得点シーンの分析
1点目・西田→浅川
CB鈴木大誠からの縦パスが福島選手に2回当たって、右FW西田へ。
受けて直ぐにクロス、ゴール前でフリーのCF浅川が決める。
相手CB大武(189cm)がスライディングしてたので、
シュートを打つのもかなり窮屈。難しいシュートでした。
浅川は8節ぶり、約2ヶ月ぶりのゴール。
(教えてください)
このシーン、オフサイドじゃないの?
浅川はライン(守備側後から2人目)より前にいますし、西田・浅川は副審1を追い抜いてます。
相手44はオフサイドか、副審に確認してます。
観客・ネットを含め、誰も騒いでない。
オフサイドって何?ワールドカップドイツ戦のあのシーンを詳しく解説 | NHK | サッカーW杯 カタール大会
ドイツ戦、前田大然のオフサイド(ゴール取消)と同じシチュエーションに見えます。
2点目・浅川パスカットからループ
敵アンカーにIH片岡がプレスをかけ、相手がパスミス。
CF浅川がカットして振り向きざまにループ。
長野戦の先制ゴールを思い出す、ノールックシュート。
3点目・西田ナイスシュート
FW西田がサイドをドリブル。
中にCF浅川が走って、マークは2人。2対3の状態。
相手DFが西田を外へ追い出したところを、FW西田がノータイムでシュート。
4点目・中島賢星ヘディング
IH片岡爽→FW森俊介ドリブル→相手に競り勝ってクロス
中はIH中島賢星とCF浅川がフリー。
賢星がヘディングで合わせてゴール。移籍後初ゴール。
おめでとう!
このヘディング、高さがあった。
賢星はセットプレーでは、中に入れると面白い。
賢星がいなかったら、浅川が決めてハットトリックだった。
5点目・速攻から平松遼太郎
左SB加藤徹也がドリブルで運び、サイドのIH片岡爽→右SB平松でシュート。
平松は今季初出場で、キャリア初ゴール(JFL・J3含め)。
感想(試合全般)
前半、アタッキングサードへの侵入は福島の方が多かった。
奈良クラブの1点目は、
相手に2回当たってパスコースが代わって、
運良く、シュートまでいった。
シュートはすごく上手かった。ここは実力通り。
2点目も浅川の得点パターン。
前半終了間際に追加点、2-0。時間帯もよかった。
福島は、守れてないわけじゃないけど
5バックの守備型チームが前半で2失点、
とにかく点を取らないといけない…ので、後半からは前掛かりに。
3点目からはオープンな展開なった。
「福島がホーム未勝利・ホーム無得点」という状況が
「必勝」「後半に3点以上取る」という体勢に反映されて
0-5という結果になった。
だんだん選択肢が減って、余裕がないから悪い手でも打たないといけなくなる。
見てて気の毒になった。
— th (@yikc3760) 2023年7月7日
奈良クラブはシュート13本、枠内7、5得点。
福島はシュート13本、枠内10、無得点。
奈良クラブのボール保持率は45%
アタッキングサード侵入は、奈良が25回、福島が45回
— th (@yikc3760) 2023年7月7日
福島のボールロストは、ほぼ敵陣。
ボックス内でボールを失ってるということは、シュートまで行ってる。
福島はチャンスの回数自体はそれなりに多かったけど…
得点パターンが何で、この試合の質がどうだったのか。
2~3試合見ただけでは分かんない。
前半、宗太朗が全然プレーに絡めてなかったし
左サイドからの攻撃が組み立てられなかった。
堅守・福島は本物だと思う。
いいFWを1枚取ると、がらっと変わるのかもしれない。
感想(選手・戦術)
奈良が433(守備時442)、福島が343(守備時541→後半は532)
どちらも守りのチーム。奈良は攻守ともコンパクト。
CBは左が堀内、右が鈴木大誠。
堀内が配球するパターンが多かった。
守備の安定感とビルドアップだけを考えれば、このコンビでいいんじゃないか。
(それだとアンカーの交代要員がいなくなる)
高さの不利(伊勢185cm→堀内179cm)はあまり感じなかった。
相手に189cmのCBがいて、CKを13回されて守り切った。
平松・髙橋隆大がリーグ戦初出場。
これで登録25人中23人がリーグ戦出場。
(国領は天皇杯に出場、公式戦未出場は第3GK赤塚だけ)
「加入したら必ず試合に出られる」って魅力的だし
来季はJ2以上の選手を含め、売り込みが増えそう。
