1.監督交代
「半年間でチームを作って、そのあとの新シーズンで結果を出す。」
(うちを含めて)そう言ってるチームがいくつもあるようです。(特にJ2クラブは)真面目に戦うのか。昨年までの天皇杯の1回戦みたいな、完成度が低い試合が半年間続く可能性があります。しばらく様子見です。僕は真剣勝負が見たい。
大黒監督について、特別な情報をもってません。ごめんなさい。変なタイミングで前監督が退任したのと、新監督がトップ監督歴がなかったのとで、編成にも悪影響があったと思います。半年やってもう一回補強して…かな。
前監督は「守り切る」思考が強く、結果的に勝ち点も落としていきました。長期政権になりそうなのでずっと我慢してましたが、あれが3年続いて、熱狂的に応援を続けてましたか?
前監督はリードしてる試合のラスト5分、攻める気ゼロでした。もう一つ前の監督は、ラスト5分にフォワードを2枚入れて、前から攻めさせる人でした。お金を払って見たいのは、どちらですか。
新監督だし戦力も落ちたしで、勝敗は期待してません。開幕戦はJ2・昨季4位(で主力が残留)のチーム。「見せ場」とか「ワクワク」とか、いい点がいくつ見つかるか。
2.主力の退団
主力6人とレンタル組主力2人が抜けて、選手がけっこう入れ替わりました。
(澤田くんおめでとう、神垣堀内はJ2に行けた、百田はもう一年やってJ2へ行ってほしかった、という感想)
スポーツ選手は、”もっと上手くなること”が最優先です。「愛着」とか別の要素は、チャンスを逃すだけです。いくらか迷う要素があっても、いい選手になって、いいプレーをすれば移籍先でいくらでもファンはついてきます。僕はもう応援しませんが、所属チームで頑張ってください。
引き抜きの話になると「クラブが貧乏」だという話が出てきますが、今年も鳥取のエース(9富樫)を引き抜いてますし、岡田優希(→福島)は2年前に北九州のエースを引き抜いた選手です。自分だけ被害者面をするのはダサい。
奈良の売上を100とすれば、
福島110(→岡田優希を取られた)
鳥取120(→富樫を獲得した)
相手が特別お金持ちという話ではありませんし、予算を組めば(やりくりをすれば)、取ったり取られたりできる範囲内です。
それより、こっちの表を見てください。

市場が+7~12%伸びてる時代に「微増」はまずい。クラブ経営が市場の成長に追いついてない。
去年の奈良クラブの売上高はJ3・20クラブ中17位(額はリーグ平均の半分強)です。予算17位のチームが平均以下の成長を続けたら、17位以上には上がれません。獲得した選手をみれば、毎年降格圏です。
いまの最優先は売上獲得&売上を獲得できる社内体制整備じゃないかな。ピッチ内、プレーよりも先に。工夫して勝って、育てても、選手を取られてまたやりなおし。この先5年間は停滞ですよ。
図の補足
【奈良】大黒将志新監督がチームづくりに手応え「やるからには優勝目指して」とV宣言も - J3 : 日刊スポーツ
2025年売上は未発表。社長からは「微増」のコメントあり(成長率(1%)は適当に書きました)。

※同じ図です
市場成長率は、J1の売上伸び率で表しました。22年から集計してるのは、1)奈良がJリーグ参入した年、2)クラブ数が20チームにそろった、3)23年からコロナの影響が薄まって正常化してきた、という理由です。
J3平均は23→24年で実質20%増(655→800)。見かけ上ものすごく増えてます(+30%強)が、大宮が26億円(例年の1位チームの+10億円)で、リーグ平均で+5000万円押し上げてます。
今聞いてる話(噂)だと、貧富の差が激しくなって、本気で昇格狙いのチームはものすごくお金をかけてる。オフにうちから主力を引き抜いたチームは、どれもPO狙い(=6位)のチーム。そこが強化費を上積みしてる。
J3の成長率は(上の表だと)3年間よこばい。強化費の(全20チーム中)中央値か、強化費のリーグ第8位の額を見れば、「昇格への難易度(売上編)」が出てくると思う。誰か計算して。
ちなみに、J2への自動昇格(上位2チーム)を狙うなら10億円(リーグ上位2位)欲しい。ざっと、今の倍です。積み上げ式(年3%増)だと25年。大口契約をまとめれば、もう少し早く到達する。
(参考)
クラブ経営 | Jクラブについて | 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
面白いデータが転がってるので、仕事が暇なときに読もう
【サッカー】「ここ10年のJリーグの各クラブの経営規模の成長具合が凄まじい」という話。各クラブの2014年と2024年の営業収益を比較すると、表のような結果になる。町田ゼルビアは3.63億→57.54億、レノファ山口(当時:JFL最終年)は1.56億→12.51億、藤枝MYFCも1.26億→9.07億、SC相模原は1.99億→10… pic.twitter.com/ajyKB9n8jL
— じじ(サッカーコラム J3 PLUS+)⚽️ (@J3Plus) 2026年2月3日
2014年からの伸び率(J1~J3混合)。10年で100%増=年7%です。非常に見づらい表です(1枚にまとめる必要がない)。
3.特別リーグの注目
…と考えていくと、「勝ち点=現金収入」という特別リーグもシンプルに魅力的に見えてきました。いっぱい稼いで、夏春制でバーンとつかおう。
そうそう、特別リーグは解説付きです。解説がきます、J3に。
開幕戦(vs徳島ヴォルティス)は小林徳男さん。昨年はJ2中心に解説をされています。解説者も、J3クラブを解説したことはほとんどないでしょう。
開幕戦は、両チームのデータがなく、両チームとも監督が交代、奈良は選手も大幅入れ替え。かなりコメント・解説しづらい試合です。とはいえ、戦力差が大きい(開幕戦の相手は昨季J2で4位)ので、あまり困らないかもしれません。
プロの解説者の力に期待しましょう。
4.まとめ
今年も一年よろしくお願いします。
毎試合とはいいませんが、気が向いたときに解説を書きます。



























