を投入。空いてるスペースを上手くつかって、後半53分に得点。事実上、ここで試合が決まりました。

奈良40・吉村弦

失点のところは最初の対応で体をぶつけられて、そのあとで距離を空けてしまって入り込まれてしまいました。

 

【公式】鹿島vs奈良の試合結果・データ(天皇杯:2024年6月12日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

得点

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吉村からパトリックへのクロスがずれ、クロスバー・相手のゴールキーパーに当たってゴール。パトリックのペナルティエリアへのランニングがよかった。

 奈良40・吉村弦

 ゴールは狙っていません。トラップしてかわして上げたんですけど、腰をひねり切れなくてゴール方向に飛びました。たまたま入ってくれたので全然狙っていないです。

 

【公式】鹿島vs奈良の試合結果・データ(天皇杯:2024年6月12日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

鹿島戦の位置づけ

悪い言い方になりますが、この試合の目標は「多くて2~3失点に抑える」ことで、攻撃に関しては最大で1点。
鹿島40・鈴木佑磨
(Q:前半を見て、探りながらの後半からの出場だったと思います。どんなことを考えてプレーしていましたか?)
 
形自体は悪くなかったと思います。1点取ったんですけど、思った以上に相手が無理に焦れて出てくることがなかったのはキツかったです。普通なら負けていたら前に出てくるんですけど、1点リードされてもいいという考え方のサッカーをしていたので、厳しさがありました。(傍線部筆者:以下同じ)
4局面(攻撃・守備・ポジトラ・ネガトラ)は「守備」が90%。基本的に引いて守り、ボールを取っても速攻はかけない。1点リードされても一緒。
 
ボール保持率は45%あったようですが、攻撃してる印象はほとんどなかった。点を取るのは、セットプレー、それか百田・岡田優希・國武投入後のラスト15分。1点取って逃げ切るか、同点で延長勝負。
 
コーナーキックは1回だけ。寺島のクロスも都並の落下点予測もよかった(水沼さんから「いい攻撃ですね」のコメント)。回数が少なかったので、何を仕込んでいたのかはよく分からなかった。
 

ディフェンス陣

Jリーグ - 天皇杯 2回戦 鹿島アントラーズ vs. 奈良クラブ - 試合経過 - スポーツナビ

 

ルヴァンカップからは、左SBが寺島→都並。4バック+神垣・森田の4枚で中を固め、WH2枚が相手のSBをマンマーク。カウンターをやらなかったから陣形はずっと保ててた。

 

ほぼ同じ選手でよく守りました(広島戦では寺島が狙われてた)。吉村が70分強出られたこと、都並ー寺島のコンビで、相手の右サイドをそれなりに守れていたことは大きい。

奈良クラブ・フリアン監督

(Q:守備面での評価をお願いします。また、サブ組の底上げ等を含めて収穫があれば教えてください)

 

(0-6で敗れたルヴァンカップ1stラウンド2回戦・)広島戦では普段われわれがやっているのと同じように高いプレスをやりたかったのですが、うまく機能しませんでした。そういった経験を生かし、今日の試合ではより選手を固めてブロックを敷いて、固まってゴールを守ることを意図しました。しっかりと固まることで走る距離も短くできましたし、選手たちも自信を持って守れているという話をしていました。そして、こういうスタジアムでもできるんだという力を示してくれたと思います。

 

【公式】鹿島vs奈良の試合結果・データ(天皇杯:2024年6月12日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

サンフレッチェ戦は事前にハイプレスの練習をして、高い位置でボールを奪う→ショートカウンターという方針だったそうです(実際はできなかった)。 

 

選手別に

↑ルヴァンカップ・サンフレッチェ広島戦のフォーメーション

Jリーグ - Jリーグ杯 1stラウンド 2回戦 奈良クラブ vs. サンフレッチェ広島 - 試合経過 - スポーツナビ

 

都並優太

よく声を出し、指示を出して、ゲームキャプテンとしていい働き。6戦未勝利時のミーティング(5/3FC今治戦前の)が共有され、違う選手がゲームキャプテンになったときでも、同じ働きが出来ている。再現性がある。

 

(見た目と違い)都並は淡々とプレーするタイプで、少なくとも「引っ張る」タイプじゃない。ルヴァン広島戦では後半17分に登場しパフォーマンスが悪かった(ボックス内でファール・イエロー=PK献上)。選手個人としても、リベンジできたと思う。

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伊勢・澤田

伊勢はルヴァン広島戦も非常に良かった。ボックス内での1:1守備は大誠レベルの安定感がある。CK時、鹿島55植田のマークはきつそうだった。

 

澤田は…動かなかったから体力が持った、というのが大きい。後半は攻撃にも参加してた。前に出てヘディングでクリアする動きは、水沼貴史さんからも高評価。

 

森田・神垣

守備時のポジションが逆?いつもはVo(掘内=神垣)が左、IH(賢星=森田)が右。今日はIH森田が左で、Vo神垣が右だった。パトリックと桑島も逆だった。

 

神垣は前パスが良くないので、右から回すとすぐにバックパスすることになった。神垣はフル出場。掘内が次出られるか分からないので、地味に効いてくるかもしれません。

 

森田は攻撃寄りの選手で、立ち位置と強度の高い守備が持ち味。今日はCBの前のスペースを埋めるのが仕事で、与えられたタスクはこなした。ミドル2本はどちらも素晴らしかった。

 

國武 

いまからJ2に入れてもレギュラーを取れるんじゃないか。サンフレッチェ広島戦に続き、プレースピードは遜色なかった

 

パトリック 

ボールが全く収まらなかった。これなら桑島CFの方がいい。1試合数回でいいので、守備の強度を上げて欲しい。あとシュートを打つときは、外してもいいから強いのを打って欲しい。

 

ヴィト 

1:1の決定機を2度防ぐ(81分、88分)。私は「ゴールキーパーはヴィト」派です。貸して欲しいチームがいっぱいありそう。

 

まとめ

奈良クラブのシーズンの目標は「リーグ戦6位以内」でした。ルヴァンカップ、天皇杯とも、内容・結果ともあまりよくありませんが、「リーグ戦優先」というのはシーズン最初に決めたことです。露骨に捨て試合にされても、当初の予定通りです。反発する人はほとんどいないと思います。相手も強いし。

 

今後はリーグ戦に集中できます。現在の目標が何なのかは分かりませんが、決めた目標を達成するためにできるかぎりのことをして欲しいと思います。本命はリーグ戦です。

 

もう一つ。スカパーの無料トライアルは7日間。天皇杯は6/13水だから、最長でも6/20水まで。早めに解約しようね!