生駒の絆🤝🏻#奈良クラブ #naraclub #平松遼太郎 #鈴木大誠 pic.twitter.com/HuUuAs6gUW
— み づ き (@mzk_6643) 2023年7月2日
片岡爽(このシーンのアシスト)から
「なんでおまえがいるねん」と言われたらしい。
奈良クラブ〜奈良劇場ラジオ〜 2023.07.07 | 784ならどっとFMpress
今週は平松遼太郎がゲスト。
平松本人もファンレターも、祝福ムード一色です。
リュウタJリーグデビュー!がんばれ👊 pic.twitter.com/Ypqs6vN3p1
— 濵田満🦌奈良クラブ (@hamada_naraclub) 2023年7月1日
守備のポジション取りが、天皇杯1回戦よりだいぶよくなってた。
次は、素早い攻守切り替えが要求される場面で見てみたい。
守備での手の使い方がよくない。こっちは相変わらず。
自陣で守備やらせたくない。ファールを取られる。
福島サイドからの分析
福島サポーターの戦術ブロガー・配信者の方。
福島戦がようやく回ってきたので、楽しみにしてました。
(自チームの戦術なら分かるけど、対戦相手の戦術まで手が回らない)
最初の20分で、システムのかみ合わせとゴールシーンの解説をやってます。
自分たちはこんなにも、弱いんだなと思い知らされた試合でした。
— 山本海人 (@kaito_yam) 2023年7月1日
スタッフの責任ではなく、選手の日頃からの甘さが招いた結果です。
チームキャプテンとして、その雰囲気を変えれていないことは自分に対して恥ずかしく思います。
もっと厳しく笑い無しで練習に取り組むしかないのかな。
奈良のサッカーの質がめちゃ高い…。センターバックがズドンと攻撃のスイッチを入れるパスに全く対応できなかった…。選手の個の部分は先週の岐阜の方が高いのですが、戦術的な質がJ3レベルじゃないですね。連動性がハンパない…。
— 小林 健志 (@cobatake) 2023年7月1日
次節・ホームFC岐阜戦
7/9(日) 奈良クラブ戦 監督・選手 試合前コメント
https://www.fc-gifu.com/news_game/114022.html
FC岐阜には、中島賢星は17-21年と4シーズン半在籍。
17年は、横浜FMからレンタル移籍。当時のぎっふはJ2でした。
レギュラーだったので、岐阜サポーターにも覚えてる人が多いでしょう。
いいプレーを見せましょう。
おまけ
JFL→J3昇格でパフォーマンスが上がる選手がいれば
J1→J2降格でパフォーマンスが落ちる選手もいます。
プレースピード、レベルの問題はもちろんだけど、リーグの特徴が大きいみたい。
升掛友護か。昨今のトレンドのコンタクトスキルに長けたウインガーだな。升掛はシャドーワークもこなせるし、J3はコンタクトスキルの低いCBが多いことを合わせて考えると、FW起用の可能性が高そう。
— スケゴー (@sukego_fut) 2023年7月3日
J3のCBはボールに気を取られている瞬間に身体をぶつけられて体勢を崩したところをやられるパターンが多い。積極的に肉弾戦を仕掛ける升掛にとってはプレーしやすいリーグだろう。
— スケゴー (@sukego_fut) 2023年7月3日
ブスケッツが当時スペイン4部バルサBでプレーしていた時のタッチ集。この頃は下部リーグ特有の肉弾戦の応酬に苦戦していた。pic.twitter.com/RGzXKdpROm
— スケゴー (@sukego_fut) 2023年7月1日
そこから3ヶ月後にトップチーム・デビュー。グアルディオラはブスケッツを肉弾戦の多い下部リーグよりもスペースのあるリーガエスパニョーラの方が合っていると評価し、バルサBでも絶対的なレギュラーとして起用していたわけでもないブスケッツをアンカーに抜擢した。 pic.twitter.com/c6aaFB8OyB
— スケゴー (@sukego_fut) 2023年7月1日
ブスケッツの例は、単純にリーグのレベルの高低でプレーのしやすさが決まるわけではなく、敵味方のプレースタイルや相性など複合的に決まるのということを示唆している。
— スケゴー (@sukego_fut) 2023年7月1日
こればっかりは、やってみないと分からない。