奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住サポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

初のアウェーは何もできないまま0-2(WEST-A 第4節:高知ユナイテッドSC戦)(206)

得点シーン

1点目

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クロス対応の基本問題です。練習しよう。

22生駒へのタックルはファールだし

36石井と相手9のやりあい(どちらも手を使ってる)はファールです。この試合は「手を使うプレー」に甘かった。もう一度どうぞ。

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2点目

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こっちはクロス対応の中級編です。

42岡崎がクリアミス(ヘディングの空振り)してます。これは難しいプレー???誰か教えてください。もう一度どうぞ。

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奈良対策のすべて

愛媛戦のすばらしい連携は、1試合しか持ちませんでした。攻撃がうまくいかなかった理由は、前節がうまくいった理由の裏返しです。

 

ロングフィード

愛媛戦では、96マルク→7田村亮のロングフィードが通り、先制点を取りました。なぜこの試合では、同じ形で点が取れなかったのか?

 

高知は3バック(5バック)で、愛媛は4バック。最終ラインの横に並ぶ人数が多いので、守りやすい。右側の四角のエリアだと、3:2で数的優位だし、サイドに人を割いて、常に1:1にできる。

 

「なんでマルクはロングボールを蹴らない」は「パスを受ける側」の問題だと思う。

16上月は、7田村亮より少し(5~6m?)離れたところ。裏抜けを注意しつつ、7田村亮にボールが入ったらチャージします。ボールは取れなくていいので、「焦らせる」「ボールを戻させる」というプレスです。

ロングボールが入っても裏が取れない

パスが来てもここで止まる

 

レイオフ

キーパーor36石井のパスに、FW(18後藤か17田村翔)が下りてきて落として、10森田が前向きのパス、という連携。最終的にサイドから攻撃するにしても、中央からパスを出すのが大事です。パスの起点は10森田。

 

成功するには、10森田(50芝本)が1)高い位置で、2)前向きにいるのが前提で、3)出す側のサイドが空いてるのが条件。3)サイドが空いてる、はすでに×

10森田、50芝本の2ボランチ。上の絵だと、50芝本(パスコースを作る選手)は次のボールを、10森田(高い位置に行く選手)はその次のボールをパスする役です。

 

機転を利かせてボールをもらいにいくのがいつも10森田で、10森田の位置がどんどん低くなっていきます。森田が1)高い位置で、2)前向きに…というのも×。

 

10森田が下がっていく理由は、50芝本が動かないからです。中継で「森田・芝本が良い距離感」というフレーズがよく出てきますが、全然よくないです。50芝本は運動量も立ち位置も悪い。

 


解決策

サッカーは同じ人数でプレーします。完璧なフォーメーションなどありません。サイドを詰めれば中が空くし、ゴール前を固めれば攻撃できなくなります。

 

3421だと「前が足りない」という弱点があります。攻撃しにくい陣形です。なにせ奈良は4バック、高知は前が3枚です。前に人が足りない。

 

高知はショートカウンターに不向きな戦術ですが、なぜかカウンターを何度もやってます。守備時のプレスも人数が足りてないのですが、うちが回避できてないので、相手の攻撃が延々と続いてます。こっちはフォーメーションの優位性を活かせてない。

(Q:前節・愛媛戦に続いて2失点を喫したが、チームの守備面については?)

奈良・大黒監督
試合を見ていてもずっと思っていましたが、ビルドアップで中を崩されてズタボロにやられたというのではなく、自分たちがミスをして相手にチャンスを与えているだけだったので、そこはミスを減らせば守備回数を減らせるし、攻撃回数を増やせる、僕はそういう考えなので、まずはしっかり攻撃を改善するところだと思います。

【公式】高知vs奈良の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年3月1日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp) 

後ろの陣形が崩れてる状態からの攻撃では、点が取れないです。攻撃なのに守備みたいになってた。まずは後ろを安定させる、これは正しい。

ひとつ目は、ビルドアップにキーパーを入れること。96マルク、36石井は足下がうまい(33佐藤はそこそこ)ので、ボールを取られる危険は少ない。10森田を高い位置のままにして、パスを繋げられます。

こういうのも、後ろが安定すれば、22生駒が前に出てきます。相手16の動きが制限されて、裏に蹴ったり、7→22→7の連携を決めたり。いろいろできます。

(上の四角エリア)

「敵WBの裏」をやってなかった。9富樫、7田村亮へのダイレクトフィードは難しくても、裏に蹴るのはできます。何回かに一度、このエリアでマイボールスローインを取れば、攻撃のきっかけになります。

 

(下)

ボールと逆サイド(7田村亮)はつねに空いてます。こっちにロングボールを入れる。横に広がって、ディフェンダーの人口密度を減らしたい。こっち(4バック)の方が横幅を広げてて、相手(5バック)が縮めてたので、普通にやれば5バック側が勝ちます。

 

感想

新しい戦術を考えましょう。

 

前節(愛媛戦)を分析し、真面目に対策されました。選手のレベルは奈良のほうがだいぶ上です。

 

うちは押し込まれると、前線の選手もパスをもらいに下りてきます。それで、攻撃もできなくなる。パスの起点(森田が前を向く地点)をあと10m前にしたら、(見かけは)互角になってました。