 

リンク集

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”初ナイター”で快勝。3位相模原を撃破(ホーム・SC相模原戦)(2024年第16節)(24.6.8)(148)

2点目の解説

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取り上げるのは「フォーメーションが原因で失点した」からで、このフォーメーション・陣形をとる以上、何試合に一回かは同じ失点をします。「万病に効く戦術なんてない」と言いたかったので、題材にしました。

 

得点・失点には、誰かのポカで偶然起こったものと、構造上仕方のないものがあります。今回のは、構造上の問題です。終わった後で外野が文句いってるだけです。

 

相模原は組織的に守る、守備力が非常に高いチームです。この試合が始まるまで15試合で9失点。奈良クラブは21失点。色んな兼ね合いで失点(=決勝点)になりましたが、相模原から見れば「たまたま一番深い場所でボールを取られた」場面です。奈良クラブが狙ってこの形にしたわけではありません。一応狙ってはいましたが、ここまできれいに決まるとは思いませんでした。

SC相模原の基本フォーメーション。3-1-4-2、奈良クラブの嫌いな「3バック」です。3バックには2種類あって、両WBが高い位置に残るパターン(しばらくorずっと3バック)と、すぐ5バックに移行するパターンがあります。相模原は前者で、WBはあんまり戻ってきません。

 

左が攻撃方向。相模原は、攻撃時は敵陣でプレー、守備時も高い位置でプレッシャーをかけるのが信条。ボールを取られば、守備はこの陣形からスタート。

 

攻撃重視(前の6人が常時攻撃用)にすると、プレーする人数は11人のままなので、守備の人数が減ります。少ない人数で効率よく守らないといけません。

 

守備は3バック(4山下、25田中、2加藤)とアンカーの6徳永、4人が担当。人数が少ないので、一人でたくさんの選手と戦います。

上と同じ図です。灰色の部分はアンカー6徳永が1人で担当します。8と16が前に行ってるので、両サイドの担当エリアも広くなってます。1人で3人分働きます。

1人で3人働くなど無理なので、1)アンカー6が前に出る(1:1で主に時間稼ぎ)、2)真ん中のセンターバック4がスライド・スペースを埋める、3)右か左のセンターバック(この場合は25)がスライドして真ん中を埋める、を同時に行い、お互いにカバーします。

sporteria.jp

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ヒートマップ(よくプレーしたエリアとボールに触った場所)です。スタッツは拡大してご覧ください。

 

アンカー6徳永と中央CB4山下の基本ポジションが前後に隣接。もしかして重なっているかもしれない。徳永が飛び出す→山下がそこに移動、徳永の動きを担当。ふつうはこの2つのポジションは縦に方向、もう少し離れています。

 

アンカーの立ち位置が変われば、CBの立ち位置もまた変わります。4は今年からCBの中央にコンバート、アンカー6は新加入。16試合目ですので、そろそろ連携も固まってきた時期です。

相模原から見て右サイドで攻撃してる場合(=下川、岡田優希がいるサイドです)。ボール側のサイドに人をかけて、アンカーの6徳永もそっちに寄ってます。6徳永はパス能力重視で起用されてるみたいなので、カバーリング能力はそれなり(平均くらい)なのかもしれません。

さて得点の説明です。さっきと左右が逆になってます(奈良が左へ攻撃:得点時と同じ方向)。

 

得点のちょっと前、百田から嫁阪にパスが通った瞬間の図。相模原は、図の右下(相手のコーナ-付近)まで攻め込んでて、ボールを取られました。14賢星から17百田に繋がった場面(次のプレーで39嫁阪にパスをする)です。

 

まだ攻撃の陣形で、守備には移行していません。ボールはしばらく競り合いだったし、ボールを取られたときのリスクヘッジもやっておいた方が良かったと思います。

さっきと同じ図です。6がアンカー、4が真ん中のCBです。6はボールを繋げる位置にいて、相手選手のマーク、パスコースを切れる位置ではありません。アンカーが前に出る→センターバックがつり出さる→裏を取られました。

ボールは百田(4の横)が持っています。

 

CB4番が前に出たのは、4が17百田のマークだったのと、17百田をファールかカードで止めようとしたからだと思います。後ろは1人(25番)しかいなくて、このあと39嫁阪と1:1になってます。引いて間に合わないなら、前に出て止める、これは正しい。

(DF4 山下諒時選手)

2失点目は、自分たちの右サイドのところで、相手が一人ランニングしているのが目に入ってしまって、自分が元々ついているマークのところがちょっと曖昧になってしまい、マークについていた選手がフリックして、サイドを変えられてしまいました。広いスペースでほぼ数的不利なくらいな状態で守るようになってしまいました。まず、攻めている時のリスク管理と時にはファウルで止めるという判断も込みで、ミスが重なってしまってのカウンターでした。

【6/8奈良戦】試合結果・監督・選手コメント | SC相模原

後半開始してしばらく、CF百田がおりてくる(パスをもらいにくる)動きをしてたので、担当CBも一緒に動かされてました。百田がCBをつりだしたから、その後の嫁阪独走も岡田優希1:1もありました。

 

百田はおとり・つなぎをやりました。おとり・つなぎだけでも80点です。要求されたタスクはこなしています。そのあともよく走って、嫁阪にラストパスを要求しています。シュートを打つ、決めるまでできれば100点でした。

 

もう一度どうぞ。

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相模原に限らず、アンカーが一人のチームは、その両脇を狙われます。うちは掘内のポジショニングとカバーリングが化け物なのであんまり目立ってませんし、サポーターには弱点なのが伝わってない気がします。守備時は442になって、掘内の右に賢星が来ます。脇のスペースはすぐに埋めてます。

相手が前がかりに攻めてくる→自陣深くに引き込んでロングカウンター

アンカーは前に出てくるのでそのままにする

センターバック(特に4)が飛び出したら、その裏にボールを運ぶ

敵陣で攻める+敵陣で止める=守備しなくていい、というのは定石です。「自陣に引き込んで」は”狙ってやって”ないと思いますが、アンカーとCBの連携を突くのは狙い通りです。

