得点シーンの解説
後半アディショナルタイムは4分。
ドラマは94分から始まります。
残り時間は、最長でも1分。
加藤徹也スローインからスタート。可児がゴール前にフィード。
ターゲットは浅川でしたが、届かず。
DFがはね返す。
こぼれ玉を相手6番が回収。となりの選手(18番)へパス。
囲ったのは、ボール、手前が19酒井達磨、奥が14中島賢星。
18番は左へターン。
達磨がいるので、パスは無理そう。
クリア…するには審判と加藤徹也が邪魔。
っていうか達磨、速いな。
180°ターン。敵陣に向いて。
正面に鈴木大誠(たぶん)がいて、堀内がカバーに回ってる。
出せないことはないけど、すぐにボールを拾われる?
(クリア出来ないことはない)
2人のボールハンターに襲われる図
左にターンした状態で、正面に中島賢星。
クリアしろって言ってるけど、そうじゃない。
バックパス。ボールを取られそうだから仕方ない。
6番は反応できず(たぶんボールを見てない)、足に当ててルーズボールに。
こぼれ球に反応したのは浅川だけ。
94分、最後のスプリント。
ゴール前でフリー。
すぐに打てば入る。打て打て打て。
いけー!
シュートは相手10に当たってボールはゴール内へ。
ゴールシーンをもう一度ご覧下さい。
よかった。面白かった。
今季のベストゲームです。
これだからサッカー観戦はやめられない。
一段ギアを上げ、サポーターの元へ走る浅川。
ガッツポーズのフリアン(映り込んでた)。
感想
FC岐阜は選手のレベルが違う。
今まで見た範囲では、鹿児島と岐阜が1枚抜けてる。
よく守った。よく戦った。
中島賢星がすごく良くなってた。
よく走ってよく動く、”奈良クラブらしい選手”に生まれ変わった。
こんだけ守れれば、試合終盤の締めにも使えるし
ゲームメイクもだいだん馴染んできた。
これが古巣対決の力か。
とにかく賢星がよかった。
ラストの浅川ゴール。
絡んだ2人(賢星、達磨)が、どちらとも途中出場。
「ボールホルダーに仕掛けろ」と指示が出てたようで
どちらもボールに厳しく行ってた。
「1:1でボールを取れ」という指示で、本当にボールを取れるのは
うちだと酒井達磨だけ。それが、中島賢星も同じレベルの仕事ができてた。
無茶なタスクだとは思うけど、誰かがやらないと、勝てない。
決勝点の生まれた理由
FC岐阜から見て、引いて守って1~2分凌ぐ場面。
敵陣に向けて大きく蹴ればいいと思うが、なんで一回転して自陣にバックパスを。
原因が「相手18番の判断ミス・クリアミス」だと思ってたけど違う。6番だ。
ボールを拾ったとき、バックパスが返ってきたときの両方で
必要な判断ができてない。
最初にボールを拾った時点で高く蹴り上げれば試合終了(AT4分を過ぎてた)。
自分で外へ持ち出すか蹴ってたら試合終了。
18番は、サイドの選手(6番)からパスが来て、次のプレーは?
クリアするコースがなくて(ないわけじゃない:審判に向けて全力で蹴る)
達磨・賢星のプレスが早かった。
6番・18番とも後半から投入。
あんまり疲れてないはずだけど、なんでだろう。攻撃的な選手だから?
FC岐阜とは、10回やって2~3回勝てるくらい(選手のクオリティに差がある)。
奈良クラブはトランジションを最重要視してて、
トランジションが速くて正確。勝負とどころの判断で正解を出した。
自分の強みを活えば、互角には持っていける。勝てたのは運。
FC岐阜が負けたのはたくさんの理由がある。
勝負ごとってそんなものでしょう。
一番大きいのは、後半93分。
都並クロス→相手GKセーブのあと、速攻を選んだシーン。
残り1分、アウェーゲームでなぜ攻撃しないといけないのか分かんない。
(7戦負けなしで絶好調、あと1分潰せば引き分け)
オープンな展開、お互いに速攻が決まる状態なので、
速攻をしかけてカウンターを食らうのが一番怖い。
第17節で、そこまでして勝たないといけないか?あと1分やぞ。1分。
あと、GKのパントのとき、浅川が邪魔なところに立っててミスキックに。
立ってるだけで相手のチャンスが潰れる。
90分を経過しても無意識にああいうプレーをできるのが、いい選手。
浅川がキーパー/ボールにぶつかるとファールになるけど
あの場面ならファールでも別に構わない。
DAZNが見れる人は観てください(ハイライトには入ってない)。
今日の賢星はMVP。
がんばる賢星を応援します。FC岐阜戦以外もいっぱい走るんやで!
参考リンク