奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

現地観戦しました、松本山雅FC戦(2024年第10節/ホーム・松本山雅FC戦)(24.4.13)(141)

現地観戦です

フリアンがガチガチの試合運びで「勝ちにきた」一戦

色々あって引き分けに終わりましたが、今日のような姿勢が見えれば

選手もサポーターも付いてこれるでしょう。

 

奈良クラブは中2日。水曜に岩手に負けてます。

木曜に移動、金曜にリカバリとミーティング。

 

「これで何ができるのか」といいたいところだけど、

前節の失点原因(エリア内の守備)はきれいに直っていたし、

1点目は100%ミーティングの成果。やればできるじゃん。

 

コンディションは…映像を見るだけで、

3連戦フルタイムなのか少し休んだのかがすぐ分かります。

生駒・賢星(フルタイムでなかった)、何より澤田を休ませておいて良かった。澤田。バックアップで頑張った、小谷吉村神垣のおかげ。

 

山雅の50ジョップ(3月にJ2長崎から加入した、195cmでスピードのあるフォワード。戦術がまだ理解できてない)が投入されたとき、あとは澤田の個人能力頼みだった。あのクラスのストライカーにも、なんとか対応してた。

 

それにハイライン。山雅は裏抜けタイプがいないのか、こちらのライン設定をあまり把握していないのか。オフサイドラインより○m前で裏抜けムーブ・ボール要求してる選手を初めて見ました。

 

ハイラインを、プレス自体をしない・できない状況で行うのは相当勇気が要る。これも効いてた。前節に裏を取られて、遠征から外れた(外された)選手ですよ、澤田は。やらせたフリアンも根性があるが、澤田も見事に応えてた。

 

中継からは分かりにくいけど、この試合のMVP。かっこよかった。

↑松本山雅サポーターのみなさん。DAZN情報によると400人らしい。

 

松本山雅は中6日。前節は金沢に1-6で敗戦。

どちらも「必勝」なのは同じ。

 

松本山雅FCは14位。事前に2試合見ました。

試合内容がずっと悪く、試合を重ねても修正できてない。

この試合も、失点の仕方も時間帯も最悪だったし

奈良クラブが中3日(あと1日休めたら)だったら2−0で負けてました。

 

(あまり人のことは言えませんが)

一般的に、試合数>勝点というのが監督解任ライン。

松本山雅は9試合で勝点10。

いまのところ「オフに解任」「シーズン中に解任」かの二択です。

 

さて、今日の松本山雅戦。考えてたシナリオは、

勝利:先制+堅守

敗戦:松本山雅のプレスが改善して、自陣から抜けられなくなる

+中盤の運動量で負ける(日程の問題)

だと読んでた。半分当たって半分外れ。

 

1点目

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まずシュートの瞬間から。

最終的に3:3になったんだけど、

最終ラインにSB×2、一列前にCB×2。普通は逆。すごく違和感がある陣形。

プレー開始から順に。

手前サイドのスローインから、DFラインで逆サイドへ回す。ボールは生駒へ。

山雅はフォーメーションをそのまま、横にスライド。

↑松本山雅のフォーメーション。上が攻撃方向(Jリーグ公式アプリから拝借)。

 

奈良ボールの時、二列目の2人(46、15)が前に釣り出されて

DF4人との間が空くことが何度もありました。

 

それだと、ゴール前のスペースを横一列の4人で守るので

1人前に出ると、残りの3人がスペースを埋めることに。

正面にボールがくれば、CBが前に出ます。

なんかスペースが空いてる。

山雅はスライドしただけなので、こっちが努力して崩した訳ではありません。

生駒からのパスを百田がスルー。國武へ。

ゴール正面なら2:2、少し広げても3:4だ。

 

CBが一人前に出ると、SBがゴール正面に入ります。

左で囲んだ選手(相手7番)の対応が悪かった。

守れない選手がこの位置にいた。設計の問題。

 

ボールしかみてない。見るなら西田だ。

國武へのパスにも嫁阪のパスにも反応してない。SBってディフェンダーだよね。

國武が正面、狭いスペースへ縦パス。

ボールの手前にCB2人が釣られて、あっちは2:2。

 

アシストは嫁阪だと思うけど、國武のパスも良かった。

嫁阪がワンタッチで西田がシュート。

分析班の作戦勝ち。

相手6番の寄せが甘いとか、CBとボランチの間にスペースができるとか

ミーティングで対策を取ったのだろう。

今年は試合の入りが非常にいい。スカウティングは成果が出てます。

 