 

相手のCB・アンカーの連携ミスを突かれた失点ですが、すぐ次のプレーからは連携ルールを変えて、穴を埋めてます(CB3人とも前に出なくなったので、別の問題が発生してる)。同じ作戦は何度も使えません。最初のチャンスで点を取った攻撃陣の勝利です。

 

最後に、褒めたい選手がいるのでその話を。

賢星がボールを持った場面。6は相手のアンカー。前に出てきてます。

39嫁阪にパスがドリブルを開始。得点を決めた31岡田優希はこの位置。

シュートの瞬間。31岡田優希もよく走った。

(DF4 山下諒時選手)

自分たちは走れるチームですし、戻るところは戻っていましたけど、リスク管理と潰すところの判断で問題が伴っての失点でした

【6/8奈良戦】試合結果・監督・選手コメント | SC相模原

6徳永選手もよく走りました。スタート地点は岡田優希とほとんど同じ位置。抜かれた後にこれだけ走って、岡田優希がシュートをする時間をほとんど与えなかった。こういうプレーを続ければ、年に何点か防げます。

 

他の選手もよく走って、戻っています。強いチーム、勝てるチームは、あたりまえのプレーを全員がこなします。他の場面も見直しましたが「敵だけど応援したくなる」というのはピッタリきます。戦術的に戦う素晴らしいチームです。

 

もう一度どうぞ。

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1点目

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2点目の解説で時間を使い過ぎました。この先は適当です。

 

胸トラップでシュート。終わった後のセレブレーション(チームメイトからの祝福)が温かかった。キャプテンが得点すると盛り上がる。

 

さあDF陣で得点してないのは、大誠、下川、吉村の3人になりました。下川は天皇杯で決めていて、吉村は半分リハビリなので残りは実質1人、鈴木大誠だけです

(24.6.11 19:30に訂正:24年の天皇杯一回戦、京都産業大学戦で大誠もゴールを決めてました。おわびして訂正します)

 

ここ数試合、セットプレーがうまくいってるし、ターゲット大誠でおしい!シーンが毎試合出てます。もうすぐかな。

 

失点シーン

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8番のフィードと17番の納め方がうまい。9のシュートもうまい。相手がすごい!の失点。

 

うちは「縦に速い攻撃」をやってないので「縦に速い攻撃」が失敗したときの守備もぜんぜんできてない。個人の対応は試合後に反省すればいいだろうけど、岡田優希がシュートを決めれば失点しなかったし、岡田優希がボールロストした後で8番にプレッシャーをかけてたら、あんなきれいな縦パスは出せなかった(主にボールロスト後に守備してない方)。

 

感想

現状のチーム力で、最終的に上位6位に入れると思う。対戦相手の順位はあまり関係がない。1試合ずつ勝っていきましょう。

空中戦で優位。これが大きかった。ターゲットは嫁阪(178cm)。マークは167cm(CBだけど小柄)で、さすがに勝てる。相模原はスタメンに180cm強の選手は2名。小さい選手が多いし、空中戦で負けるのは折り込み済み?

 

ボール保持率は45%。相模原がボールをもちたいチームだったのと、キーパーから繋ぐ必要がないので低くなった。

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相模原はほぼ敵陣でプレーしてる。この形だとほぼ(7割方)相模原が勝つんだけど、図の一番右上でボールを失い、決勝点となった。サッカーは1点の重みが大きい。

(岡田優希)

--いまの戦績について。
シーズン開始から10試合で払った授業料が、いま生きていると思っています。だから、最後のワンプレーやセットプレーを与えないようにすること、みんなで守るということが少しずつできてきています。まだ苦しむこともあると思いますが、先のことではなく、目の前の試合にフォーカスしていくだけだと思っています。

【公式】奈良vs相模原の選手コメント(明治安田J3リーグ第16節:2024年6月8日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

同じことを考えてる人が何千人単位でいそう。リードした後半アディショナルタイムで胃がキリキリしなくなった。

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ロートFの記者会見の動画がでたのは初めて(知る限り)。こんなごちゃごちゃした場所でやってたのか。声が聞き取れない。会見の内容はすべて文字起こしされてるので、そっちで見てください。

www.scsagamihara.com

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SPORTERIAのスタッツ(特にヒートマップ)が面白い。ぜひPCやスマホで一覧表示して、選手の配置を見比べてください。百田の3回ポジションチェンジしたのも一目で分かります。

 

リンク集 

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(24.6.12追加)

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コーナーキックが幻のゴールになった理由(アウェー・FC大阪戦)(2024年第15節)(24.6.2)(147)

初めに

「東大阪花園ラグビー場でのサッカー」に興味がないので、いつもよりテンションが低めです。

 

花園とプライフーズスタジアム(八戸のホームスタジアム)は極端にピッチ状態が悪いので、パスサッカーは無理です。完全に別の競技と割切って、花園専用の新しい戦い方を練習しないといけませんが、そんなのに時間をかけるくらいなら、0-0引き分けで上々、他の36試合で勝点を稼ぐのが一番だと思います。

 

たとえそれがダービーであっても、観客が6459人来ても、です。

 

(幻の)得点シーン

youtu.be

嫁阪のヘディングがゴールに入りましたが、百田がオフェンスファール(キーパーのブロック)を取られ、ノーゴール。奈良クラブサポーターの大多数は「最初に注意してくれ」「いきなりファールを取るのは酷い」と思っているでしょう。

 

焦点は、主審と選手のコミュニケーション。今回はDAZNが必須です(Youtubeのハイライトには入ってない)。

18:36 スタート

18:44 主審と鈴木大誠が会話(中身は不明)

19:00 主審が両拳を腰の辺りにつけるしぐさ→「進めてください」か「掴むな」の意味(あまり見ないジェスチャー)

大事なのはこの後。相手2、6、19が17百田を指さして「あれはファール」のジェスチャー→主審が相手2と目を合わして、うなずく(ちゃんと見てますよの合図)

19:04 相手キーパー、相手33が百田を指さして「ファール」のジェスチャー

19:20 賢星がCKを蹴る

 3澤田がニアサイド、17百田がキーパー正面に立ち、動きを制限。近くに20國武もいます

19:21 39嫁阪がヘディングした直後にオフェンスファールの笛

審判がFC大阪のキーパー指さし、ファールの箇所を示す。キーパーはサムズアップ(親指を上げる)

