↑前半戦のレビュー
得点(1-0)
いわての基本戦術は
・相手にボールを持たせる(奈良クラブのボール保持率は58%)
・カウンター/ショートカウンター狙い
・前線のFW3枚でプレッシャーをかける
前後半、プレスのかけ方が違うけど基本的に同じ。
今の奈良クラブ(アルナウ不在)には正攻法です。
この時間帯、いわてのトランジション(攻守切り替えとポジション修正)が遅く、
プレーが続くと、強度が落ちていく(11:20くらいから見直してください)。
奈良クラブ側のパスが続くと、人が重なって間隔がバラバラになって
前パスが通る状態になる。
プレッシャーがかかってない状態で伊勢が縦パス。
相手DFの統率は、左CB田代(4バックの場合:3バックだったかも)が
やってるんだけど少し前からインターセプト狙いで前に上がってる。
宗太朗に田代がプレスをかけて、フリックした時点でゴール正面が空いた。
嫁阪は受けて蹴るだけ。
(嫁阪翔太コメント)
フリーだったので決めるだけでしたが、自分で言うのもなんですけど、よく落ち着いてキレイに決めることができたなと思います。
【公式】岩手vs奈良の選手コメント(明治安田生命J3リーグ第20節:2023年7月29日):Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
奈良クラブは、トランジションとポジション取りはリーグ1、2のレベルで
守備強度もトップ5に入ってる。
どれも意識付けの問題なので、監督の考え方と浸透でできる。
(スターがいないのに上位に入ってるのは、こういうことだ)
暑さはあるだろうけど(18時開始、気温30℃)
開始10分強、疲れる時間帯でも集中力が切れる時間帯でもない。
いわては陣形を切り替える時間帯だったのかもしれない。
少なくとも、昇格する(できる)チームのプレーではなかった。
失点(1-1)
(いわてMF 藤村怜)
--自身のサイドチェンジがゴールにつながった。
奈良のSBの裏が空くというのは分かっていたので、練習でも意識してやってきた形でした。一度中央に相手を引きつけて、サイドに入れるというのは狙っていた形でした。
(いわてMF オタボー・ケネス)
--ゴールシーンを振り返って。
練習からずっとあの形はやってきていたし、試合でその形が出て、ゴールを決めることができてうれしいです。藤村 怜選手からすごく良いボールが来たので、藤村選手に感謝したいです。これまで決定機で決め切れないこともあったので、落ち着いて決められたことも良かったと思います。
いまの陣形だと、SBの裏を狙われるのは仕方がない。
今回は「あまり見ない」かわされ方。
弾むボールで相手FWに体を入れ替えられ、クリアしようとしてミス。
相手FWがキーパーと1:1で落ち着いて決める。
岩手の途中出場2枚(9オリヴェイラ、80ケネス)とも
うちのDFで対処できるレベルじゃかったけど
せめて時間を稼いでくれれば、鈴木大誠のスライディングが間に合ってた
あと都並のクリア。足がもう少し長ければ、相手の足を蹴ってPK。
感想
— th (@yikc3760) 2023年8月4日
前半は圧倒、後半は押し込まれてたと思ってたけど、
試合を通じたらほぼ互角だった。後半ATのピンチを除くと。
— th (@yikc3760) 2023年8月4日
GK岡田は左サイドのロングフィードが中心。
ターゲットは山本宗太朗。
— th (@yikc3760) 2023年8月4日
中島賢星がかみ合ってきた。
うちは、フィットするまで試合で使わないことが多いのに
賢星は最初から「使いながら慣らす」だった。
いままで相当我慢した。
なぜ各チームで重用されてたか、よく分かる。
中盤でゲームメイクができる選手、攻撃の起点。
出場55分でパス47本は相当多い。
今の運動量だと60分が上限だと思うので、
交代するまでに点を取れるだけ取りたい。
いわてのトランジションがいつ修正されたかは分かりません。
(後半開始時には直ってた:もう1周見れば分かっただろう)
今週から簡略版(=手抜き運用)
旅行に行ってきました。奈良クラブは最後に出てきます。
メダリストには祝福の拍手を:水球男子決勝(ハンガリーvsギリシャ)、世界水泳福岡2023(231) - Suicaどっとinfo
国際大会のゴールドメダルマッチを見た直後なので
国内のリーグ戦に興味があまり起きず。
一回目の視聴は、なんとなく見てなんとなく終わっていきました。
(奈良クラブの問題ではない)
シーズンが半分おわり、自チームの実力も現実的な目標も見えてきました。
リーグ中位だと「その試合を楽しむ」以外に楽しみがなくて
だんだんと見所が少なくなる。
そうでなくても、夏場の試合は面白くない。
奈良クラブは強度が命。個人の能力には限界があるので
守備の集中力が落ちると、失点が増える。
チーム成績も経営面の成績も、予想値の上限近くに来てるみたい。
これを2~3年続ければ、J2昇格できる規模になります。
個人的には、急成長より安定成長で進んでほしい。
8月に入り、奈良クラブの移籍ウィンドも開いたみたい。
(本当の移籍ウィンド:7月21日~8月18日)
関西リーグ2部→JFL→キャプテン→J3って、なかなか見ないシンデレラストーリーだ。
即戦力というよりは来期以降の戦力として、と予想。
参考リンク