100点満点だと40~50点でしょうか(元々の期待値が低い)。2失点が両方ともクロス対応の問題(2~3週あれば直る)。攻撃はできてないけど、守備も流れのなかの失点がない。ひどい内容に見えますが、いくつか修正したら同点までいけます。

 

この先も不安定な闘いが続きます。一喜一憂するのもいいですし、しんどいなら無かったことにする(ワールドカップまでサッカーはお休み)のもいいと思います。

 

リンク

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大黒監督”超攻撃的サッカー”の始まり(WEST-A 第3節:愛媛FC戦)(205)

初期フォーメーション

メンバーがだいたい固まってきました。新戦力へ少しコメント。今年の編成も上々です。

 

36石井は特に穴が見つからない。190センチの左利きCB、J1育成出身の22歳がなぜJFLに?36石井がが抜けると今のサッカーができなくなる(けど引き抜かれそう)。8吉田新が掘り出し物だった。ボール保持力はチームトップ3に入ります。平均点が高くてクロスが上手い。なぜリリースされたんだろう。

 

攻撃の基本戦術(レイオフ)

この試合、やたらと縦パスが通ってました。少年サッカーの本によく載ってる、「レイオフ」という技術です。

 

狙いは真ん中のエリア。センターサークル手前のスペースへ17田村翔か18後藤が下りてきて、そこへ縦パス。FWはワンタッチで落とし、10森田、8吉田、9富樫の誰かが回収、サイドへパス。

愛媛の守備フォーメーションは442。ショートカウンター主体で、高い位置でボールを取り、そのまま攻撃・得点を狙います。こちらのGK・CB(マルク、石井、佐藤)にプレッシャーをかけます。

 

1列目(38、27)が前に出ると2列目(70、22)も連動して上がります。2・3列目の間にスペースができます。そこに17田村翔が下りてきてボールを受ける。

 

何がいいかというと、パスのもらい手が動いてる(パスコースを作っている)のと、ディフェンス側からはFWが見えなくてフリーになっていること。パスを成功させるコツは、1)パスを出す側、2)パスをもらう側の両方がコースを作り、3)良いパスを出すことです。

 

前の4人(17田村翔、18後藤、9富樫、7田村亮)がセットで動くので、中盤でボールを取ったら(無理せず)一度キーパーに戻し、相手が出てくるのを待ちます。

もう一つ。下りてくるのはオフサイドラインぎりぎりから。上のピンクの位置です。オフサイドライン上で、裏抜け(敵ゴール方向に進む)タイミングで逆(下りてきてボールをもらう)に行くので成功します。

 

この試合で、すごく高い位置(敵陣センターサークル付近)でオフサイドを取られたのが何度かありました。どれも、レイオフする前にオフサイドラインより向こうに行ってしまいました。

例えば36:50くらいからの攻撃。下りてきた18後藤がワンタッチで10森田に繋ぎ、相手SBの裏へパス。シュートには繋がらなかったけど、非常にきれいな攻撃です。

18後藤(ポジションは2トップの右だと思います)がいないので、前は1人足りません。(ゴール正面の○にいてほしい)。よく見たら、クロスを上げるのがサイドバック8吉田で、サイドバック22生駒がフリー。17田村が○の位置に行って、22生駒は正面にあがるんでしょうきっと。

(大黒監督コメント)

―大黒監督が目指すサッカーの中でサイドバックは重要視しているなと感じますが、いかがですか?

サイドバックはとても重要で、鍵になるポジションだなと。(サイドバックの選手たちに)いろいろと提示して、キャンプからやってきて、いろいろとやってくれていますけど、まだまだ改善点はありますけど、(DF生駒)稀生には、そのうち得点が取れると言っていましたので、サイドバックがゴールを決めるというのは理想的というか、狙っていたので良かったと思います。(傍線部筆者)

奈良クラブ vs 愛媛FC – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

ちなみに下りてきたフォワードは、ワンタッチだけ、「落とす」だけで、別の選手がボールをもらい、繋ぎます。この戦術には、ボールを拾う役と、前線と、1人ずつ要ります。選手を前に上げて(後ろを減らさないと)できない、攻撃的な戦術です。

対策はけっこう簡単です。2列目と3列目の感覚を狭めて、下りてくる2人(7田村翔と18後藤)に人をつける。ただこれをやると、愛媛はハイプレスができなくなるのとサイドが空くので、守備時間がだいぶ長くなります。ラインが上がる分、裏を取ったときの危険も高まります。前半27分くらいからこの状態でした。高い位置でマンマーク、たまに裏狙い。愛媛の4バックが消耗しそうです。

 

奈良クラブは対策への対策もやってました。キーパーからサイド(7田村亮、9富樫)へのフィードです。これも準備していたプレーだと思います。

(大黒監督コメント)

特に前半の途中ぐらいから、ちょっと相手のプレスにひるんで蹴り出したので、ハーフタイムに「そんなことをするんやったら、俺が監督をやる意味はない」、「ちゃんと練習でやっていることをやろう」と言いました。

【公式】奈良vs愛媛の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月21日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

ハーフタイムに監督から指示がでて、後半開始~2トップ交代までは、17田村翔、18後藤のレイオフを続けました。そもそも「中央でレイオフを成功させる」のは、この試合を戦う前提です。

 