 

「いきなりファールを取った」わけでないのが分かります。実際、明確なファールプレーですし、ノーゴールの判定は正しい。

 

私も「主審から、事前に、はっきりと分かるように注意して欲しかった」と思います。「相手選手のファールアピール」と「主審からの注意」は違います。相手のアピールは、ただ牽制してるだけの時も多いですし。主審から奈良クラブ側への働きかけが少なかったので、奈良クラブの選手は「注意されてる」とは思わなかったでしょう。

 

さて、さっき「明確なファールプレーだ」と書きましたが、何度も見直すうちに違う景色が見えてきた。ブロック役・百田が動けないよう、FC大阪のフィールドプレーヤーが囲んでブロックしてない?これ。

「キーパーの前に一人立たせる」のは戦術として毎試合やることなので、問題はない。今回も、立ってたのは百田ただ一人。「ブロック役=存在自体がファール」じゃない。配置はブロック目的でも、キーパーと接触したり他プレーヤーを倒さない範囲で、「得点のための動き」をやればファールは取られません。

図解するとこんな感じ。百田が3人に囲まれて動けてなくて、プレーを始める前にキーパーに倒されてる。そのあと、普通にボールにプレーしてたら、ファールじゃないぞ。これってPKじゃないか。

 

※配置はデフォルメしてます。FC大阪側の番号は適当です。

 

映像でご確認ください。

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オフェンスファールは、何度も巻き戻してファールの理由を探るという作業は、絶対必要です。ですが、見れば見るほど分からなくなります。

 

オフェンスのファールとディフェンスのファール(=PK)は裏表の関係で、セットプレーのファール基準がよく分かります。また、セットプレーはファール覚悟の設計もするので(ブロック役とか、飛び込む役とか)、ファールを含めて分析する必要があります。

 

ここの研究はサッカーフリークのごくごく少数しかやってないと思います。まともな説明を聞いたことがないので、勉強すれば勉強するだけ、差がつく分野です(塾の宣伝みたいだ)。なんにせよ、サッカーは奥が深いです。

 

試合内容

ゴール期待値は相手が2.5倍。キーパーの力で引き分けに持ち込みました。

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グラウンドがボコボコなので、ボールが不規則にバウンドする。

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島田拓海と1:1をブロック。守備が光ってた。

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(スタッツの貼り付け分は、クリックして拡大してください)

 

パス本数が200を切ると「少ない」、150を切ると「むちゃくちゃ少ない」です。奈良クラブがボールを60%持てば、パスが350を越えます。

ピッチが悪く、いつミスをするか分からない→ずっと敵陣でプレーする→飛んできたボールに反応して、前に運ぶのを最優先。非常に合理的な戦い方です。大雨でぬかるんでるときも、同じ戦い方をします。

 

メンバーも、レギュラー(つなぎ優先の中盤)を外して、あまり出てない(コンタクト重視の?)選手に替えてた。

 

それにしても、FC大阪の選手は、どうやってこのピッチに順応してるんだろう(花園第一で練習をできるのは試合日だけのはず)

 

FC大阪のコンタクトプレー

FC大阪の「ファール狙い」のプレーは目につきました。ハーフラインを越えるまで(セットプレーにならないエリアで)は、ファールで潰して攻撃の芽を摘む。

 

ただこの潰し方は、去年うちがやってきたこと。自分がやるのはOKでやられると文句をいうのはアンフェアだと思う。愛媛FC、鹿児島、FC岐阜とか、ベンチもファンもむちゃくちゃ怒ってましたよ。ファール基準を厳しくして、プレーが続くようにしてもこちらが倒れてるからFC大阪にボールを取られる。基準を変えても結果は一緒だ。

 

コンタクトは体を当てる。足でプレーしてないからファールになる。足にはいかない。これなら変な転び方をしなければ怪我はしない。だからカードは出ない。正しい潰し方です。

 

そもそも花園のピッチ状態でパスサッカーは無理だし、スピードとフィジカルと反射神経で戦うのは合理的な選択だと思います。FC大阪も、決して恵まれたクラブではありません。さまざまな制約の中、結果をだしてます。好き嫌いはともかく、

監督が変わってもほぼ同じ戦い方をしてるので、これがクラブのアイデンティティです。

 

FC大阪はいわきFCを目指してると予想しています。どうでしょうか。

 

リンク集

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(23.6.8追記)

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逆転勝ちで完勝。上昇ムードで天皇杯へ(ホーム・FC岐阜戦)(2024年第14節)(24.5.18)(146)

完勝です

失点こそありましたが、あくまで個人技。決定機も複数作って、決めるべき人が点を取り、逆転勝ち。今季3勝目は完勝です。

 

失点

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11藤岡から17田口にパスが通り独走、そのままシュート。こういう失点は年に何度もあるし別に構わない。改善できるとしたらキーパーの対応。

空中戦で相手21青木が勝利。相手11田口がボールを回収

こういうパスがくる、パスをFWが納めるというレアケースに備えてたら、他のプレーができない

ここでクイズです。ボールを納めた「以外」の選手は、その後どういうプレーをしたでしょう。速攻で、FWにボールが通った場面です。少し考えてから、動画をもう一度ごらん下さい。

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答えは「誰も走ってない」「一人で点を取った」です。

助けてあげようよ…11がサポートしてたら大チャンスになってたよ。

 

攻撃側は1人しかいません。時間をかせぐ(=相手はバックパス)、打たせる(=端に追い出してシュートコースを消す)、ボールを取る(=頑張って囲む)あたりが選択肢です。普通はシュートまでいかないし、打たせない。

キーパーはもっと前に出て、1:1で勝負して欲しかった。キーパーが目の前にいるのとだいぶ先にいるので、弾く確率が違いますよね。この位置だともし打たれたら高確率で失点する。

 

相手にサポートがないので、シュートを触ったら勝ち。こぼれ球は100%回収できる。

なんで遠巻きに眺めてるんだ、仲間だろ(見ててイライラしてた)。

 

もう一度どうぞ。

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得点(1点目)

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(田村亮介)

下川(陽太)がボールを持てば、あの辺りにボールが来るだろうというのは分かっていたので、「待っていたら来るやろうな」ぐらいしか考えていませんでした。 (利き足ではない)左足でしたが、うまく合いました。

【公式】奈良vs岐阜の選手コメント(明治安田J3リーグ第14節:2024年5月18日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

下川から直接のパスは来なかったけど、パスっぽいのが来て点を取った。

下川が中にクロスを入れる段階でも、パスが通ってました。

相手のクリアがむっちゃうまい

ワンバウンドのボールを綺麗に決めた。田村は1:1突破とシュートがうまい。スピードタイプじゃないサイドアタッカー?

