奈良クラブを見守る新米サポーターの日記

大阪在住、奈良クラブサポーターの観戦メモ。2019年から応援しています

最下位北九州からも徹底マークされ3戦連続ドロー(2023年第13節/アウェーギラヴァンツ北九州戦)(23.6.13)(096)

得点・失点シーン

右サイドの寺村からのクロス。ターゲットは山本宗太朗。

相手6村松がヘディングを空振り。ファーサイドの嫁阪が拾ってシュート。
 
選手のコメントが面白かったので紹介します。

FW39 嫁阪翔太

Q)得点の場面を振り返ってください。
SBからのクロスを決めるというのは練習でもけっこうやっていることで、ああいう場面では自分がいる大外を狙っておいてほしいというのは日頃から伝えていることだし、チームの共通認識でもあります。今日のあの場面でいうと、ニアサイドで味方がうまくつぶれてくれていたので、ファーサイドの僕のところが空いた、ということ。チームとして狙っている攻撃の流れで取れたゴールだったと思います。

(傍線部筆者、以下同じ)

北九州DF6 村松 太

Q)後半開始早々の失点が惜しかった。
クロス対応はずっとチームとしての課題。やられた場面も、僕がキレイにはじき返せれば良かったのですが、かすった程度に終わってしまった。これまでもそういう感じや、あるいは味方とかぶってクリアし切れなかったときのあとのプレーが、比較的ゴールカバーに入ってしまう。そうなるとGKがシューターのことを見えづらくなってしまう。

寺村抜かれる→相手6がクリア(ロングパス?)→伊勢が対応出来ず高くバウンド→2:1ですぐにシュート→失点

 

中に一人(山脇)走り込んで、フリー。

アルナウがそちらに反応し逆をつかれ、グラウンダーのボールがゴールとなりました。

(あそこでパスしても、キーパーが直接取れる)

 

このタイミングでフルスイングされると辛い。

北九州FW29 高 昇辰

Q)ゴールシーンを振り返ってください。

チームの分析として、相手のディフェンスが前に出てくるというのはあったので、駆け引きをしてちょっと前に出て相手が出たところを滑らせてボールが越すというのは自分が予測してやったプレーでした。途中から入ってまずシュート1本目は無理やりでも打つと自分の中で意識していたので、1本目のシュートが入ったので良かったです。

マークがきつい

奈良クラブのストロングポイントは、監督。

 

戦術で勝つ、できることに合わせた選手を集めて勝つ。

4位の奈良クラブ。予算はリーグ20位です

(最下位の北九州は、予算が3〜4位くらい)

 

うちは戦い方が決まってる分、得意不得意がハッキリします。

分かりやすい判断法は「あまり見ないやつは全部苦手」

縦へ速い、ボールが動くサッカー
ハイボール、ヘディング合戦
イーブンボールへの競り合い
ボールを持たせて引いて守る ←攻略法は持ってるのに、うまくいかない

最近だと、FC大阪、讃岐、北九州(いずれも下位)が、

相手の分析を優先して、できる範囲で守備を仕上げた印象。

 

相手が嫌がるサッカーをするチーム。J3では、まだ見てない。

全部の色んな戦術を(そこそこ)仕上げないといけない。

選手の入れ替わりが激しいのに、そこまで準備出来ない。

 

奈良クラブ対策の例

DF 6 村松 太

Q)前半は無失点に抑えました。
相手が背後に蹴ってくるというスカウティングがあって、それに対しては前から(圧力を掛けて制限をかける、あるいは奪う)というよりも、ミドルゾーンで構えてそれに対応しようと思って、それによって相手の2列目からの飛び出しにもうまく対応できたと思います。

↑画像はクリックして拡大してください(以下同じ)

 

ボールロスト位置が左サイドバックの位置。

GKの方向を規制して、このへんにクリアさせて、2〜3人でボールを取ってる。

鈴木大誠の側からキーパーに戻して、鈴木大誠の方向にフィードしてるのが

だいたい分かると思う。

相手41野瀬の能力が高いのも、効いてる。

(この試合、オープンな展開になったので、北九州のFWがずっと奈良クラブ陣内にいる。DF陣は死んでただろう)

 

”奈良クラブ対策”の対策

J2だと、前半に好調だったチームが分析されて、

後半戦に酷い目にあうのが毎年の風景になっています。

 

奈良クラブも、対策されっぱなしじゃなくって、新しい形もいくつも見せてます。

(加藤徹也の攻撃参加、DFーMF間のコンパクト化など)

 

シーズン終了時は、いまとは相当違う形で戦ってると思うので

「対策の壁」をどう乗り越えるのか、楽しみに見守りましょう。

 

フィニッシュの質

永遠に上がらないです。

ゴール期待値は0.98。

0.98点取れるチャンスを作って1点取ったので、期待値の通りです。

(相手は期待値0.93→得点1:こちらも期待値通り)

 

確かに、いいストライカーを取れれば、順位は大きく上がります。

 

サッカー選手ではフォワードが一番高いし、

夏の移籍期間でも、出番が少なくて取れそうな選手には

オファーが集中します。

 

いまの予算で、浅川・酒井達磨以上のフォワードは取れないし、

(売上を増やして)予算を増やすか、

”チャンスの”質と量を増やして、おなじフィニッシュの質で

多くの点を取れるようにするか。どちらかです。

 

セットプレーのキッカー

敵陣で、良い位置でFKを獲得。

右利きと左利きを並べて相手を攪乱する様子…最近見てない気が。気のせい?

 

そもそも、右利き、左利きの両方が試合に出てないと、出来ない。

今日だと、可児→寺村(どちらも右)。やりたくてもできない。

 

寺島はるひは左利き。

左利きでいいクロスを上げるので、攻撃用のオプションとしては重要です。

攻守とも(特に守備の)プレーがかなり厳しいので、

嫁阪の位置に入れたと予想。

 

この位置での起用、2年前に何度かやってます(本職は左SB、CB)。

 

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