スペースが狭く、マークも付いたなか、二人とも体を張ってチームを支えてました。動きながら受けてる(CBと少し離れてる)ので全然しんどそうに見えませんが、しんどいです。それに落とした後、裏に走ります。攻撃の理屈が分かったあとで前半30分~後半最初の15分を見ると、「絶対にCFがレイオフを決める」という、チームの意志を感じます。選手は監督についてきてます。それと、むちゃくちゃしつこいです。この監督。

 

サッカーは、同じフィールドで同じ人数で戦います。戦術や陣形ごとに対策がだいたい決まっていて、少し勉強すると「準備したカードを順番に切る」ように見えます。「対策さても、同じ作戦をもっと頑張って対策を無効化する」シーンはあんまり見れません。

 

観戦時(現地にいました)は「今日はくさびのパスがよく決まるなー」とぼーっとみてました。こういうのに初見で気づけるようになるまで、あと何年かかるんだろう。

 

得点シーン

1点目

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狙いは「CBの前」と「SBの裏」です。空いてなかったので、一度キーパーに戻してからやり直してます。

 

2点目

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このパス(外側の選手にワンタッチでパスを出して、フリーでクロスを打つ)も、今季から組織的に導入してる。初戦で生駒が使っててびっくりした。

 

この攻撃、練習したよね?

試合を観た感想がこれ。オフェンスがほぼ攻撃練習です。J3ではまず見られない、洗練された攻撃。設計通りの崩し方、得点の仕方。一連のプレーは(ふつうなら)個人の能力(個人戦術)でやること。身に付けた選手はギャラが高くて、J3にいない。

現役時代から研究熱心かつ理論派で知られ、再現性のあるゴールパターンの指導法に定評がある。

【記事全文】J3奈良“大黒さま”が新監督! 元日本代表FWの大黒将志氏が就任へ、近日中にも正式発表 - スポニチ Sponichi Annex サッカー

監督就任時の記事です。この試合を見た人なら、意味が分かりますよね。組織的に攻めて、同じ崩し方、あとはフィニッシュだけ。ただし守備はアドリブ。

 

普通の監督は逆です。組織的に守って、攻撃は現場まかせ、これがデフォルト。

 

ここから3点取れ

(奈良・大黒監督)

今日は2点取りましたけど、それを5点ぐらい取れる、5点、6点と取れるチームにしていきたいです。

 

(熊本・大木監督)

ゲームは、セットプレーで点を取れたことはすごく良かったです。ただ、失点は簡単でした。もう少し考えなければいけません。

【公式】愛媛vs金沢の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月15日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

前半から裏狙いとレイオフで、相手のディフェンスラインを揺さぶってます。おそらく最後の15分、動けなくなります。昨年、「タイキャンプ効果」で何度も見ましたよね?終盤に体力タイプのCFタイプを2枚入れてるので、あそこから1~2点いけました。

 

愛媛のスタミナが持ったのは、試合中に体力が回復したからです。保持率が60%を越えて、休憩してます。あのスタイルで50%を超えるのは、シュートを打たないか決定力がないか(シュート20本、ゴール期待値2.56:シュートは打ってる)。ボールを持ちたいようには感じなかった。こちらのクロス対応がダメすぎて、自陣での守備が終わらなかった。

 

失点シーン

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守備をなんとかしてくれ

ならないと思います。セットプレー(の守備)と守備ブロックは、普通の監督なら最優先でやります。撤退時の守備(442ブロック:61:50くらい~)もいいかげんだったので、こっちも練習してません。

 

今のサッカーは「好きかどうか」と聞かれれば、あまり好きじゃありません。大黒監督は3-2で勝つか0-3で負けるサッカーをしてます。僕が好きなのは1-0と0-1が交互にくるサッカーです。

 

ただ、点は取れるし、見ていて面白いです。これをフルシーズンやられると怒りますが、しばらくは18試合のスポンサー付きトレーニングマッチ。最後の試合が、1試合目(0-6)からどれだけ成長しているか。

 

さて今回の「レイオフ」作戦は、前節まで一切やってませんでした(相手のライン設定と、こちらのSBの高さの問題)。というか、今治戦はどうやって点を取るのか分からなかった。変な説明になるけど今治戦は「ホームで先制点を取ったから勝てた」試合でした。

 

次節の高知は縦パス中心なので、元々陣形が間延びしてます。偽9番を使わなくてもライン間でボールを受けられます。36石井がはね返すところから攻撃が始まる、今治戦みたいな展開になると予想してます。

 

1週間かけて、まだ見ぬ攻撃スタイルを組み立てるのか、セットプレー守備が急に直るのか、次節のお楽しみ。最後まで読んだ人は、コメントで励ましてください。

 

参考

奈良クラブ vs 愛媛FC – 奈良クラブ | NARA CLUB Official Site

クラブ公式の監督コメント。Jリーグ公式に載ってない話が書いてるので、こっちも読もう。

 

(レイオフの参考動画)

www.youtube.com

ソース→

【公式】奈良vs愛媛の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月21日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

www.football-lab.jp

大黒監督初勝利。J2クラブ撃破だ(WEST-A 第2節:FC今治戦)(204)

森田凛のバースデーゴールで、新チーム初勝利。

得点シーン

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今治はボールが前に進まず、キーパーに戻した。もらいに来たのは14森。

(1)14番が下りてきて…は正面、だがやや遠い。

(2)14番(左CB)も空いてます。こっち(サイドの選手)に出さなかった理由は、パスしてもまたキーパーにボールが戻ってくるからです。サイドにはプレッシャーがかかってました。

実はこの形、3回目です。キーパーに戻した時点で中盤の選手が上がるよう、指示が出てます。元々中盤には誰もいないのに、選手を上げるとどうなるか?