 

もう一度どうぞ。

youtu.be

 

ここからはもう一人の主役、パトリックを誉めます。

下川が蹴る瞬間、赤のコースを走って、DFの裏を狙います。ラインが高いので裏抜けができそう。ボールが来なくてもラインを下げられるので、次のプレーに効いてくる。

赤い矢印の長さを覚えておいてください。この間を通ります(DF間の距離が離れてる)

最終的にこの長さになります。外の選手が釣られました。ボール・パトリックを両方見れるのはこの選手しかいないからです。そうすると外にスペースができて、田村が自由に動けます。

ゴールと田村の間にいるのは、この選手しかいない。

間に合いませんでした。選手の配置の問題のように思える。

 

スペースに走って相手を動かしてスペースを作る。簡単なプレーに見えますが、ボックス内でこの仕事をできる人はJ3にはあまりいません。今年のファンは、毎試合こういうレベルのプレーが見れてラッキーです!

 

もう一度どうぞ。

youtu.be

 

得点(2点目)

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違和感だらけの得点シーン。何度も見直してようやく解決しました。「対応できない人だったから対応できなかった」です。

ボールをGK岡田慎司に戻して、この位置からロングフィード。

15パトリックが空中戦に勝利。今日は2点ともパトリックの得点でいいじゃないか。

31岡田優希が回収。岐阜のラインが高く、敵陣にいるのはCBが2人、SBが2人。

必要な知識は2つ。CBは大きくて1:1でちゃんと守れるけど、足が遅いから間に合わない。SBは足が速いから追いつくけど、1:1対応か足下の技術か状況判断のどれかが怪しい。海外のトップレベル以外はこの通りです。

 

岡田優希に追いついて、ゴールとの間に戻れたのは、やはりSBの二人。岡田は1:1勝負をかけるとドリブルで抜かれるので、とにかく時間稼ぎです。

一人が田村に釣られ、もう一人が岡田優希の切り返しで抜かれました(色々省略)。二人とも対応がなんかおかしいので、動画を見ながら自分で考えてください。

 

一見すると3:1に見えるけど、一人ずつ料理して実質フリーでシュート。残りは障害物です。能力が相当高くないと、こういうことはできない。

シュートコースをよく見たら、SB(×2)とCBの間を通してます。

「守れる人が戻ってない」 速攻で相手DFを簡単に抜けるのは、だいたい同じ理由です。

 

パトリックのヘディング、田村のおとりラン、岡田のシュートの選択。全員能力が高いし、状況判断もスペースの使い方も上手い。大変クレバーな一点です。もう一度どうぞ。

youtu.be

 

感想

パトリックを1試合20分しか使わないのはもったいない。

掘内のSB起用。スピードとクロス以外は◎。本当にどこでもできる選手だ。

こぼれ球ダッシュ、競り合いは完勝。空中戦は合格点。次からもこれで行こう。

 

セットプレーオフェンスで、澤田がフリーで2回ヘディングを打った。セットプレーで点を取るのももうすぐだ。セットプレーはディフェンスもよかった。

 

FC岐阜には、超うまい選手がたくさん。めんどうなのが中盤の2人(21青木、10庄司)。こういうときスペースをなくして、プレー出来なくするのが一番。そのためのハイライン。うまくいって、二人とも機能しないまま終わった。

 

ハイプレスをかけなかったのは、エース(11藤岡)が故障明けだったからだろうか(早めに交代しました)

中島賢星・J通算200試合出場

賢星は奈良クラブらしい、いい選手です。これからも期待しています。コメントがとてもよかった。

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泥臭く戦ったチームが勝った。その一言です。

 

リンク集

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FC岐阜 監督・選手コメント

https://www.fc-gifu.com/match_results/202414

 

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(24.5.22追加)

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セットプレーの勉強法、監督解任の可能性、音声配信プロジェクトなど(147)

はじめに

今週はリーグ戦がないので、紹介する機会のなかったネタを。同じ部分で困ってる人がいるでしょう。何人かの役に立つと思います。

 

セットプレーの勉強方法

J3でのセットプレーの優劣は、間接部門に投資してるか(設計が得意なコーチがいるか、相手チームの分析ができているか)×キッカーの能力で決まります。キッカー、ヘディング要員はまあまあなので、点が取れないのはコーチの能力だと予想してます。

 

戦術や4123やハーフタイム修正を解説する人はたくさんいますが、セットプレーの解説をする人はほとんどいません。競技レベルでプレーした人以外、ちゃんとした勉強する機会がありません。私もよく分かりません。

 

セットプレーはケーススタディなので、同じシーン(得点、失敗した、ファールで終わったものを含め)を何度も見るのが一番なんですが、やる気がわかない人がほとんどだと思います。教材をいくつか取り寄せた結果、良かったのがこの本

1P1項目で、セットプレーの基礎技術を解説しています。「壁の作り方」「ラインの上げ方」から始まってます。町の書店のサッカー本コーナーに置いてる、子どもがサッカーを始めたときにパパママが買うような本です。

 

本当はダメだけど、本文を少しだけ。第6章が実践編になってるので、ここだけで書籍代が回収できます。

「こういうのが欲しかった」「絶対読みたい」という方が少なからずいらっしゃると思います。ピンときた方は是非お読みください。Kindleでサンプルをダウンロードすれば目次が全部見れます。

 

書籍版だとDVDがついています。中古で600円くらいで買いました(新刊は在庫なし)。古本が嫌な人はKindleで。DVDと書籍本文は内容が一緒なので、DVDなし(Kindle版)で大丈夫です。

著者オリジナルの設計が27個紹介されています。事例集としては勉強になりますが、理論そのもの(人数のかけ方)はあまり参考にならないと思います。あくまで応用編です。奈良クラブは使ってません。

 