…というのが表向きの説明ですがこのゴール、9割以上は相手の問題だと思います。

 

試合開始3分、スローインから8フェーズ目のシュート。

準備したか、準備したことをやってるかという時間帯ですし、

横にスライドしたら真ん中に穴が空いてて、そこのボールを入れられての失点。

入れられたあとの準備もしてない。

 

応援するチームがこういう失点を見たらめちゃくちゃ怒るし、

こうやって得点をしても全く嬉しくない。締まった、面白い試合を見たい。

 

もう一度どうぞ。

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2点目

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生駒スローインから、右サイドコーナー付近の西田へ。

自陣の守備は、ボールをなるべくゴールから遠ざかるよう選手を動かします。

この場合だと、タッチライン沿い、手前に出させる。

中へのパス、斜めのパスを出させるのは良くない。

なので、相手6番はこのコースでプレスをかけます。

タッチライン沿いに走ると、國武にパスが通る危険がある。

 

映像を見直すとき、相手6の顔の向きを見てください。

プレスに行くタイミング(上の画像の少し前)に一度生駒を見たあと、

ずっと西田を見てます。

生駒はフリー(マークすべき人が見てない)なので

スペースに走ってボールをもらう。スペースってあのへん。

相手が一人いるので、頑張って走って振り切る。

生駒が動き出すタイミング、相手6番が反応するタイミング、見比べると面白いです。

ゴール両横、ゴールライン付近(通称「ポケット」)にパス。

ここからマイナスのクロスを上げると、ビッグチャンスになる。

ここから生駒がいいスプリント。

ポケットをとった。ここからのマイナスのクロス。

百田がスルー(今日2回目)

「シュートを打たない選択」が的確。恐ろしい選手だ。

岡田優希がシュート。押し込むだけ。

難しいプレーです。そして練習通り、設計通りのプレー。

サイドで崩してポケットを取ってマイナスのクロス、それを生駒が…

と思うと感慨深い。いいSBになった。

 

今日は中2日。山雅対策というより、ずっと前から練習していたんでしょう。

 

それに西田。

今年は10番のようなテクニカルなプレーを要求されて、苦労していました。

10試合目で、すばらしい結果、すばらしいゴールに繋がりました。

時間帯も最高。2点リードであとは逃げ切るだけ。

 

対応を間違えたのは、1点目と同じ選手です。

普段のプレーを見てないので、どれくらい守れるのかは分かりません。

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1失点目

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相手のスーパーゴール、ゴラッソ。だけど、頑張れば防げた失点。

相手10→相手7と繋がる。

相手15(ミドルを決めた人)がフリー。

後ろへ下がることはできてても、相手との位置関係が掴めてない。

 

近いのは奥31岡田、手前14賢星だけど

CBの3澤田が前に詰める。この距離だと間に合わない。

 

引いて守るとミドルが来る。

今年は「引いて守る」をやってないので、弊害が出た。

またミーティングだ。

 

もう一度

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2失点目

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山雅のコーナーキック。

攻撃側が何人か固まって、マークを混乱させる作戦。よく見ます。

今回は走る距離と方向が変わってた。

 

キッカーは10菊井。J2でキッカーができるレベルの精度があります。

※7馬渡(=交代済)は、J1やACLでキッカーをやってました。

一人がコーナー方向にダッシュ。5大誠が追います。

ゴールを決めたのは44野々村。CBで絶対的なレギュラーではない選手。

前々節(2週間前)に45分出場して以来。

相手試合に出ない間、大誠は2試合180分フルで出てる。

 

よーいどんで走ったらシンプルに走り負ける。

後から見直したら、CKがスペシャル。

先にスタートし、全力でスプリントした選手が、ジャンプでギリギリ届くところにクロスを出されるとどうようもない。

 

もう一度どうぞ。

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サポーターのブログ

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個別にコメントしてなくてごめんなさい。全部読んでます。

共通しているのが「スタジアムで見れてよかった」ということ。

ライバルや因縁がなくても、必勝態勢で真剣勝負すると面白くなるんだなと感じました。

 

「今日は絶対勝つんだ」感を感じたのは、J3昇格を決めた一戦以来です。

選手の後押しになりました。次は勝とう。

 

リンク集

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www.jleague.jp

 

(24.4.16追加)

www.football-lab.jp

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