 

14番(ボールを取られた選手)は、よく考えたらフォワード。2トップの一角です。誰もボールをもらいに来ないので、高い位置から下りてきて、ボールを繋ぎにきました。この選手は、距離感もボールの受け方も上手いです。自陣ゴール近く、フォワードが下りてくる場所じゃない(この位置で下りてくるチームは、前に人が足りなくなって点が取れない)。

 

ハイライトだけ見るとキーパー(パスミス)と14番(ボールロスト)の凡ミスに見えますが、責任は監督が6割、8番が3割、キーパーが1割です。あの位置に誰か、中盤の選手がいるよう指示しないと。

 

似たシーン1

1回目は28:30くらい。17田村翔太がキーパーにプレッシャーをかけ、下りてきた相手14にパスを出しました。14についてたのは10森田です。相手6(ボランチ)は、バックパスを見て上がってます。

 

ここもサイドの選手(15番)は空いてます。中央から攻めるよう指示が出ていたんだと思います。

 

似たシーン2

29:25頃。3番(センターバック)からのパスが通り、ピンチになりました。

 

14番のもらい方とターンがうまいので、是非見てください。10森田は一応付いていますが、プレッシャーにはなっていません。相手8(攻撃的な中盤)はパスコースがないので、このプレーには絡めていません。

 

3も15も(特に15番)フィードがうまいし、ここから蹴ればいいと思う。今治は前線の高さで負けてるし、バックパスをすれば、奈良がライン形成する時間ができる。

 

得点シーン(再び)

得点シーンに戻ります。いくつか情報を足します。

 

・今治は、プレスに対しては安全第一。戻すか横に蹴る

・今治のフィードはキーパーが行う(CB→キーパーへ戻す)

・キーパーが前に出るタイプかは、事前に情報が入る

(=試合前にミドル・ループシュートの練習が可能)

 

前の2プレーで分かった情報

・正面へのパスを選ぶ可能性が高い

・正面のパスの選択肢は14番だけ

・受けるのはフォワードの選手(プレス耐性、視野の問題)

・14番の移動距離、パスの距離ともに長い

 

キーパーから14番にパスが出ることが分かりました。凛くん賢いね。もう一度どうぞ。

DAZNで28分~29分30秒まで見直してからハイライトをもう一度見るのがおすすめです。

 

メンバー

気になった選手を何人か。

 

36石井大生

190cm、左利きのCB。スピード系で、170cmのサイドバックの身長を伸ばしたようなプレーをする。前へ飛び出してヘディングする仕事がうまい。今見せてないプレー(ラインコントロール、DF間のコーチング、CBの1:1、ポストプレーへの対応)は全部苦手だと見ている

 

18後藤

昨季、JFLで19G。スタミナと守備力が高い。この試合も守備で頑張ってた。攻撃は「裏へのスルーパス」の、パスを出す役。

 

移籍選手の肩書き(例:京都サンガユース出身、元U-22日本代表)は、「なのにJ3へ?」に解釈してます。肩書きがすごくて下部にいる選手は、鳴り物が間違っているか、短所が一発アウトか、契約がおかしいか。どのライターも「良いように書く」ので、悪いところは言いません。

 

今治10 Eジュニオ

今季加入。J1・2シーズン14G、J2・6シーズン54G。本物のストライカーです。35歳。前節はここにポストプレーのできる大型選手が入ってた(44林、180cm)ので、選手が替わっていたら展開も変わってました。

 

今治14 森

名古屋ユース出身。J3福島から今季個人昇格しました。この日はシュート4本、下りてきて繋ぐシーンも目立ちました。久しぶりに見ましたけど、いい選手ですね。

 

スタッツ

Jリーグ公式→試合情報→速報、で中継に出てきたスタッツが取れました。

 

【公式】奈良vs今治の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月14日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

試合内容は劣勢(ゴール期待値で0.7の違いがある)で、勝てないことはないという戦力差。ゴール期待値(0.41)、ボール保持率(41%)とも、そんなものだと思います。

 

この試合に限っては、今治の完成度が低い。前節は雪国の下部チーム(J3金沢)相手に0-0です。この試合も、終わった後サポーターから相当叩かれてると思います。

 

せめてプレス回避ももう一種類用意してれば、ボールを保持したまま敵陣で戦えた。あとは左サイド(生駒→芝本サイド)への攻撃。よくロングボールを蹴るのに、ターゲットがいないのも良くない。

「守備を頑張っていた」シーンは、イーブンボールを2人が追いかけてデュエルするシーンです。1:1(攻撃側・守備側が向かい合って)はほぼなかった。マーク確認はやってましたが、人にはついてませんでした。

 

SBの一人を入れ替えて(27中山→8吉田)、両SBの立ち位置を0.5列うしろへ。守備とボール保持が安定しました。10森田・8吉田・36石井はボール保持力が高いので、繋ぐサッカーもいけそう。

 

今の段階(トップチーム未経験の監督)では「守備をやる意思がある」ことは確認できてます。すぐできることはやって、最悪からは1段階上がりました。難しい話はその先です。

 

 

最後に

今日はここまで。時間配分を間違いました。またコメントをください。

大黒監督初戦、0-6と大敗。準備不足(WEST-A 第1節:徳島ヴォルティス戦)(203)