戦術系ブログに、たまに掘り下げた記事が出てます。ちょうと見つけたのがこれ。

記事の中頃に東京ベルディのコーナーキックの分析が出てきます。解説とハイライトを何度も往復しながら…というのが、理解する一番の近道。

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こちらは選手の特性を踏まえた解説。かなり分量があります。

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監督解任の可能性

grulla-morioka.jp

 

いわてグルージャ盛岡の監督が解任されました。リンクは監督解任会見の様子です。

 

昨オフにGMに監督就任を打診したが断られた、新監督を呼ぶお金がない、補強の可能性を明確に否定、とか、珍しい情報が出てます。記事として面白いので、ぜひお読みください。クラブ側から話を何度も切られてますが、記者が食い下がって聞き出してます。こういう、骨のある番記者が欲しい。

 

いわて監督解任に関連し「奈良クラブの監督も解任される可能性がある」というコメントを何度も目にしましたが、現時点で解任される可能性は1%もありません。監督解任は、考慮するのは以下の3つを”すべて”満たすこと。

1 現時点の順位(=降格の可能性があるか)

2 直近の勝敗

3 試合内容が改善しているか

岩手は、現在最下位+直近に9-0で負けた+開幕からずっと守備が悪い、これに「体制を変えるなら、リーグ戦の中断前だ」という条件が重なって、監督が交代しました。

 

監督が変わるほど試合内容が悪いとき問題になるのは、特定の選手、特定のプレーではなく、チームの組織的な戦い方です。そういうときは、おかしいのが誰からも分かりますし、おそらくサッカーに詳しくて普段温厚な層がむちゃくちゃ怒ってます(見た範囲だと、今年の徳島ヴォルティスといわてグルージャ盛岡)

 

奈良クラブの場合、優勝・昇格がマストのチームではないし、試合内容は良くなってます。監督解任が話題になるなら、1ヶ月以上勝ち星がなくて17位以下に落ちた場合でしょう。

 

Xでの情報源

X(旧Twitter)のサッカー関係者のフォローを8割方外しました。サッカーの関係者ばかり目に入り、だんだん苦痛になってきたからです。ぜんぜん気分転換にならない。

 

SNSは、情報源9:交流1くらいの割合で使ってます。単に「SNSに交流を求めてない」からで、道具の使い方の問題。方針は人により違います。元々、Xのタイムラインはほどんど見てないので、フォローする・外すは意識してません。フォローしてない・フォローを外した人が嫌いだとかは全くありません。

 

よく見ているのは、自分で作ったリスト。2つあります。気になる人は、リストをフォローしてお読みください。

 

1)審判関係&自分で見つけたユーザー。POST数少なめ。全部読める

https://twitter.com/i/lists/1785905014181097641

 

2)戦術ブロガー、他クラブのサポーター。誰かが作ったリストをベースに作成。POST数多め。全部読むのは無理

https://twitter.com/i/lists/1785634566524572086

 

2つに別れてるのはあまり意味がありません。別アカウントなのも、作業の都合です(作った時期と目的が違う)。検索とかブックマークとか別の方法で見れる人は、そちらで見てます。投稿数が多くてリストが埋まる人も外してます。

 

音声配信プロジェクト

僕も音声配信をやりたいなとずっと思ってます。「思いついたことをしゃべる」だけだと意味が分からない(=もうすこし工夫が必要)など、課題がいくつかあって、計画で止まってます。

 

最近見てるYoutubeチャンネル。現状の課題すべてがクリアされると、こういう動画になるはずです。

www.youtube.com

 

(埋め込みじゃなく)Youtube上で視聴することを推奨。

 

いちサポーターがここまで説明できるのも、多くの読者が支持しているのも、徳島ヴォルティスらしいなと感じます。サポーターが洗練されています。徳島は中規模の地方クラブが「戦術の浸透」でJ1まで上がった、珍しい例です。采配の意図が見えない監督への圧力。他クラブとは質が違いました。

 

では、次の中断期間にお会いしましょう。

 

(参考)前回の暇ネタ

www.naraclub.net

先制されて力負け。GWは1勝1敗1分け(アウェー・福島ユナイテッドFC戦)(2024年第13節)(24.5.6)(146)

試合全体

本格的なパスサッカー同士の対決は見応えがありました。

 

結果は1-2。前半は福島ペース。後半は奈良クラブがペースを掴んだ。中央を閉め、相手が根負けしそうな時間帯にミスで失点。勝てた試合だとは思うけど、今日は力負けだろう。福島はいいチームですね。簡単には勝たせてもらえない。

福島戦のゴール期待値は0.99。0.99点相当のチャンスなんで1点とれれば上々です。効率がいい試合だと、0.3ごとに1点取れます(FC今治戦は0.84=2得点)

 

中2日・スタメン変更は2枚(賢星→神垣、宗太朗→國武)。ほぼメンバーは固定だけど、足は動いていた。

 

序盤のパスミス・トラップミス。足元の怪しい人(澤田・岡田慎司)以外も苦しんでた。後ろ5人が固定・中2日で疲れてたのはもちろん、芝の状態を掴めてなかったように見えた。

 

福島の攻撃を見てると、キラーパスを通して前の2~3人で点をとる構成らしい。このシーンでも人数をかけてない。あまりパワープレーに向かない編成だし、リードしてボールを持てれば楽ができた(先制された時点で無理だ)。

 

得点

youtu.be

福島はCB・GKにプレッシャーをかけるのが基本。ボールを持ってる澤田に、一人プレスがきます。

山なりのボールで、一人(左手前にいた下川)飛ばして、相手の頭の上を越えるパス。31岡田優希に通ります。

 

奈良クラブでは初登場ですが、ハイプレス対策で結構使います。この試合も、GK→SB(生駒・下川)(=CBを一人飛ばす)で何度か使ってました。1失点目の嫁阪のパスは、これを失敗しました(パスの質が同じ)。

福島は4バック。右SBが上がり、岡田優希の対応へ。後ろは3枚。

15パトリックは、上がったSBの裏を狙います。ゴール正面の國武は裏抜け狙い(パスを出す方向を指示してる)。

パトリックに1人釣られ、國武の指さす方向にスペースが出来ました。そして正面は2:2に。

裏抜けが綺麗に決まった。國武のランがすばらしい。あとはキーパーと1:1。

 

もう一度どうぞ。ちなみに國武の利き足は右足。シュートを打ったのは左足です。

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1失点目

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25神垣から39嫁阪にパス。39嫁阪には28鈴がついてきます。25神垣は右(生駒)にパスするよう指示。

