失点シーン
1失点目
言いたいのは2点。
一つ目。相手にボールが渡り、カウンター開始のシーン。7持井には3澤田がつきます。
3澤田は、突っ込むとドリブルで抜かれると判断。待って止める方針。
7持井、すぐに右サイドへパス。澤田は足が動いてなかった。CBがこの位置で守備をするなら、カードでも何でもいいので止めて欲しかった。
7持井は今季、東京ベルディーから完全移籍で加入、不動のレギュラーです(なぜスタメンから外れたのか分からない)。役者が違いました。
【公式】持井 響太 | アスルクラロ沼津:Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
二つ目。サイドから20川又がクロスを上げるシーン。
22生駒がクリアの体勢
お見合い。キーパーに任せた?
ここは動画で見てください。
通しでどうぞ。
2失点目
動画を見た方が早いので要点だけ。
沼津のコーナーキック
5鈴木大誠がクリア。20川又に競り勝つ
クリアしたボールを3澤田が
クリアミス
相手に入りそのままシュート。このシュートはゴール期待値0.05くらい。ダメ元でも打った選手がえらい。
もう一度どうぞ。
3失点目
6寺島からのクロスを沼津がクリア。40沼田が長いクロス。
3澤田の追い方が怪しい(動画でご確認ください)
切り返されてシュート。前線は3:3で、守れなくはない。それと、41森田のマークがあいまいになった。マイナスのクロスは対応が難しい。
他にも理由があるとすれば
・沼津がボールに関わった選手3人(+川又)が全員途中出場で元気だった
・攻めないといけない状況だった→守備は澤田、森田の2人
・足が動かない選手に、広い範囲をカバーさせていた
やさしい日本語で言うと「同点以上ならこの失点はなかった」「2点も取られたから3点目を取られた」くらい。
もう一度どうぞ。
試合全体
出典はいずれも:
奈良クラブ 2024 マッチレポート | 6月23日 vs 沼津 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
沼津の攻撃が左サイド中心(13・88が起点)。13からの縦パスが面倒。奈良は中央~右を締めて左サイドを空けてた(ので、都並の担当エリアが広かった)
基本は「相手にボールを持たせる」で、いい守備から攻撃へ。選手コメントを見ると、守備練習が中心だったようです。ショートカウンター(守備→攻撃の切替)を全然やってなかった。
不運だったのは沼津。CB・36中村はリーグ戦全試合フル出場。前半の最後の方に、1岡田と交錯した際、膝が頭に入り、脳震盪に。ハーフタイムで交代。
左SBの88が右CBに回り、左SBに36が。その後、見る度に4バックの並び順が違ってて、陣形を落ち着かせるのに苦労してた。アクシデントが(選手の生命・試合の勝敗どちらにも)致命傷にならなくて良かった。
奈良クラブは後半、右サイド(ポジションチェンジした88と3)の間・裏を狙ってた。あの辺の連携・駆け引きがどうなっていたのかは、中継が良くなかったのでよく分からない(画角も悪いし、アップが多すぎる)。
67分に両チームとも2枚替え。ここから失点するまで、奈良クラブの方が良かった。点が取れるうちに取らないといけない。
ゴール期待値1.4なので、今季平均より”いい攻撃”ができてた。そういう印象がなかったのは、相手が攻撃型のチームだったから。
開始1分の國武のシュートが最大のチャンスだったようです(ゴール期待値0.3くらい)。セットプレーは惜しいのがいくつかありました。
セットプレーで澤田がターゲットの”惜しいシーン”、見た範囲で3回。そろそろ決まるので、決まるまでは変えないで欲しい。今週か来週で点を取れそう。
沼津のストロングポイントは監督。選手の質はあんまり良くないです。選手の人件費は北九州の6割くらいで、奈良クラブとほぼ同額。元日本代表(川又、齋藤学)が目立つけど、引き抜かれそうな選手と言われてもあまり思い浮かばず、中山雅史さんの顔が。
チーム人件費はこのPDFの11Pを参照。いい選手は高いので、予算が多い方が選手のレベルがあがります。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/club_info/club_doc-2023.pdf
選手起用
【公式】沼津vs奈良の試合結果・データ(明治安田J3リーグ第18節:2024年6月23日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
敗戦チームの談話は、いつも1人。今回は澤田でした。
下川がメンバー外になった理由、「北九州戦のパフォーマンスが悪かった」からだと思います。何もできてません。おかげで都並を左SBで使う目処も立ちました。
守備的選手→攻撃的選手の交代もよかった。みんな覚えてないだろうけど、寺島のいいクロスが2本ありました。相手が引いて守る時、寺島のクロスが効く。
GKから百田に当てるパスもサイドチェンジも、一通りやってました。工夫はしてます。
あとがき
失点にピッチに倒れ込んだり、膝をつくと、チームの士気が下がる。試合中は、勝つための行動をして欲しい。やっていいのは試合に勝った瞬間だけ。
若いチームなので、失敗するのは仕方がない。結果がでない時期もある。ただ、戦う姿勢、1点を取ろうとする姿勢が見えなければ、だれも応援しない。
0-3で負けたので、今回は2300字です。他にいくつか準備していましたが、失点シーンを見直すうちにやる気がなくなりました。