現地観戦でした

0-6。選手のレベル差はありましたが、1-2くらいの展開に持ち込むのは可能でした。攻撃主体で、かつ失点も減らせる方法が。

 

新チーム指導からいままで、攻撃中心に練習してきたんだと思います。面白い崩し方・連携がいくつも見れたので、J3同士の戦いなら自然と得点も増えてくると思います。

10番、森田凛。中盤の守備的MFがいなくなったので、バランスを取る仕事が増えた。忙しいけどやり甲斐があると思います。

 

--ご自身にとっては、監督として臨む初めての試合でした。
(大黒)どういう結果になろうとも、自分の責任であると受け止めようとは思っていましたので、選手たちには「楽しんでやってほしい」という話をしていました。試合自体は楽しいと感じていましたが、負けたことは良くはないことですし、0-6という結果は本当にダメなことでした。けれど、これが終わりではありません。ここからがスタート。良い部分もたくさんありましたので、そこを伸ばし、課題を修正し、自分も含めたチーム全員で成長していきます。(傍線は筆者)

【公式】奈良vs徳島の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月7日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

監督のコメントがうまい。百年構想リーグはnoteでコメントを紹介しないみたい。(J2以上は、監督コメントがJ公式に載ってるので、その関係)。

 

この内容でも、スタンドからガッカリした・イライラした感じがなかった。漂うトレーニングマッチ感。

 

試合結果

【公式】奈良vs徳島の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月7日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

 

 

得点(というか失点)シーン

攻撃がかなりよくなったんですが大変説明しづらいので、いつものように得失点シーンを。キャプチャを見てから動画を見た方が分かりやすいので、今回から順番を変えてます

今季からディフェンスシステムが変わりました、というよりは、「守備に戻る」「戻った」以降の作業が決まってないように見える。

 

一言で言うと「マークの確認をしてない」「ボールしか見てない」例えば上のシーン。サイドを取られたあと、中央に3人戻って3:3になってます。で、人数がそろった後は?動画をどうぞ。

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↑クリックすると指定箇所から再生されます

 

1点目

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失点に繋がったシーン。相手CKから。マンツーマンが4組。CKを蹴る時点では、マンツーマンとゾーンの併用。

サッカーは、1)ボール、2)人(味方・敵)、3)スペース、の3つを見た(把握した)上で、4)必要なアクションを起こす(移動する、人に着く、パスカット、シュートブロックなど)というスポーツです。

 

1)しかできてないのが「ボールウォッチャー」です。

 

はね返したあと、相手が再度攻め込んできたシーン。ボールを見てる人が多い(相手選手を意識してない)ことより、ラインが作れてないのが気になる。おそらくライン統率を33佐藤がやる予定だった(できてなかったので途中で交代した)

逆サイドに振られて、○の選手がシュートを決めます。最初見た時、27中山がマークについてない、あいつのせいやと思ったが、全員やってなかった。これは監督のせいです。徳島のフリーの選手、何人いますか。もう一度どうぞ

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3点目

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線がオフサイドライン、丸の選手がシュートを打ちます。人についてない。

この位置でフリーのやつに打たれるのは(たとえ失点してなくても)ディフェンスリーダーの責任や

 

5点目

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クリアミスを決められた。マークにつかないといけない選手(22生駒)がボールだけ見てる

 

6点目

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3:3だから人数は足りてる

シュートを決めたのは○の選手。ゴール前は3:3。数的同数で、相手全員がフリー。赤いライン上でDF3人が並ん(でボールを見て)る意味が分からない。

 

「もし奈良クラブが何の対策もしなければ」、数的同数・優位のはずなのにフリーで良いシュートをガンガン打たれて、失点し続けます。上のキャプチャの状態です。

 

一応断っておきますが、失点シーン以外も「戻った」シーンはどれも同じ状態です。マークしてないから、マークミスではない。ではもう一度。

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紹介していない2失点は仕方ないやつなので、どこかで1点取って1-2で…というのが希望でした。

--課題になった部分を教えてください。
(大黒監督)

守備の面については、前半は完全に崩されたというよりも、自分たちのクリアし切れなかったものやミスなどが失点につながりました。セットプレーの流れからの失点はなくしたいと感じています。

【公式】奈良vs徳島の試合結果・データ(明治安田J2・J3百年構想リーグ:2026年2月7日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

監督がディフェンスシステムを決めました。コーチ陣は留任です。大黒さんが川崎でやってたのは「攻撃面」で、守備は違う(この試合とは)システムでした。

 

次節はJ2の上位クラブ(FC今治戦)。J2(格上)相手だと守備の時間が増えます。実地で守備をテストするか。今週は守備練だけやって、実戦で、守備の仕上がりを見るのも良いと思います。

 

セットプレーだけマンツーマン基本にするのか、ボックス内はマンツーマン基本にするのかは分かりません。

 

どの選手もマンマーク主体でずっとやってますし、マンマークならそこそこ守れます。本気で対策をすれば2~3週で直るので、チームがどういう方針なのかは、今月中にみなさんも分かると思います。

 

人数が揃ってるのか、人数が揃った後どうしてるか、マークの指示は誰が出しているのか。こういうのは本来、紅白戦やトレーニングマッチで確認する部分です。

 

フォーメーションとか

スタメンに新加入選手が4名(FW佐藤諒、MF後藤、DB石井、GK黒川)。

 