 

この試合、39嫁阪に出すと28鈴が、31岡田優希に出すと3松長根がついてきて、前向きにプレーできなかった。二人とも低い位置に来て繋ごうとしても、ボールが前に進まない。神垣・掘内まで運べば、後に人がいないのでやりやすいんだけど。

39嫁阪は25神垣にボールをパス。

22生駒に戻すと安全だけど、またキーパーまで戻ってやり直しになる。ミスしなければ神垣へのパスでも構わなかった。

さっき紹介した、浮き球・山なりのパス。パスミスになって、ボールは相手に。

 

予想ですが「自分と味方の間に敵選手=浮き球のパス」というのが頭にあって(誰にパスすればいいかを考えずに)浮き球パスを使ってしまったのではないか。前から練習してたと思うけど(そもそも中2日では練習できない)、新しい必殺技は「技の完成度」より「どのタイミングで使うか」の判断の方が難しい。

マイナスのクロスから押し込む形。ハイプレスからのショートカウンター。オウンゴールにはなりましたが、非常にいい攻撃でした。

 

もう一度どうぞ。

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2失点目

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17針谷、うっとおしかったですよね。14大関と共に福島のパスサッカーの心臓です。14大関が飛び出すのは、プラン通り。このシーンも結構な距離をスプリントしてます。

(福島14大関)

2列目の選手が飛び出していくというのは、この試合に入るに当たってのチーム全体の共通認識でした。

【公式】福島vs奈良の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第13節:2024年5月6日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

49下川がつきます。

ラインギリギリでボールを残す。14大関は高卒2年目。川崎フロンターレからレンタルで新加入です。

3澤田がつきます。切り返してここまで持って行って、枠内にシュート。

3澤田が1:1でついてるのに、なぜシュートが打てるのか。14大関は178cm60kg。CBが当たり負けするように体格じゃない。ノーファールで守ろうとして遠慮したか。

結果論になるけど、うまくシュートの邪魔をすれば、防げた失点。福島は人数をかけてない(ボード上の5人以外、間に合わない)し、10と7はカバーできてるので、14をどうするかだけです。

(1)賢星が14大関に寄せる シュートを打たせないため。スライディングをすればボールに触れる位置。2・3歩近づくだけでも、だいぶ邪魔になった

(2)賢星がシュートコースを消す

(3)大誠がシュートコースを消す

→どちらも、1mくらい矢印の方向に詰めてたら(そうすると、5大誠の前に相手10が飛び込んでくるので別の問題が)

 

「ボックスまで戻る」は出来てます。人数は足りてます。次は「シュートを打たせない・打ちにくくさせる」のと「戻ってきた選手の配置」だ。

 

もう一度。

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福島サイドから見える風景

ロッカールーム動画が試合前・ハーフタイム・試合後の3点が揃ってた。J2経験のないクラブでは珍しい。

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名物実況アナウンサー・名物解説者が生まれるのは当分先。奈良クラブタレントや応援アイドルも。うらやましい。

www.youtube.com

 

動画で勉強させてもらいました。1時間くらいです。見てて思ったのが、敵味方で解釈がだいぶ違うこと。味方のプレーは解像度が高いけど、敵のプレーは詳しくわからない。対戦競技なので、ダメ元のプレーや意図的にミスを誘ってるプレーだと、尚更です。

鈴木大誠・ゲームキャプテン

ファンが奈良クラブに求めるのは、もちろん「勝利」だ。でも勝負事だから、勝てない試合もある。負けたときに大事なのは納得感。できることはすべてやった、チーム一丸となって戦った、最後まで走り抜いた。そういう姿を見て、もっと応援しよう、一緒に頑張ろうと感じます。スタンドのファンは。

 

大誠は前節から、士気を上げるように意識的に振る舞ってる。ハイライトに載ってる分から探しました。

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GKがナイスセーブの後は、かけよって激励

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オウンゴールの選手はすぐに立ち上がらせ、次のプレーに集中

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シュートを外したらすぐ立ち上がり守備に備える

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失点後はボールをすぐに拾い、次の攻撃へ。

 

ここから先は前節(FC今治戦)。ピンチを脱したらキーパーとハイタッチしてるシーン(×3)。

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ハイライトには入ってませんが、エリア内のクリア・セーブはほぼ全部ハイタッチをやってます。ボールに対するプレーではないけど、勝利への執念を感じる、素晴らしいプレーだと思う。

 

いままでのキャプテンは、背中で・プレーで引っ張る選手が多かった。でも、内に秘める闘志は外から見えない。プレーが冴えないときは伝わらない。完敗したときは、リーダーシップを取らずに負けたように見えてしまう。

 

鈴木大誠選手に接する機会のある方は、ぜひ“この部分”へ声援を送ってください。ファンに見られてる・評価されてると伝わるだけで、もっと頑張れると思います。部活のトーナメントのノリなので、相当無理しないとできないと思います。それに個人成績に出てこない部分。こういう「キャプテン」が好きなら、積極的に応援しましょう。

 

地元・奈良出身のキャプテンがチームを引っ張る姿、もっと見たいですよね?

 

最後に

次のレビューはFC岐阜戦(5/19土)になります。天皇杯(県予選→京都府代表)は行かない&映像が手に入らないのでパス。現地観戦された方にお任せします。

 

春の連戦、中2日もこれで終了です。第13節は、今年だと5/6、去年は6/11。開幕時期が違うといえど、日程を詰め込みすぎだ。水曜18時開始の岩手戦(1点差を逆転負け)→土曜松本山雅(2点差を追い付かれ引き分け)の2試合、これと翌々週ルヴァン(0−6)を入れて3試合がきつかった。

 

我ながら頑張りました。また感想や励ましをいただけると嬉しいです。いつも上手に返事できてませんが、ちゃんと読んでます。

 

リンク集

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www.minyu-net.com

 

(以下、24.5.10追加)

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ホームで快勝、今季2勝目(ホーム・FC今治戦)(2024年第12節)(24.5.3)(145)

現地観戦でした

やっと2勝目。いやー、長かった。試合終了の瞬間。昇格か優勝が決まったかのような大声援でした。選手も倒れ込んだり泣いてたり。

まだ5月です。あと7ヶ月、26試合。ここから頑張りましょう。

試合全体

下川が全然動かないので、怪我してると見てた。FC今治の選手もそう考えてたみたいで下川のサイドを開けてたら、急にしかけてワンツーからクロス。1点を取った。騙されたのは僕だけじゃなかった。

 

前節(YSCC横浜戦)からパスサッカーに戻して、今日が二戦目。オーバーラップとかドリブル突破とかは要所でしか使わなくなった。強度は抑えめ。

 

相手のポジションがよく分からない(開始~15分、今治のプレスをかける選手が毎回違ってた)ので、場所を意識してたんだろう。場所が正解なら、基本的に動かなくていい。

 

今日のFC今治は全部が悪く、かみ合ってなかった。ラスト15分も圧力を感じなかった。前節(大宮戦)はそこまで悪くなかった。チームは1試合で急に変わるから怖い。今日に関しては監督の問題だと思う。

 

今日からパトリックが復帰。百田と交代で途中出場。今日くらいの運動量なら、百田はまだいけそうだった。

 

岡田優希がパトリックに指示を出してるシーンを何回か見た。海外挑戦してたんだし、サッカーの英会話なら出来て当然でした。

 

前節も「組織的にやってる」のは分かったので、変な指示を出しておかしくなったのかと思ってた。スローインへの反応とかボックス内ディフェンスのコミュニケーションとか1週間でいっぱい直ってて、ここまで大変だったんだなと。

会う人会う人がみんな笑顔だったのが最高でした。奈良のみんなを笑顔にする、これがスポーツの力。

「生駒、そこはシュートだ」

 

得点・失点シーンの分析

毎試合思いますが、J3まで来ても、基本的なことができてる・できてないで点が入ります。すごい選手やスーパープレーがなくても、そこそこの成績を上げるのは可能だと思います。もちろん、本気で勝とうとする、真面目に取り組むのが前提です。

 

1点目 

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現地で見てて、なんでフリーでヘディングができるのが分からなかった。あとでハイライトを見たら全部答えが書いてました。面倒でもハイライトは真面目に見よう。

位置関係から。39嫁阪は逆サイド(画面手前)です。39嫁阪のマークは2加藤。ゴール正面に17百田がいます。クロスを上げたのが49下川。

 

大事なのは、2加藤、39嫁阪の位置関係。今治から見て、百田のマークが優先なのは当然。ただ、逆サイドを開けててディフェンダーが1人配置してるのに、マークしてるのかしてないのか分からない状態。

 

ハイライトをもう一度ご覧ください。

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次は前半3分。こっちも位置関係がほぼ同じです。動画の前に位置の説明から。

位置関係はほぼ同じです(クロスを上げたのは31岡田優希)。39嫁阪はフリーになり、ヘディングを狙いますが届きませんでした。

39嫁阪と2加藤の位置関係に注目して、動画をご覧ください。

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最後は前半11分のシーン。位置関係は同じ。ゴール正面、フリーなのが嫁阪です。画像は省略します。39嫁阪のマークに注意してごらん下さい。

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「そりゃ失点するだろ」

 

ファーサイドは嫁阪しかいないから、嫁阪マンマークでいいしょう。気にするのは百田じゃなくて嫁阪だ。

 

最初のフリー・決定機から20分強。2加藤はSBが本職で、期間・時間帯限定でCBに入る選手。修正を自力でできないのはしょうがない。監督とCBの真ん中の選手が悪い。

 

得点シーンをもう一度どうぞ。

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2点目

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素晴らしいシュート。嫁阪が今日2点目。他チームだから言いにくいんだけど、最初のシュートのはじき方(今治のキーバーの)はあれでいいの?

22生駒がハイボールを前線へ。前に飛べば十分ってくらいの、クリアかもしれない。

17百田が空中戦に競り勝って、すぐ手前の31岡田優希が回収。岡田はマイボールにしてからの反応が早い。岡田行きがドリブルで持ち込んでシュート→セーブ→嫁阪シュートの順。

 

あとで見直すと、ボールを持ってる人、次のプレーをする人。いるべき場所にいるもんだなあと。

 

もう一度ごらんください。31岡田のシュートがはじかれたとき、17百田が反応して押し込もうとしてるのも要チェックです。

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1失点目

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7山田にワンタッチで(ボレー?)クロスを入れられ、50阪野がスーパーゴール。22生駒の守備が甘くない?ノープレッシャーだよね?というのが最初の印象。

今治のスローイン。ボックス内が8:4くらいになってて枚数は足りてる。手前側コーナー方向に4番目の選手が走り(7山田)、スローインを受けに行く。

マークした22生駒がついていく。よく見るとペナルティエリアの手前1/3に人がいないので

スペースをこういう使い方をされてマイナスのクロスを出されると、すごく嫌。2人ともフリーだし。22生駒が(7山田へ)詰めるのが遅れたのは、中を空けたくなかったのが原因かもしれない。

ゴールを決めたのが、50阪野(赤で囲んだ中央にいる選手)。マークは3澤田。

 

※キャプチャの都合で、さっきの0.5秒くらい前の画像になります

あのタイミングでクロスが入るとCBはちょっと対応できない。いつも澤田を色々言って申し訳ないが、これは仕方が無いと思う。

ボールを確保し、澤田の動きを封じつつ反転

この体勢からシュート。

岡田優希がシュートブロックに行ってる。届かない位置だと思うけど、ダメだと分かってても滑り込む、こういうのは気持ちが重要。

阪野はボックス内で起点を作れる・自分で決めれる選手です。奈良クラブがやられるならこういうタイプだろうなと、前節の試合を観ながら思ってました。

 

阪野はJ1で22試合2ゴール、J2で290試合65ゴール。去年からJ3に来ましたが、現在もリーグトップレベルのストライカーです。CB陣が毎試合しんどい相手とやりあってるのは分かってください。もちろん、経歴にびびる必要はありません。

 

【公式】阪野 豊史 | FC今治:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

もう一度どうぞ。

youtu.be

最後に

 

この日はメインB自由席で観戦しました。青空で観戦するのはいいですね。温かい、明るい気分になります。屋内・屋根の下だと寒い・暗いし、自宅で作業するのは夜間。気分が全然違います。

 

今年の連戦は、次節(5/6、福島戦)で最後。その後は1週空いて、天皇杯(県決勝)。選手もファンサポーターも、1段落です。

 

リンク集

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