11佐藤諒は覚えた。右サイドのクロスは過去3年の右ウィンガーで一番いい。24年にJ2愛媛で16試合、25年にJ3・FC大阪で30試合出場。即戦力です。

【公式】佐藤 諒 | 奈良クラブ:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)

攻撃時の基本。キーパーと2CBでボールを繋ぐ。22生駒が高い位置を取り、相手ボランチの脇に。(相手は3-1-4-2。ワンボランチ。元々両脇が空いてます)生駒は、次節以降、点に絡んだときに説明します。

 

CBの左は、新加入の36石井大成。右は33佐藤大翔。

 

36石井は湘南ベルマーレ出身、190cm、左利きのCBです。ティアモ枚方からレンタルで獲得。足下の技術が高く、機動力もある。育てていけば(=現状には不満があるが)戦力になりそう。

 

ラインがむちゃくちゃ高くて、副作用(裏を取られての失点)も出ます。しばらく相手も本気で対策しないだろうし、少なくとも1点取るまでは、変えないでいい。

サッカーでボールを取る方法は2つ。自力で奪うか、相手に捨てさせるか。相手のスキルが高かったので「奪う」方が難しくて、右下(コーナー付近)に追い込んでもボールが取れなかった。

 

「相手キーパーに蹴らせる」が謎で、通常と追い方が逆。「右利き」キーパーに「左から」プレッシャーをかけてた。方向は規制できるが、わりと自由にキックできる(右利きのキーパーに右からプレッシャーをかけると、蹴りにくくなる)

 

36石井が190cm(相手:181cm/180cm)で、蹴らせた後に回収できるという計算やったと思う。右サイドに蹴らせると、33佐藤183cm(相手:184cm)で高さが五分五分になる。

 

まとめ

準備時間が足りてないだけ(失点したらその都度修正)やと思います。ただ、守備練習を一切しない攻撃型サッカーの人もたまにいるので、同じ失点が3〜4試合続いたらそのときにブーイングをしましょう。コーチに小谷がいるので、守備だけやればすぐに改善できます。

 

というあたりで時間切れです。守備の約束事を見てみたい…と見直したら、途中で色々と気づいて、こういう内容になりました。FC今治戦の解説も読みたい人は、いいねとコメントとRTを全部やってください。大敗した試合を見直すのは消耗します。

 

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Jリーグ百年構想リーグは明日開幕(202)

1.監督交代

「半年間でチームを作って、そのあとの新シーズンで結果を出す。」

 

(うちを含めて)そう言ってるチームがいくつもあるようです。(特にJ2クラブは)真面目に戦うのか。昨年までの天皇杯の1回戦みたいな、完成度が低い試合が半年間続く可能性があります。しばらく様子見です。僕は真剣勝負が見たい。

 

大黒監督について、特別な情報をもってません。ごめんなさい。変なタイミングで前監督が退任したのと、新監督がトップ監督歴がなかったのとで、編成にも悪影響があったと思います。半年やってもう一回補強して…かな。

 

前監督は「守り切る」思考が強く、結果的に勝ち点も落としていきました。長期政権になりそうなのでずっと我慢してましたが、あれが3年続いて、熱狂的に応援を続けてましたか?

 

前監督はリードしてる試合のラスト5分、攻める気ゼロでした。もう一つ前の監督は、ラスト5分にフォワードを2枚入れて、前から攻めさせる人でした。お金を払って見たいのは、どちらですか。

 

新監督だし戦力も落ちたしで、勝敗は期待してません。開幕戦はJ2・昨季4位(で主力が残留)のチーム。「見せ場」とか「ワクワク」とか、いい点がいくつ見つかるか。

2.主力の退団

主力6人とレンタル組主力2人が抜けて、選手がけっこう入れ替わりました。

(澤田くんおめでとう、神垣堀内はJ2に行けた、百田はもう一年やってJ2へ行ってほしかった、という感想)

 

スポーツ選手は、”もっと上手くなること”が最優先です。「愛着」とか別の要素は、チャンスを逃すだけです。いくらか迷う要素があっても、いい選手になって、いいプレーをすれば移籍先でいくらでもファンはついてきます。僕はもう応援しませんが、所属チームで頑張ってください。

 

引き抜きの話になると「クラブが貧乏」だという話が出てきますが、今年も鳥取のエース(9富樫)を引き抜いてますし、岡田優希(→福島)は2年前に北九州のエースを引き抜いた選手です。自分だけ被害者面をするのはダサい。

 

奈良の売上を100とすれば、

福島110(→岡田優希を取られた)

鳥取120(→富樫を獲得した)

相手が特別お金持ちという話ではありませんし、予算を組めば(やりくりをすれば)、取ったり取られたりできる範囲内です。

 

それより、こっちの表を見てください。

市場が+7~12%伸びてる時代に「微増」はまずい。クラブ経営が市場の成長に追いついてない。


去年の奈良クラブの売上高はJ3・20クラブ中17位(額はリーグ平均の半分強)です。予算17位のチームが平均以下の成長を続けたら、17位以上には上がれません。獲得した選手をみれば、毎年降格圏です。

 

いまの最優先は売上獲得&売上を獲得できる社内体制整備じゃないかな。ピッチ内、プレーよりも先に。工夫して勝って、育てても、選手を取られてまたやりなおし。この先5年間は停滞ですよ。

 

 

図の補足

【奈良】大黒将志新監督がチームづくりに手応え「やるからには優勝目指して」とV宣言も - J3 : 日刊スポーツ

 

2025年売上は未発表。社長からは「微増」のコメントあり(成長率(1%)は適当に書きました)。

※同じ図です

 

市場成長率は、J1の売上伸び率で表しました。22年から集計してるのは、1)奈良がJリーグ参入した年、2)クラブ数が20チームにそろった、3)23年からコロナの影響が薄まって正常化してきた、という理由です。

 

J3平均は23→24年で実質20%増(655→800)。見かけ上ものすごく増えてます(+30%強)が、大宮が26億円(例年の1位チームの+10億円)で、リーグ平均で+5000万円押し上げてます。

 

今聞いてる話(噂)だと、貧富の差が激しくなって、本気で昇格狙いのチームはものすごくお金をかけてる。オフにうちから主力を引き抜いたチームは、どれもPO狙い(=6位)のチーム。そこが強化費を上積みしてる。

 

J3の成長率は(上の表だと)3年間よこばい。強化費の(全20チーム中)中央値か、強化費のリーグ第8位の額を見れば、「昇格への難易度(売上編)」が出てくると思う。誰か計算して。

 

ちなみに、J2への自動昇格(上位2チーム)を狙うなら10億円(リーグ上位2位)欲しい。ざっと、今の倍です。積み上げ式(年3%増)だと25年。大口契約をまとめれば、もう少し早く到達する。

 

(参考)

クラブ経営 | Jクラブについて | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)

面白いデータが転がってるので、仕事が暇なときに読もう

 

2014年からの伸び率(J1~J3混合)。10年で100%増=年7%です。非常に見づらい表です(1枚にまとめる必要がない)。

 

3.特別リーグの注目

…と考えていくと、「勝ち点=現金収入」という特別リーグもシンプルに魅力的に見えてきました。いっぱい稼いで、夏春制でバーンとつかおう。

 

そうそう、特別リーグは解説付きです。解説がきます、J3に。


開幕戦(vs徳島ヴォルティス)は小林徳男さん。昨年はJ2中心に解説をされています。解説者も、J3クラブを解説したことはほとんどないでしょう。

 

開幕戦は、両チームのデータがなく、両チームとも監督が交代、奈良は選手も大幅入れ替え。かなりコメント・解説しづらい試合です。とはいえ、戦力差が大きい(開幕戦の相手は昨季J2で4位)ので、あまり困らないかもしれません。

 

プロの解説者の力に期待しましょう。

 

4.まとめ

今年も一年よろしくお願いします。

毎試合とはいいませんが、気が向いたときに解説を書きます。

奈良クラブのスポンサーになりました #春からスポンサー  (201)

 

スポンサーになるまで

夜10時に資料請求したら、翌日9時に営業さんから電話があり、翌週会社に来てくれました。
クラブの説明を受けた後、広告メニューを見せてもらい、(契約の意思と予算は最初に伝えてたので)1回で商談成立。26年2月から1年半の契約を結びました。問い合わせをして、アポを取って、商談をして、契約を結んで、請求書が届いて、振り込みをする。普通の契約と一緒です。
 
 

フラッグスポンサーに

電柱に飾るやつです。↑は白いですが、青いフラッグで下に会社名が書いてるの、見たことありませんか?あれ2枚に会社名が入ります。
 
値段はみなさんが想像するくらいです。百年構想リーグの関係でどれも1.5倍の値段(半年シーズン+1年シーズン)になってたので、1年分+半年分の2回払いにしてもらいました(うちは12月決算なので、広告を出した期間分で割った方が都合がいい)。契約日と支払い方法は融通が効きました(よくある対応らしい)。
 
 

なぜスポンサーに?

自営業なので、会社の財布と個人の財布が一体化しています。出そうと思えば出せる立場。単純に「観戦に使ってた額をスポンサーで使う」だけです。今年はスタジアムにほとんど来れないから。
 
関連製品・サービスにお金を使うより、直接クラブに支払った方が強くなります。スポンサーのお店で10万円使っても、クラブに回るのはせいぜい数千円です。スポンサーのお店で数百~数千円の買い物(=チームの応援)という人はたくさん見たので、僕はクラブに直接支払う(+経費で落とす)ことにしました。
 
 

“費用対効果“の世界

営業の人からメニュー一覧を見せてもらいました(これを見たかったのも理由の一つ)。ピッチ内の広告看板はどれも100万円を超えてた。
 
僕「この看板とこの看板、なんで50万円違うんですか」
営業さん「もともと、宣伝効果はほとんどありません。会社が支払える額からメニューを選んでます」
 
サッカー場前の電柱についてるフラッグを見て、仕事を注文する人はほぼいません。スタジアム内の看板もそうで、会社が100万円払っても150万円払ってもどうせ「効果ゼロ」、費用対効果とは関係がありません(効果がゼロなので、費用がいくらでもゼロになる)。「それならカラーの折込チラシを」「ラジオ広告を」という人は最初からいない。
 
 

ファン、スポンサー、どっちを向くのか

社長も選手も、マイクを持つと「“スポンサーの皆様“、行政の皆様、ファンサポーターの皆様」の順に感謝を述べます。ここは「ファンサポーター」単独か、「ファン→スポンサー→行政」の順にした方がいいと、前々から思っていました。
 
経営資料の「スポンサー収入」「入場料収入」を比べてください。入場料収入は確か10%強で70%以上がスポンサーから(数字は適当です:後で埋めます)。スポンサーの方を向いて仕事をするのが普通です。
 
スポンサーになって思うのは、こっちはほぼ100%善意でお金を払ってるので「順番を間違えた」程度で怒る人はいません。俺が○十万円払ってるのに2000円の入場料しか払ってない連中を先に名前を出しやがって…そういう人は、地域を盛り上げるスポーツを通した青少年育成とか向いてない。秋祭りの寄付と一緒です。支払いに対する対価がほとんどない。
 
自分は善意でチームを支えるから、一般のお客さんには気持ちよく観戦して欲しい。選手は「ファンの応援のおかげです」、ファンは「私たちの応援で」、これがプロスポーツの自然な関わり方です。ファン以外は全部「関係者」の一言で片付けましょう。スポンサーがついてるのは当たり前のことだし、感謝の言葉は個別に伝えればいい。
 
大谷翔平さんの主な収入源は日本企業の広告費ですが「伊藤園のスポンサー料のおかげで打ちました」なんて言いませんよね?
 
 

最後に

あと10万円足すと選手のぼりに名前が入れられます。あと、うちわスポンサーが意外に安かったので、売り上げが増えたらチャレンジするかもです。
 
マッチデースポンサーになるには、広告費が2桁足りない。趣味の世界で「たくさん支払ったレース」をするのは違う気がするので、こういうのはやりたい人がやればいいと思う。

奈良クラブ・2025年シーズン終了報告会に参加しました(200)

参加しました(7年連続)

昨日(25.12.5)はシーズン終了報告会でした。

 

主に行政・スポンサー向けのイベントですが、クラブと関わりの深いサポーターは参加出来ます(ボランティア、年会費2万円(アンバサダー)、9万円(エヴァンジャリスト)など)。

退団選手の挨拶。都並優太選手、山本宗太朗選手。酒井達磨選手は欠席です。

自分の選手ボードにサインするナラドーナ

 

選手と語ろう

さて、シーズン終了報告会では選手・監督・コーチと、割と自由に話せます。

 

活躍した選手(今年だと百田、賢星など)や社交的な選手には人だかりができ、試合に出れなかった、レンタルや活躍できなかった選手はサポーターから無視され、非常に分かりやすい。プロは実力の世界です。(この日の2時間のために、年2万円払ってます)

 

オフレコの話がほとんどなんだけど、ひとつだけ紹介します。

 

小谷コーチ(24年で引退→今年からコーチ)は、小田切監督から

「監督を目指すなら、奈良クラブでやるべきだ」

「ここで頑張れ」

という話をよくされているそうです。

 

小田切さん(おたさん)は人格者、熱血漢で有名でした(カターレ時代から僕の元にも話が届いてた)。サポーター、スポンサー、スタッフに熱く支持されたのは、人間性や能力以上に「カターレ富山で活躍、引退した選手がたたき上げで監督になった」からです。地域との絆が太い。

 

奈良クラブにも過去、クラブOBがコーチになることはありましたが、色んな事情で監督にはなれませんでした。奈良クラブ初の生え抜き監督、小谷監督。いつか見てみたい。

 

シーズンふりかえり

順位の推移。6位をがっちりキープからずるずる交代

勝ち点の推移。比較対象はツエーゲン金沢

出典 Jリーグ 順位・勝ち点推移のグラフ

 

内紛があった年に”選手層”相応の結果になりました。「上々のシーズンだった」というのが一年の総括です。

 

最終戦が特によかった。

試合前 (最低)2点差で勝つのがPO進出には必須

試合中 1点リードしているが、あと2点(最低3点差での勝利)必要に

采配  DFを削って、点を取りに行く

結果 裏を取られて2失点、逆転負け

本気で昇格しようとしてダメだったら、結果にかかわらず「よく頑張った」。逆転負けで8位→9位になりましたが、それは結果論です。

 

もし「1点リードを守り切ろう」「FWを削って逃げ切り」なら、もう奈良クラブの応援をやめてる。昇格できないなら、7位も18位も一緒です。そこで1勝しても意味がない。

 

サッカーには理不尽なことがたくさんあって、その多くは、自分が当時者にならないと苦しみが分かりません。22年のJ昇格争い、24年の残留争いもそうでした。

 

前節の相模原戦で2点取ってたら、守り切っての昇格が狙えました。それまでの37試合でできなかったことを最終戦で取り返すのは無理がある。最終戦だけ見てアレコレいってもしかたがない。

 

勝ちに行かないと勝てない

昇格を狙って戦ったことが大事。結果はおまけです。

 

19年、一三サンガの1−13も大好きな試合なんです(最終節に大量得点で勝たないとPOに進めない状況で、何点取られても攻め続けて大量失点)。この試合(25年第38節鳥取戦)もお気に入りです。「こういう時は、ちゃんと勝負をかけるクラブなんだ」「昇格しようと本気で思っているんだ」というのが分かって嬉しかった。

 

(できるかどうかは別として)一三のままチーム内がうまく回ってたら、明日はプレーオフを戦ってました。

 

一三は勝てる監督です。毎試合、本物の攻撃的サッカーをみれて、わくわくしました。そして自動昇格が狙える順位に。監督退任は大変残念でした。